『もう一度微笑みを』

プレイヤーキャラクター
フィオナ=ヴェルデ スカウト2/ジャーヘッド1/ヴァルキリー1
積層都市アンデレのガラクタ市で売られていた水色の髪のヴァルキリー。全ての記憶と感情を失っていた。何故かギアス装備を持っている
ガーブ ホワイトメイジ1/ウィザード1/ダークワン1
色々と残念なブタ野郎(オーガ)。罵られたり踏まれると興奮するどM
ルクス ブラックマジシャン1/エレメンタラー1/アルフ2
追放アルフの常で、記憶を失ったまま放浪すること300年以上のエクスカリバー
ヴァルム=アイス ソーサラー2/ウィザード2
21歳のほんのりお姉さん。マッカラムの助手。天然
ゴーロ ファイター1/ゾルダート3
射撃戦に長けたゾルダート。過去の戦いで古傷を負い、今は戦いを疎う。無口ガイ

オープニングフェイズ
ミドルフェイズ
クライマックスフェイズ
エンディングフェイズ
●今回予告
 もう一度微笑みを。
 失った心を取り戻す為。
 少年が見つけた機械乙女は、笑い方も泣き方も忘れていた。

 もう一度微笑みを。
 思い出を分かち合う為に。
 激しい吹雪が吹き荒れたあの日−。
 少年は旅立ってしまった。

 もう一度微笑みを。
 そして歳月は巡り、何度目かの冬。
 あの日と同じく激しい吹雪が吹いていた。
 そして少年は帰ってくる。

 アルシャードFF『もう一度微笑みを』

 もう一度微笑みを。
 凍てつく心を溶かして欲しいから、もう一度だけ、微笑んで−
●シナリオハンドアウト
フィオナ=ヴェルデ
コネクション:フリオ=アーベル 関係:保護者

 数年前、君は殆ど機能を停止し、積層都市アンデレのガラクタ市で売られていた。
 そんな君を引き取り、修理してくれたのがフリオだった。そして笑顔を、涙を君に教えてくれたのはフリオだ。
 だが、彼はもういない。あの日、君を残して旅立ってから…
ガーブ
コネクション:ハワード=マッキンタイヤ 関係:師匠

 君はアカデミーのウィザードである。マッキンタイヤ師によれば帝國北部の積層都市、アンデレの周辺で精霊力が乱れているという。
 君は現地に赴いた。何か悪いことの前触れでは?そんな予感が胸をよぎる。異変を見逃すまいと、現地でレポートを纏めている。
ルクス
コネクション:"青の"シェルリィ 関係:同志

 君は奈落と戦う組織、エクスカリバーの一員である。君はエレメンタラーの少年と共同である村に発生した奈落を封じる手はずだった。
 しかし、其処で見たものは全てが凍りついた世界だった。君の報告を受けたシェルリィは言う。「あのエレメンタラーは危険だ」と。
ヴァルム=アイス
コネクション:"歩く迷惑"マッカラム 関係:師匠

 君はマッカラムの元で助手をしている。彼の助手は大変だ。近所の苦情やら日々の生活の世話は君が一手に引き受けている。
 有体に言えばマッカラムは君がいないと駄目なのだ。数年前、壊れたヴァルキリーが運ばれてきた時も、君が一番面倒を見てやったのだ。
ゴーロ
コネクション:部隊の同類 関係:同行者

 君は帝國北部の積層都市、アンデレ周辺で任務についていた。大した事の無い任務だったが、帰還する途中猛烈な吹雪に襲われてしまった。
 視界は奪われ、部隊の何人かも凍傷に掛かっている。何とかアンデレに辿りつく事ができたが、仲間達は衰弱しきっている。

◆オープニングフェイズ

■シーン1 〜過去、あるガラクタ市で〜 シーンプレイヤー:ヴァルキリー(フィオナ)
 コレは数年前の冬のこと。君が感情を取り戻す前の記憶。あの時、君は殆どの機能が停止し、アンデレのガラクタ市に売られていた。  その少年、フリオは興味深そうに君を見つめていた。
GM さて、まずはヴァルキリーのシーンです。時間軸は数年前の事だ
ヴァルキリー 「……」市に並んでおる。
フリオ 「…(じー」興味心身の目で君を見てますね
ヴァルキリー ぼーーっと見つめ返す。まだ瞳は動く…ようだ
フリオ 「うわ、動いた!?」慌てて飛びのき
ヴァルキリー 「(驚かせてすいませんでする…だめだ、話すこともできない)」
おっちゃん 「そりゃ坊主の気のせいだろ。どっかの物好きが貰うかと思ったんだが…欲しけりゃ持ってって良いぜ」お店のおっちゃんは苦笑いしつつそう言い
フリオ 「え、ホント?」ぱぁっと表情を輝かせ…
ヴァルキリー 「(かわいい、なぁ…かわいい?)」
GM 自問を続ける君はそのままよっこいしょっとフリオに背負われて店を出て行く…ここで一端シーンを切ります
ヴァルキリー はーい
 あの時のフリオの表情は、とても眩しく思えた。あんな風に笑えたらいいな、そう思った。
 しかし、もうフリオはない。君を残して旅立ってしまった…
■シーン2 〜冬の想い出〜 シーンプレイヤー:ヴァルム
 それは数年前の冬の日のこと。
 その日も君は、マッカラムの実験に付き合っていた。通算55回目の実験は…やはり失敗した。
 爆発&炎上する研究所…君達は研究資材だけ持って辛うじて脱出に成功していた…何時もの事である
GM 続いてヴァルムさんのシーンだ。時間軸は先程のシーンとほぼ一緒
ヴァルム 「こほん、けほけほ。。。マッカラム様だいじょうぶですかぁ〜〜〜?」
マッカラム 「おお、もちのろんじゃ。ヴァルム、お前も生きておったかぁ」資料を抱えたままカッカッカッと
ヴァルム 「まだまだ55回程度では死ねませんよぉ〜(ころころ」
マッカラム 「それでこそわしの助手。しかし景気良く燃えたのう…」
ヴァルム 「また作り直せばいいじゃないですか(のほほん」
GM と、君達が燃え盛る研究所を見ておりますと
少年の声 「ちょっと、お願いがあるんだ!しかし重いなぁ」と後ろから声が
ヴァルム 「?」
GM 振り向いた先には見覚えのある少年…確かフリオという名前の子がいます。その背中にはぼろぼろのヴァルキリーを背負ってます。傍目にもぶっ壊れててもう駄目なんじゃないの?ぶっちゃけ粗大ゴミみたいな感じの…
ヴァルキリー 「(重いのは仕方ないのでーゴザイマスー)」
ヴァルム 「ヴァルキリーですか?わぁ!」
フリオ 「あー、又燃えてる」マッカラムの大爆発は日常茶飯事なんであんまり驚いてません(笑
ヴァルム 「あははは、景気よく燃えましたよ〜」
フリオ 「ヴァルムさんご愁傷様…あー、えぇっと…この子、直してくれないかな?」とフィオナを
フィオナ ぼっろぼろ。なぜか手に銃を固く握ったのみ
ヴァルム 「ん〜。危ないもの持ってますね。外せるでしょうか」(ぐいぐい ハンドガンを外そうとする
ヴァルキリー 「………」僅かに動く瞳だけがヴァルムを見る
ヴァルム 「ぢーーーー」
ヴァルキリー 「…」じじじぃ
ヴァルム 「ぢいいいいいいいいいい」
ヴァルキリー これは私の!と銃は握ったまま
ヴァルム 「うぅーん、取れません」
ヴァルキリー 「…」じじじじじじ
ヴァルム 「ま、この娘のものでしょうし無理に取る必要もないですね(ぱ」
マッカラム 「ま、ばらせば外れるじゃろ。修理じゃな、任せておけ少年、ワシに不可能は…なぁい」
ヴァルキリー 「………」
ヴァルム 「おーし、張り切って直しますよっ!」
マッカラム 「とりあえずこんな事もあろうかと地下に第56代目の研究所がある。そこに運び込むぞい…む、重い…ぐぇ」
フィオナ 「(ぐぇ、とはしつれーなー)」
ヴァルム 「あ、ご主人様!待って!!この娘に名前をつけてあげないと……」
フリオ 「…名前?」はたっと気が着いたように…
ヴァルム 「そうそう。何かいいの思いつくかな?」
フリオ 「…そう…だね」少し考え込み「…フィオナ…そう、フィオナでどうかな?」
ヴァルキリー 「(…フィオナ?私はフィオナというのでーすかー…)」
ヴァルム 「ぢーーーー」
ヴァルキリー
フィオナ
見つめ返す。ちょっと瞳を大きく見開いたかも
ヴァルム 「うん、いい名前ですね(にぱっ。この子も気に入ったようですよ。じゃ、運び込むの手伝ってくださいね〜。私とご主人様では大変なので」
フリオ 「うん」元気良く頷き…そして…数日後…
フィオナ とんてんかん
GM と…なんと恐ろしい事に君の師匠、マッカラムは粗大ゴミ寸前だったヴァルキリー、フィオナを直してしまいます…天才と何かは紙一重っていうか越えている…つくづく君はそう感じました。
フィオナ 「おかげさまで直ったようです。お礼の言葉をメモリーから呼び出します。元気イッパイダゼ」
マッカラム 「ふぅむ…どうにか直ったようじゃが、まだなんとなく感情が硬いかのう」ぐにーっとフィオナの頬を
ヴァルム 「硬いですねぇ」いっしょにぐにーっとフィオナのホッペを引っ張る
マッカラム 「言語機能に難在りじゃのう…ふむ…笑うことも出来んのか?まぁ、大きく感情が動くことがあれば直るじゃろ」
フィオナ 「冷たい頬です。あまり触ってもいキモチイイもんじゃござんせ…笑う?」首コテ、としてよう
ヴァルム 「心配しなくていいですよ、じき笑えるようになります」撫で撫で
フィオナ 「笑う(…あんな風に…?)」一寸フリオの顔を思い出しつつ、こくん、と頷きます
マッカラム 「ワシは天才じゃあああ、うは、うは、うわーはっはっは」
ヴァルム 「ほほ、ほほほほほほほほほほほほほほ」
フィオナ 「あんがとーです、天才。お礼に肩をおもみしましょう」めきめきめき
マッカラム 「ぎゃあああああああ」
ヴァルム 「きゃぁ〜〜!!ご主人様」
GM はい、ではグダグダになってきましたし一端シーンを切りますよー(苦笑
フィオナ
ヴァルム
はーい(笑
 それから暫く、君はフリオと共にフィオナの笑顔を取り戻す為にリハビリに励んだ。不器用な二人を見守る事は、君にとっても楽しい日々だった。
 だが、あんな形で別れがやってくるなんて、その時の君には思いも寄らなかったのだ。
■シーン3 〜精霊の暴走〜 シーンプレイヤー:ガーブ
 アンデレ周辺の荒野。マッキンタイヤ師の言葉通り、そこでは精霊力の均衡が乱れ、異常な気象現象が頻発していた。
 冬だというのに、暖かな空気が満たされている。それに誘われて地中で冬眠していた小動物が這い出てくる。
 何か、とんでもない事が起こる前触れに違いなかった。
GM さて、お次はガーブさんのシーンです
ガーブ 「おぉ、うららかな日差しバンザイ!この気温なら裸で出ても春だから。という理由で捕まる事もなさそうだ」
登場第一声がそれかいΣ
GM あー…君が観察(?)していると…地中から出てきたリスが…身体を痙攣させ…その身体が膨張し…ごぼぉっと翼が…
ガーブ 「……しかし、マッキンタイヤ師も分かってない。引きこもりは最強の自衛手段であるということをなんで分かってくれないんだ……ってなにこれ怖い」超後ずさって物陰に隠れますが
GM 何が起こってるのか【理知】判定どうぞ。目標値は8
ガーブ 豚センサー(ころころ)9
GM 名前は兎も角おめでとう。これは…精霊の【契約】ですね。
君が驚いている間にも冬眠から目覚めた他の小動物や昆虫達が次々と"契約"し、その姿を変えていく。さらに先程までの暖かい空気が急変…雪がちらつき始めます…
ガーブ 「ひ、ひぃいぃぃ!ワシは美少女に踏まれ殺されるまでは死ねないんじゃー!」メタボダッシュでさっさとこの場から逃げよう
GM あい、すたこらさっさと逃げる君の耳に
少年の声 「行くよ、皆…奈落を滅ぼす為に…」という声が
ガーブ 「(ち、男かよ……)」ちらりとそちらに顔を向けよう
GM 声の方には、1人の冷たい目をした少年がいます
その少年に率いられ、猛烈な吹雪と共に無数の軍勢となって積層都市、アンデレに向かっていきます…ちらついていた雪は…今やその勢いをどんどん増している。このままここにいたら凍死してしまう
ガーブ よし、仕方無いアンデレに向かおう。美少女の困ってるところに現れ、その美少女に踏んでもらおう
GM ではここでシーンアウト。【クエスト:精霊の暴走を止めてアンデレ在住の美少女に感謝して貰い踏んでもらう】を貴方に差し上げます
ガーブ ヤッタネ!絶対叶いそうにない!
■シーン4 〜吹雪の行軍〜 シーンプレイヤー:ゴーロ
 視界が白一面となり、全てが凍っていく−。
 猛烈な吹雪に囲まれ、君の部隊は多くの凍傷者を出している。なんとか、積層都市アンデレへ辿りついた。
 リアクターのお陰で暖が取れるはずだったのだが、あまりの冷気に、都市の中でも少しはマシな位にしかなっていない。
GM お待たせゴーロちゃん。貴方は極寒のアンデレからのスタートです。
ゴーロ 「………」吹雪を避けるように低い姿勢で行軍
部隊の兵士A 「うぅ…さっ寒い…」
ゴーロ ちらりと見る
部隊の兵士B 「俺…だんだん眠くなって…zzz」かくんっと…
ゴーロ 肘で小突く
部隊の兵士B 「っは」
ゴーロ 「……」眉をひそめ、周囲を見回す。空き家でもないものだろうか
GM うむ、そうやって君が困っていると
老人の声 「しっかりせい!今助けてやるぞい」背の低い老人がいますね
ゴーロ 「…!」
GM 帝國人なら知ってるだろうな…有名人だし…マッカラムというマッドサイエンティストですね。通称"歩く迷惑"
ゴーロ 微妙そうな顔をする
マッカラム 「なんじゃその顔は…まぁええ。この先の孤児院を臨時の避難所にしておる。おぬし達、凍死したくなかったらとっとと来るんじゃ」
ゴーロ 「………」全員に合図をし、マッカラムに続く
GM うい、君の合図に従い部隊はのろのろと行軍を始める。
ゴーロ 集団の先頭を歩きます。少しでも風を防げるように
兵士A 「ゴロー、すまん」
ゴーロ 口角を上げてうなずく
兵士B 「ね、眠い…」どさぁっと
ゴーロ 無言でBの肩をかつぐ
GM はい、誰も欠ける事無く緊急の避難場所に辿り着きますね。君はそこで、寒さに凍える人々を目の当たりにする
ゴーロ 「………」
マッカラム 「とりあえずこれを」そう言って君達にぼろぼろの毛布をくれます
ゴーロ 毛布を受け取り、仲間たちに配分する。そして、厳しい目で異常なほどの外の吹雪を見つめ
GM では、一端シーンを切ります。ここで【クエスト:吹雪から人々を守る】を貴方に差し上げます
ゴーロ ういー
このまま放っておいたら、この積層都市が凍りついてしまいかねない。街の人々や同僚の為にも何とかせねば−
気が着くと無意識のうちに古傷のあたりをなぞっていた
■シーン5 〜死すら凍りついた地で〜 シーンプレイヤー:ルクス
 あの日、君はエレメンタラーの少年と協力し、リアクターの暴走によって発生した奈落を封印する手はずだった。
 しかし、君がその村に到着すると、奈落はおろか全てが凍りついていた。
GM OP最後はルクスのシーンです。君はエクスカリバーからの指令によりこの村にやってきた所からのスタートです
ルクス 「…これは?」 目を細めていぶかしむ
GM うむ…そんな君の前にさく…さく…と雪を踏みしめて一人の少年がやってくる。協力するはずだったエレメンタラーの少年だろう
少年 「遅かったね、奈落はもう封じたよ」彼の背後には見渡す限りに幾つもの氷の柱が立っている
ルクス 「村はどうしたのですか?奈落だけを滅ぼせば良いはずです」
少年 「…奈落ごと封じたよ」当然のように「彼らも奈落に冒されている可能性があった…」
ルクス 「可能性ですか?」
少年 「そうだ…奈落は許しちゃいけない…」
ルクス 「では確認が必要ですね」 少年からはなれて、人々が閉じ込められている氷柱へと向かいます
GM ぬいぐるみを抱えた幼い少女、雪合戦でもしようとしたのか投球ポーズの少年、雪かき用のシャベルを持った青年…
その他様々な人々が全て…日常の営みを行おうとしたまま凍り付いている
ルクス 本当に奈落に侵されていたのかどうか確認できますか?【知覚】判定とかで
GM どうぞ
ルクス (ころころ)9 低い…
GM それだと確信はもてないけど君の感覚では…普通の人々だ
ルクス 「見るところ、奈落には侵されていないようですが?」振り返って少年に問う「彼らを解放してください」
少年 「解放?」首を傾げ「既に凍死しているよ」
ルクス 「もう閉じ込めている必要はないでしょう」
少年 「だからといって出す必要もない…そんな時間は無いんだ。世界はこの時にも奈落に侵食されている」
ルクス なんとか解放できないかどうか調べます
GM 炎の術でこの少年の達成値を上回ることが出来れば或いは…
ルクス 炎の術は無いですね。あるのは天からの光条(ピンポイントレーザー)だけです
GM 溶ける溶けるΣ 光になっちゃう
少年 「僕は行くよ…次の使命がある」呆れるでもなく笑うでもなく背を向け
ルクス 「奈落を滅ぼすのは何のためですか?」 少年に問う
少年 「世界の意思」
ルクス 「奈落とともに人々も滅ぼしていては、目的を逸脱しています。そんな方法は認められません」言い放ちます
少年 「…見解の相違だね…悪いけどに付き合うつもりは無いよ…」それだけ言ってさく…さく…さく…と雪を踏みしめ
ルクス 「行った先でも同じ方法を取るのであれば、あなたを止めざるを得ない」
少年 一度足を止め「…邪魔をするなら、凍らせるよ」それだけ言って完全に去ってしまいます。と…ここで、ぽとっと君の前に一枚のコインが
ルクス ふい、と空を見上げて
GM 空には一羽の烏。エクスカリバーの物でしょう。
ルクス ではコインを拾いながら進みましょう
GM あい、するとコインからシェルリィの立体映像が浮かび上がります
シェルリィ 「古き同胞よ…首尾は以下に?」と尋ねてきます
ルクス 「同志、シェルリィよ…」
シェルリィ 「顔色が優れないようだが…どうした?」
ルクス 少年のやり方と、現状を報告します
GM 君の報告を聞いたシェルリィは少し考え込みます
ルクス 「奈落を滅ぼすのは、世界と人々を救うためのはず」
シェルリィ 「その通りじゃ」
ルクス 「やはりそう思われますか、同志シェルリィ」
シェルリィ 「そのエレメンタラー…危険すぎる」暫し瞑目し「どうやら積層都市アンデレに向かっているようだ。行ってくれるか」と告げます
ルクス こくりと頷き「彼は放置できません」
シェルリィ 「頼む…嫌な予感がするのじゃ」という辺りで一端シーンを切ります。ここで【クエスト:アンデレを護る】を貴方に差し上げます
ルクス 拝領

◆ミドルフェイズ

■シーン1 〜過去、旅立ったフリオ〜 シーンプレイヤー:フィオナ&ヴァルム
 フリオの旅立ちを、孤児院の子供達や下層ブロックの人々、皆が祝福していた。
 奨学生として、帝都グラズヘイムの学校に入学する事が決まったのだ。
 フリオは、君を残して旅立つ事になった。
GM ここからミドルフェイズに入ります。最初はフィオナとヴァルムのシーン。フリオが帝都に旅立つ日の事です
ヴァルム 「ほら、笑って笑って」ぐにーっとフィオナを
フィオナ 「…なかなかうまくいかないですね」まだ淡々とむにーっと引っ張られ
ヴァルム 「フリオ君の旅立ちなんですからっ」
フリオ 「駄目ですよヴァルムさん、フィオナを苛めちゃ」見送りの人々の対応がひと段落したフリオが苦笑しながらやってきます
ヴァルム 「苛めてない苛めてない(ふるふる」
フィオナ 「フリオ。行ってしまうのですね。…さ、さびしくなんかなんだから! でございます」
フリオ 「はは、そうか」なでなで
フィオナ 「…」なんかほへーとなってなで返す「頑張ってきやがれです」
フリオ 「うん、頑張ってくる」ぐっとガッツポーズをとり「じゃあ、僕は行くよ。皆、元気で」ここでフィオナの正面に立ち…じっと君を見つめ
フィオナ 「………」じーと見つめ返す
フリオ 「大丈夫だよ…三年…いや、もっと掛かるかな?でも、そんなのすぐだよ。必ず帰ってくるから」にこーっとあの笑みを浮かべ
フィオナ 「私の眠っていた時間に比べれば本当にすぐですね。…ぁ…」笑みを見て目を見開く。こんな風に笑いたいのだ
ヴァルム 「フリオ君なら2年ちょっとで帰って来れますよ(ムフー」
フリオ 「ははは」ヴァルムさんの言葉に照れ臭そうにぽりぽりしてから「フィオナ、皆の事よろしくね」
フィオナ 「心配しないで勉強しっかりでございますですぞ」がしがし。表情はむっつーとしつつちょっと荒っぽく撫でつけ
GM フリオは愛しげにそんな君を見つめてから一つ頷き
フリオ 「じゃあ、僕は行くね」そう言ってバスに乗り込みます
フィオナ 「………あ…………?」ん、じゃあ見えなくなった時、表情は変わらないけど、つ、と涙が零れる
ヴァルム 「ぉ…」
フィオナ 「何?」
ヴァルム 「一歩前進」どーんとフィオナを叩いて
 君はその時、涙を流した。それがきっかけになって今では笑うことも出来るようになった。
 でも…
 フリオは…帰ってこない。
フィオナ 「フリオ…」
GM ここで【クエスト:フリオと再開する】を貴方達2人に差し上げます
■シーン2 〜精霊達の襲撃〜 シーンプレイヤー:マスターシーン
GM ここでマスターシーンが一つ入ります。
−積層都市アンデレ守備隊・見張り部屋−
守備隊兵士 「ぶるるっ、しかし今日はやけに冷えるな」はーっはーっと顔に当てた手に息を吹き付けつつ
彼の名はジョーン、今年で27歳になる守備隊の兵士だ。美人の妻と3歳になる可愛い盛りの娘がいて、そろそろ任務が終わるので、娘の好きな砂糖菓子を買ってやろうと思っている。
ジョーン 「ん?なんだありゃ…」双眼鏡を覗き込み…彼は"群れ"に気付く「ま、まずいぞ!敵襲!敵襲ーっ」
けたたましい警報が鳴り響き「繰り返す、これは演習ではない。繰り返す、コレは演習ではない」、守備隊が現れ、アンデレに近づく"群れ"と交戦を開始…だが…
少年 「どいてよ。邪魔だから」と、"群れ"を率いる少年がここで【イーヴァルディ】を使用。手を一振りすると…異常な冷気が兵士達を凍てつかせる。
ジョーン 「うわあぁああああああっ!お、俺の手が凍って…エレナ、ミザリー」
パニックを起こす兵士達を津波のような"群れ"が包み込み…こうして反撃一つ許されず、屈強を誇った積層都市アンデレ守備隊は…壊滅した。
少年エレメンタラーを先等に"群れ"は最下層のリアクターブロックに辿りつく。少年の目の前にそびえるのはこの街を支える巨大なリアクター。
少年 「リアクター。奈落を生み出す元凶…」少年がリアクターに手をかざすと、途端にリアクターは凍り付き、街の灯が消えていく。
■シーン3 〜吹雪と共に蘇る記憶〜 シーンプレイヤー:ヴァルム
 激しい吹雪に包まれたアンデレ。君はマッカラムと共に寒さに倒れた人々を孤児院に運んでいる。
 孤児院は古くて不便だが何とか使えるストーブがある為、臨時の避難所になっている。
 大勢の人々が身を寄せ合って寒さに耐えていた。
GM では次のシーン。場所は緊急避難所になっている孤児院、時間軸はOPでゴーロが孤児院に着いてから少しという所です。フィオナ、ゴーロは自動登場ね
フィオナ 寒くて大変なようだ
ヴァルム 「はい、皆さんスープが出来ましたよぉ〜〜〜〜」
ゴーロ 同僚達にスープを渡す
兵士A 「…ゴーロ、俺も手伝ってやれれば」彼の手は酷い凍傷だ
ゴーロ 「……」無言で、Aにスープを飲ませる
ヴァルム 「悪いわね、手伝ってもらって。あ、これ、握ってて」懐炉をAの手の中にしっかりと握りこませるようにする
兵士A 「すまない…」
フィオナ 「お役に立てれば幸いです」
ゴーロ ヴァルムに軽く頭を下げる
ヴァルム 指を立てて「どんまい!」
ゴーロ 苦笑する
フィオナ 「………ムクチ、なのでございますね」では固くなりつつも口元に笑みを浮かべ頷く
ルクス ここで私も出よう(ころころ)登場判定は成功。ざっざっざっと雪を踏んで都市の中に入って行きます。

「なんという有様だろう…」
ガーブ ガチガチに震えながらブタも登場しよう(ころころ)こっちも成功
ヴァルム 「あら、ガーヴさんご無沙汰。はいスープ」
ガーブ 「お、キキキキキミは!中々見所のある美少女Aじゃないか」
ヴァルム 「はいはい、ゴチソウサマ」
ゴーロ ブタを、あれなんだろーなーって目で見てからて立ち上がり、外を見る
GM 外は吹雪の様相を呈しているね
フィオナ 「まだ避難活動の必要がありそうです」では外に繰り出そうか
ヴァルム 「お願いね」
ゴーロ では、フィオナに続いて外に出る
ルクス ここで合流しましょうか。「…そこにおられるはゴーロではないですか。貴方も『少年』を追って?」
※補足
先程のヴァルムのガーブに対する挨拶やルクスがゴーロが見知っているのは理由があります。
通常のシナリオでは1→2→3という様にPC間コネクションを結ぶ為、PCCであるヴァルムがPCAであるガーブを知っていたりする事は無いのですが、このシナリオはやや特殊で
@フィオナ→Cヴァルム→Aガーブ→Bルクス→Dゴーロ→@フィオナという形でコネクションを結んでいるのです
ゴーロ 「…」ルクスに頷く
GM ふむ、全員集まったね。ではここで一つイベントが起きる。突然街の灯りが消えてしまう
フィオナ 「む、暗い」
ゴーロ 「……!」
ヴァルム 「これは…いけない!!」
GM 帝国に住み、カバラに馴染み深い者なら分かる。リアクターーの出力が安定していないようだ。現状では最悪の事態…孤児院に逃れていた市民達も騒ぎ始めますね
ルクス 「リアクターが不安定なようですね。もう時間が少ない」
ヴァルム 「はーい、皆さん落ち着いてくださいね〜」動揺している市民の皆さんに
ガーブ 「まぁ、このボクに任せたまえ」ムーンライトを使用します。まさか使う日がくるとは
フィオナ
GM やるな…では、ガーブの魔法の灯で孤児院内は照らされ、ひとまず落ち着きを見せますが…皆不安の表情を隠せませんね
ヴァルム 「ご主人様!!」
フィオナ 「避難活動を急がないといけませんのこと。」
マッカラム 「分かっておる」頷き「ヴァルム、フィオナ、街の人々を助けに行くぞい。そっちの帝国兵の兄ちゃんとアルフの嬢ちゃんも手伝ってくれ」
ゴーロ 「……」頷く
ルクス うなずいて、手を貸します
マッカラム 「後は」すーっと孤児院内を見回し、ガーブに目を留め「アザラシは…皮下脂肪で寒さを防ぐという」ぼそり
ガーブ 「ワシ、暗くて狭くて暖かいのは好きなんだけど、寒いのは嫌いなのよね……」
フィオナ 「ブタならスープにしてもうまいかと」
ガーブ 「美少女に食われるなら本望」
ヴァルム 「めっ、ガーヴさんにそんなこと言わない」ぺちんっ
フィオナ 「あうー」
ガーブ 「ブヒィ!もっとぶって!もっと踏んでくださいお願いします」
ヴァルム 「ガーヴさん、貴方のことはたたいてないわよ〜。おーい…だめだ。目が行っちゃってる」
フィオナ 「トランスしちゃってるーでございます」
GM はい、そろそろシーンを切るよ(苦笑 君達を率いて救助活動に向かおうとしたマッカラムですがここでふと振り返り…ポツリと呟く
マッカラム 「しかし、フリオが残してくれたストーブがこんな時に役立つとは」その視線の先には…こうこうと燃え続けるストーブがあった
■シーン4 〜情報収集〜 シーンプレイヤー:ルクス
GM はい、それではここで情報収集シーンです。一人一回で【理知】若しくは【幸運】判定で現在調べられます。項目は4つ

積層都市アンデレについて :難易度8
避難場所の孤児院について :難易度8
エレメンタラーの少年について :難易度11
エレメンタラーの"群れ"について :難易度10
フィオナ 財産点ルールはない、がんばらねば
ヴァルム うん
ゴーロ 孤児院について!(ころころ)12で成功
GM やるね、では

○避難場所の孤児院
・Bブロック(貧民街)に存在する孤児院
・かつて、フリオとフィオナが暮らしていた場所
・フリオが残してくれたマナではなく石炭で動く旧式のストーブがある為、緊急の避難場所となった
・石炭の残りが心許ない。補給の必要有り

という事が分かった
ガーブ アンデレについて調べます(ころころ)おお、ぎりぎり8で成功
GM ○積層都市アンデレ
・帝國北方に位置する積層都市
・リアクターの暖房によってゾーン内を暖める事により、人々の生存を可能にしている
・大雑把に分けてA、B、Cの3つのブロックに区分けされる
 Aブロック:富裕層以上が住むブロック
 Bブロック:貧民層が住むブロック
 Cブロック:資材管理用ブロック
・現在、猛烈な吹雪に加えリアクターが停止しようとしている為、危機的状況に陥っている。

  ※積層都市とは…
 上方に無限に拡大しているゾーンをぎりぎりまで有効活用する為に帝國の都市は上へ上へと積み重なっていく。
 こうして出来上がったのが帝國の象徴でもある積層都市である。
 その代表として12の積層都市が知られている
ルクス では「少年について」をいきます(ころころ)15で成功
GM ○エレメンタラーの少年
・本名フリオ=アーベル、積層都市アンデレ出身の少年
・帝都の学園で学ぶ内に奈落の存在を知り、世界を救いたいと想い、精霊ウンディーネと契約した
・シャードを持つサクセサーである。
・現在は精霊侵食が進んでおり、奈落を止める為ならどんな犠牲を払っても構わないというある種危険な存在である
フィオナ Σ侵食
ヴァルム まぁ、エレメンタラーはそうですよねー
ルクス 身につまされるなぁ…(←エレメンタラー
ヴァルム 残りの群れ、について調べてみましょう(ころころ)ひゃー、8なので分かりませんでした。ごめんなさい
フィオナ なら私が(ころころ)8
ルクス うわー
GM やっぱり分かりませんでした。では、皆調べたのでシーンを切りますが、その前に次のシーンについて説明を

情報収集で分かるとおり、この街には3つのブロックが存在します。
貴方方はこれより、3つに分かれて救出作業に入ります。
因みにこれより3シーンは個別のブロックのシーンです。他のブロックへの登場は基本的に禁止とします。

Aブロック:避難に遅れた者在り。彼らを捜す為に【知覚】判定が要求される。
Bブロック:現在誘導中。手早く誘導を行う為に【理知】判定が要求される。
Cブロック:フリオのストーブの為に沢山の石炭が必要。【体力】判定が要求される。

誰をどこに配置するのかお決め下さい 
暫し相談タイムに入る一行。結果Aブロックにガーブ、Bブロックにルクス&ヴァルム、Cブロックにフィオナ&ゴーロを配置する事に
■シーン5 〜凍りついた街(Aブロック)〜 シーンプレイヤー:ガーブ
GM ではAブロック。リアクターの出力低下により、アンデレの街は文字通り凍りついている。君は一人でも多くの救助を待つ美少女を探し出し救う為にここに着ました。
早速【知覚】判定どうぞ。目標値は11、この判定は何度でも行えますが、失敗する度に1dづつ実ダメージを受けます
ガーブ 「此処で助けられれば英雄。モテモテハァハァ」(ころころ)11ぴったりで成功
GM おぉ、やるな。では君の鋭い知覚能力によって寒さで動けなかった人々を見事に発見、救助を行うことが出来ました。
ガーブ 不思議!抱いて!という美少女殺到中という夢を見つつ、きもちわるく妄想に浸ってよう
GM (良い感じにキモイなぁ…)あー、シーンを切りますが、その前に【幸運】判定どうぞ。目標値は10
ガーブ (ころころ)又ぴったりで成功
GM えー、では現実では女性の悲鳴が聞こえますが…
ガーブ よっしゃぁあぁあぁ!!すぐさま助けに行く→ブタ格好良い→不思議!踏みたい!→ブタ、幸せ
GM <りょ、了解…/TD>
■シーン6 〜凍りついた街(Bブロック)〜 シーンプレイヤー:ルクス&ヴァルム
GM お次はBブロック。続々と孤児院に集まってくる人達をうまく誘導するのが君達の役目だね
ヴァルム 「はーいはーい、お行儀よく並んでくださいましね〜」
GM ここは【理知】判定でどうぞ。目標値は11でどちらかが成功すればOK。勿論何度でも挑戦できる点、1dの実ダメージなどの条件も同じ
ヴァルム りーちー(ころころ)11ぴったりで成功です
GM おめでとう。誘導はスムーズに行われ、たいした混乱は起きませんでした。で、君達が活躍する一方で
マッカラム 「残っているものはおらんかー!助けに来たぞい」誘導しつつ、取りこぼしが無いかマッカラムは大声を上げ
市民 「おーいこっちだ!ドアが凍って開かないんだ」
マッカラム 「良し、離れておれ。ワシの魔術で吹き飛ばす」ここでフレイムマイン(ブラックマジシャンLV8の攻撃魔法)で景気良くふっ飛ばし
市民 「まさかマッカラムさんが助けに来てくれるなんて思わなかったよ」と言うようなやり取りが
ヴァルム 「流石ご主人様(キラキラキラ もとい、はーいこちらこちら〜」
ルクス ぉ、炎の使い手見っけ
GM うみ、ではシーンはここで切りますが貴方方も【幸運】判定どうぞ。目標値は10
ヴァルム
ルクス
(ころころ)成功です
GM では、貴方方も女性の悲鳴を聞きつけますね
ルクス 「悲鳴が…」聞こえた方に駆けつけます
ヴァルム 「あ、待って、わたくしも行くのですよ〜」てけてけ
■シーン7 〜凍りついた街(Cブロック)〜 シーンプレイヤー:フィオナ&ゴーロ
GM さて、ラストCブロックだ。君達は石炭を求めて資材管理のこのブロックに到着した。地図を頼りにストーブの燃料である石炭の倉庫に到着。後は持って帰るだけだね
ここでは【体力】判定。条件は前二つと同じ
フィオナ 「力技なら、お任せください」(ころころ)12で成功
GM 皆目が良いな…では、石炭を無事に孤児院に届けることに成功
フィオナ 「よっこらせ、うんとこどっこいしょ」
GM ほっと一息つけたところで悪いが君達も【幸運】判定どうぞ。目標値は10
フィオナ 「ホットコーラ」(ころころ)12 成功
ゴーロ (ころころ)8 不幸
GM ではフィオナはすぐに悲鳴を聞きつけて向かえるが、ゴーロは少し出遅れてしまいますね
フィオナ 「む、悲鳴が気になるので先にいくのです」ぶおーん いつでも:エンゼルウィングを起動し飛行状態で現地へ
ゴーロ 「…」きょろきょろ
■シーン8 〜逃げ延びてきた兵士〜 シーンプレイヤー:ルクス
女性 「うわああ!た、助けて」闇の向こうから、助けを求める声が聞こえる。見れば、帝國軍のトラックがエレメンタラーの群れに襲われている
ルクス 「あれは…」
ヴァルム 「は、はわわわわ〜!?」
フィオナ 「エレメンタラーの群れ、まてまてーでございます」
ガーブ 「ウヒャヒャヒャ、オレ、オンナ、タスケル」
フィオナ 「ブタ、はりきってます」
ガーブ 「ブヒィ、タスケル、オレ、シアワセ」
GM じゃ、じゃあ本日初の戦闘に入ろうか
VSエレメンタラーs〜遅れすぎたヒーロー〜
老人の声 「おおいー、大丈夫かー」ここで丁度マッカラムが登場します
ヴァルム 「あぁ、ご主人様!!怖かったので御座いますー!!」ご主人様に必死と抱きつく
マッカラム 「よーしよしよしよしよーし」なでなでなで
ガーブ 「おねえさーーーん!!踏んでください!!」助けたお姉さんに
フィオナ 「黙れブタ野郎でございます」ふみ
ヴァルム 「あ、それじゃ喜んじゃう」
ガーブ 「いやっほー!我々の業界ではご褒美です」踏まれながらキラキラと輝いた笑みを浮かべる
ルクス 「大丈夫ですか?」とりあえず回りはスルーして帝國兵に
帝國兵 「あ、ああ…助かった」すらっとしたスレンダーな体付きのお姉さんです。豚に戸惑いつつ礼を述べますね。ここで皆さん【理知】判定どうぞ
一同 (ころころころ〜)
GM 難易度12だったけど3人(フィオナ、ヴァルム、ゴーロ)も成功か…では、先程の精霊ですがトラックのリアクターを攻撃しようとしていたようですね
ゴーロ 「…!」
フィオナ むぅ
ヴァルム 「リアクターに反応してた…?」
帝國兵 「ああ」頷き「突然リアクターブロックがあのエレメンタラーどもに襲撃を受けたんだ。その上、妙な子供のエレメンタラーがリアクターを凍らせてしまって…とりあえず援軍を要請しここまで逃げて来たんだが…」
フィオナ 「…子どもの…」
ヴァルム 「まさか、ね……」
ゴーロ フィオナとヴァルムの反応を見る
ガーブ 「狙いは素敵なお姉さんではなかったのか、奴らの目は節穴ですな」
マッカラム 「なんじゃと」帝國兵の言葉にマッカラムガ青ざめます「リアクターが停止し、ゾーンが失われたらこんな積載都市なぞ、自重で倒壊するぞ!」
ヴァルム 「えぇー、そんな!?」
マッカラム 「しかし、外に出れば凍死するだけじゃ。こ、このままでは全員野垂れ死にじゃ」
フィオナ ふる、と首を振り「では、リアクターブロックに行かないといけませんネネ」
マッカラム 「フィオナの言う通りじゃ」マッカラムは暫し瞑目し…
フィオナ 「エエ。このままではピンチが危機です」
ルクス 「ここからリアクターに行く最短ルートを教えてください」
帝國兵 「貴兄ら正気か?どうしても行くと言うなら止めはしないが…リアクターブロックへはこの先の連絡用通路からいけるが…援軍を待つべきでは」
ヴァルム 「援軍待ってたらとまっちゃいます!!」
フィオナ 「そのたうりです」
ルクス 「先行してエレメンタラーを止めます。時間がありません。最短ルートを」
帝國兵 「…分かった」では最短ルートを事細かく教えてくれます
ゴーロ 帝国兵の肩をポン、と叩いて、先行
フィオナ 「急いでリアクターを回復しなくては。ハリーハリーハリー、ユニバース」
ガーブ 「エイユウ、ビショウジョ、モテモテ、ナル。オデ、ガンバル、フマレル、シアワセ」
マッカラム 「ヴァルム…」愛弟子である君の名を呼び
ヴァルム 「ご、ご主人様…」
マッカラム 「お主も行ってくれるか?まだ街には誰か救助を待っておるものがおるかも知れんのでわしは行けん…」
ヴァルム 「は、はい!!」
GM それでは、君達はリアクターブロックへと向かう。という所で一端シーンを切ります。
■シーン9 〜氷の世界〜 シーンプレイヤー:ヴァルム
 リアクターブロックへ続く通路。先に進むに連れ、隔壁を覆う霜が厚くなる。
 吐く息は白く、冷気は骨まで染み渡る。徐々に温度が下がっているようだ。
ヴァルム 「ん〜、ん〜、ん〜、さ、さぶい…」
ゴーロ 無言でヴァルムに、軍用コートを被せる
ヴァルム 「あ、ありがと…」
GM うむ、真っ白な息を吐きつつ進む君だがなんということだろう。行く手は分厚い氷によって閉ざされている
ヴァルム 「あわわ、これはー」
ゴーロ 氷をコンコン、と拳で叩く
GM ここでは再び【体力】判定で氷を砕いていただきます。目標値は13。何度でも挑戦できますが失敗する度に極寒の地が君達から2dづつ体力(HP)を奪います。誰か一人でも成功すればOK
フィオナ 私も参加した方が良さそうですね(ころころ)登場判定には成功
ゴーロ (ころころ…出目を見て)Σ
ルクス
GM ファンブルですねー
ヴァルム つるん
フィオナ 「むん」(ころころ)13で成功
ヴァルム 「おー」
ゴーロ 感心して目を丸くする
ヴァルム 「ふぃ、フィオナちゃん助かりました!!」
フィオナ 「フィオナパンチは破壊力、フィオナキックは…」首コテ。ビームがパンチ力だったっけ
パンチ力はチョップです…因みにビームは熱光線(※デビルマンネタ
ヴァルム 「きっくは…?」
フィオナ 「メモリーに欠損があるようデス」
ヴァルム 「あれー?しっかり直したはずなんだけどな……」
ゴーロ 肩をゆすって笑いつつ先行きを指差して、進むことを提案
フィオナ 「はい、先へすすみませう」
■シーン10 〜壊れかけた通信機〜 シーンプレイヤー:ゴーロ
 「……こ……ら……よ。……せよ…」
 何かの声が聞こえる。一瞬、凍死した兵士の亡霊かと思ったが、どうやらそうではないらしい。通信機が生きているのだ。
ゴーロ 「…!?」通信機を拾い耳を澄ませる
通信機 「こちらはゾンバルト将軍である。応答せよ」
ゴーロ 苦虫を噛み潰した顔
ガーブ (ころころ)登場判定には成功。 「気をつけろ!上から来るぞ!……つまらん」
通信機
ゾンバルト
「やっと応答したわい。貴様、官姓名を名乗れ」ガーブの声を聞いたらしく
ゴーロ つんつん、とブタの肩を叩いて通信機を差し出した
悪魔で無口を貫く男ゴーロ
ガーブ 「……えー、えーっと、通りすがりのドラグマンと申すものです」
ゾンバルト 「貴様、ふざけているのか」怒声が響き渡りますね
ガーブ 「……ワシ、軍人とか苦手なのよね。いつも捕まるほうだから」ゴーロに
ゴーロ 笑いながら、通信機を受け取る
ゾンバルト 「全くコレだから最近の若いモンは…」ぶつぶつとお説教めいたことを
ゴーロ 笑いながら、通信機を受け取る特に大事なことを喋らないようなら、ブチッとスイッチを切ろうと
ゾンバルト 「ああ、待て待て、切るんじゃないΣ」
ゴーロ 「……?」見えてるのか?という表情
ゾンバルト 「舐めるなよ、ワシのゾンバルドアイはGMに都合によいことだけなぁんでも見通すのだぁあああ」
ガーブ 「メタ発言自重」
ゾンバルト 「黙れ豚野郎!!」
ゴーロ 切るのをやめます
ゾンバルト 「で…一体何があったのだ?そちらからSOS信号が出ていたが」
ガーブ 「男には厳しいブタ男を舐めるなよ。さっさと我々のタメになる情報をキリキリ出しなさい」
ゾンバルト 「なら、どうなってるのか説明せんか。でなければ何も出来んわー」
ガーブ 「伝説の奥義『かくかくしかじか』発動。相手にこれまであったことが全て伝わる!」
ゾンバルト 「OK、伝わった。ふん、アンデレ守備隊も案外たいしたこと無いな。良かろう、今から救出に向かう。ワシが近くに来ていた事を感謝するのだぞ」自信たっぷりに
ゴーロ 溜息をついてスイッチを切る
ガーブ 「全てを見通すなら今まであった事も見通してたはず。」
GM 甘いな"GMに都合の良い事"だけ伝わる。それがゾンバルトクォリティ
ガーブ 「男には期待できん、さっさと進もう」てくてく
■シーン11 〜ゾンバルトの油断〜 シーンプレイヤー:ゾンバルト将軍(マスターシーン)
 帝國軍空中戦艦艦橋−
ゾンバルト 「積層都市を救出して手柄をあげればワシも中央に復帰できるというものよ。コレでもう辺境とはオサラバだわい。ぬは、ぬは、ぬはははははははは」
司令官席でほくそえむゾンバルト。やがて、吹雪に包まれたアンデレが見えてくる。
ゾンバルト 「こちらは最新鋭の空中戦艦。エレメンタラーなんぞに万に一つも負ける事など…ぬああああああ!」
艦内に、非常警報が鳴り響いた
ゾンバルト 「こ、こは何事Σ」慌てる彼に焦った声でオペレーターが告げる
オペレーター 「て、敵襲です!凄い数のエレメンタラーです!か、舵に取り付かれた模様!か、艦の制御が…う、うわぁあああああ」
 ゴォォォォォン…轟音と共に空中戦艦はアンデレに突き立った。奇跡的なバランスである。
■シーン12 〜新たなる危機〜 シーンプレイヤー:ルクス
 ゴルト金貨が輝き、シェルリィの幻影が現れた。普段冷静な同胞が、珍しく焦っているようだ
ルクス 「同志シェルリィ、どうしました?」
ガーブ 「ウワ、幼女キタコレ」
ルクス 「……」 ジト目
ヴァルム 「ガーヴさん、それ本物じゃないです多分」
ガーブ 「本物じゃない!?ついに2次元嫁キタってこと!?ついにワシの悲願が成就した!?」
シェルリィ 「なんじゃこの汚らわしいのは…」
ガーブ 「やばい、幼女の暴言に俺がやばい」
フィオナ げしっ
ガーブ 「しかも蹴られるなんて、此処はなんて天国ですか!」
ヴァルム 「何で喜んでるんだろうこの人……」
シェルリィ 「同胞よ…そちのつれをどうこう言うつもりは無いが…正直、これはどうかなーって思う」
ガーブ 「…ふひひ、サーセン」
ルクス 「同志よ、下らぬものに時間を費やしている場合ではありません」
シェルリィ 「おお、そうじゃった。まずいぞ古き同胞よ!」かくしかっと空中戦艦が突き刺さったことを告げ「リアクターが完全に停止すれば、空中戦艦ごとアンデレは崩壊する!!」
ルクス 「…どのくらいの時間の猶予がありますか?」
シェルリィ 「暫し待て…」何かとアクセスし「朝までは持つまい…急ぐのじゃ。恐らく、エレメンタラーの群れを統率する"頭"がおるはず。そ奴を倒せば、あの群れを統制を失うであろう。さすればリアクターを修復できる」
フィオナ 「ではエレメンタラーの”頭”を倒せば…倒せば…(どうしたのでしょう、この気持ち…不安…?)…いいのですね」
ルクス 「急ぎます。目標は『少年』。必ず止めます」
GM あい、ではここで一端シーンを切ります。貴方方にはクエスト:リアクターを復活させる】を君達に差しあげます
■シーン13 〜氷の少年〜 シーンプレイヤー:ガーブ
 アンデレ最下層リアクターブロック−
 大気すら凍てつくような冷たい世界、エレメンタラーの群れによってリアクターは凍り付いている。
 近づこうとする君の前に、エレメンタラーの少年が舞い降りる。
 それは、群れを率いていた少年だった。名は…フリオ=アーベル
ガーブ 「男には興味ないんだなぁ……美少女…いや、幼女だったら良かったのに」
フィオナ 「フリオ…」
ヴァルム 「そんな…」
フリオ 「あと少しで、リアクターは完全停止する。これで奈落を生み出すこともなくなるんだ」
ゴーロ フリオへオートマグナムを突きつけます
ルクス 「その方法では犠牲が大きすぎます。同志シェルリィの指示により中止します」
フリオ 「…それが君の結論か」ルクスに「奈落を生み出すものは僕達の敵。それに加担する者も、僕達の敵だ」言い放ちます
ゴーロ 「…………」
ルクス 「残念です。強行します」
フリオ 「精霊が僕に命じる。リアクターを止めろと。奈落を封じろと」
 フリオの手に握られているのは輝く神の欠片−シャードだ
■シーン14 〜過去、あの日の思い出〜 シーンプレイヤー:フィオナ
 これは感情を失っていたときの記憶。フリオと過ごした日常の大切な記憶−。
 時間的にはまだ、フリオが帝國に行く前の頃…一緒に暮らしていた頃
 あの時、君はフリオと同じように笑えたらとずっと思っていた。
 フリオと一緒に生活を始めた君の日常のひとコマ…料理を作ろうとした時のことだ…
GM さて、クライマックスに入る前の最後のシーン。最初の時間軸はフリオと共に暮らしていた頃のことだ
フィオナ 「もうすぐ完成です、サー。ジャワカリーとバーモントカリーとゴールデンカリーとククレカリーのみっくすにて」トントントン
フリオ 「ミックスすると美味しいよね」うんうん
フィオナ 「分かっていただいて光栄」
フリオ 「折角だし、ナンにも挑戦してみようか」ふと思いついたように
フィオナ 「ナン、とはなん何でしょう」
フリオ 「カレーの本場のパンみたいなもんらしいよ…よっと」棚から小麦粉を取ろうとして同年代に比べ少し背が低い彼は爪先立ちでよたよた
フィオナ ほむ、近付く
フリオ 「フィオナ、悪いけどそっち持って」
フィオナ 「いえす、さー」
フリオ 「あ、フィオナそこじゃなくて、そっちを押さえ…あれ、うわわわわ」
フィオナ 「おおおう?」
GM バランスを崩したフリオは君を巻き込んで倒れこみ、弾みで小麦粉の袋が破れぼふっと…
フィオナ 「真っ白です」まあ、フリオの髪の粉をほろってあげよう
フリオ 「…痛てて〜、フィオナだいじょう…」と頭を上げ「ってフィオナも真っ白じゃないか。あはははは」くすぐったそうに吹いてもらいつつ
フィオナ 「…少し、愉快な姿ですね」冷静に「愉快…」
フリオ 「そうだね…後…こういう時は…」微笑ましそうに君を見て
フィオナ 「………」
フリオ 「ほらぁ、こうやって笑うんだよ」にこっと輝くような笑顔で
フィオナ 「……!!」瞳を大きく見開いて「…イエス」こくんっと頷き。別れの前だからまだ笑顔は作れないか。しかし固いもの、表情を緩める
フリオ 「かたいなー」クスクス
 久しぶりの再開だった−
 だと言うのに、フリオの表情は凍りついたように冷たかった。君と顔を合わせても、全く表情を変える事は無い。
 まるで、過去の君のように…
 フリオは笑顔を忘れてしまったのだろうか…
GM 時間軸は先程のシーンまで戻ります
フィオナ では、俯いていたのですが、ここで「違う…違う違う違う!!!私の知っているフリオは!!あんなに明るく、あんなに優しかったもの!!ぼろぼろだった私に向けていた笑顔は、そんなんじゃなかった!」
フリオ 「…」
フィオナ 「奈落を止めるって…そうまでしてしなければならないものなの!?他の人を苦しめてまで。あなたの笑顔を失くしてまで…人として大事なところを!!削ぎ落としてまで――ッ」ぐ、と涙を浮かべつつ寄る
ヴァルム 「フィオナ……」
フリオ 「邪魔するなら、凍らせるよ」機械の様な能面で…
フィオナ 「フリオッ!!!」
ヴァルム 「フリオ君、辞めてーーーッ」
フリオ 「コレは世界の意志なんだ。精霊が、シャードが僕に命じる。…リアクターを止めろ、リアクターを止めろ。リアクターを止めろ………って。だから、邪魔する者は皆凍らせる」
フィオナ 「命じられるってッ!!?なら…」ハンドガンとグレネードを壊れんばかりに握り

「ならば、戦います。この街の人々を護るために、そして――今ここにはない、あなたのために!私が憧れた――あなたの笑顔のために!!世界の意思かなんかに、あの笑顔を!!!奪わせるもんかーっ!!!」

◆クライマックスフェイズ

■シーン1 〜氷雪の舞〜 シーンプレイヤー:フィオナ
 リアクターブロックが、猛烈な冷気に覆われる。
 一瞬にして再現される、絶対零度の世界−
 大気中の水分が急速に凍りつき、キラキラとダイヤモンドダストが舞う
 魂すら凍てつきそうな冷気の中で戦いが始まる。
GM ではクライマックス。最後の戦闘に入ろうか
VSフリオ〜業界のご褒美〜
ヴァルム 「フリオ君……」
ゴーロ ブタを抱き上げて、その雄姿を称える
故ガーブ 抱えられるのか!?
ルクス 「ガーブ…」
ヴァルム 「最後に一踏みしてあげた方がよかったのかしら…」
フィオナ 「…喜ぶね、それは…」
ヴァルム 「そっか、そうよね…」
フィオナ ガーブを見て、ぎゅっと拳を握った後静かにフリオに歩いていく
GM その時君は気が付く…フリオの方が僅かに揺れるのを…
フィオナ 「ぁ…?」
GM ここで一端シーンを切ます
■シーン2 〜救われた積層都市〜 シーンプレイヤー:ゾンバルト将軍(マスターシーン)
 −積層都市上部・空中戦艦−
ゾンバルト 「なんとかならんのか」思わず頭を抱えるゾンバルト。その時、戦艦がぐらりと揺れる「ひいぃぃぃいいぃ」
オペレーター 「こ、コントロール戻りました!再浮上します!」
ゾンバルト 「た、助かった……のか?」ゾンバルトはそっと顔を上げ、安堵の息をついた

◆エンディングフェイズ

■シーン1 〜もう一度微笑みを〜 シーンプレイヤー:フィオナ
GM ここからエンディングです。まずはフィオナのシーン。肩を揺らしたフリオはそのままごろんっと仰向けになり…君を見上げます
フィオナ 「…フリ、オ…?」
フリオ 「…あれ?フィオナ…泣いてるの?笑って…よ…」
 雪の結晶が辺りをちらついている。まるでフリオを迎えに来ているように…
 −フリオの命が消える。その確信が君の胸を突いた
フィオナ 「…っばか…」ぼろぼろと「…笑い方なんて、私…そうだよ…」フリオのいままで見た笑みを精一杯真似て泣き笑いの笑みを――作る。

「もらったのに…!!なのになんで!!!なんでっ!!!こんなの。ひどいよぅ…」
フリオ 「笑ってる方が…いいね」と微笑み「ごめんね……フィオナ」
フィオナ ぶんぶんと首を振って「あなただって!笑っているほうが…いいよ!強くなくたっていい!私が守る。だから…」
フリオ 「うん…ありがとう、この街を守ってくれて…」
フィオナ 「守ってなんかいない。犠牲も出た。だから、これからなの。これから色々なことをしないと…これから、あなたも…」
フリオ 「そうだね…でも、ごめん…凄く、眠いんだ」とろとろ
フィオナ ぎゅっと、抱きしめる
フリオ 「あったかい…」と呟き「少し、眠るよ……」
 フリオは静かに目を閉じた。まるで眠っているようで、今にも目を覚ましそうにも思える。
 徐々にフリオの身体が冷たくなっていく。彼が氷の精霊に連れて行かれる。フリオが軽雪に変わっていく。
 そして、吹く風の中に彼は消えていった。
 だけど、最後に彼は笑ったような気がする。
 いや、確かに微笑んだ。
 その確信が君の胸に……ある。
フィオナ 「……………フリオ、………色々なことを教えてくれてありがとう。………私こそ…ごめんね…大好きだったよ」
■シーン2 〜かくて危機は去り〜 シーンプレイヤー:ゴーロ
 リアクターは回復し、アンデレの都市暖房設備が徐々に回復していく。ゾンバルト将軍の空中戦艦も、エレメンタラーの襲撃から解放された。
 リアクターブロックから帰ってきた君を、街の人々と部隊の同僚達が出迎えてくれた。
兵士A 「流石ゴーロ。お前のお陰で皆助かったぜ」
街の人々 「お陰で皆凍え死ぬことも無かった。あんた達はこの町を救った英雄だ」
ゴーロ 「……」軽く手を上げて応える
GM うむ、そんな風に君が歓声に包まれる中
ゾンバルト 「うおっほん!ワシはアンデレの危機に応じて救援に来たゾンバルト将軍である。安心するが良い。我が部隊の到着によって、この街は救われたのだ」

「誰も聞いてくれん…」と寂しそうな将軍がいたりしました
ゴーロ 「^^」辺りを見回して「……暖かいな」
 街に灯が戻り、人々も寒さから解放された。
 凍傷をに掛かった同僚達も、やがて回復するだろう。暫くはゆっくり休むことが出来そうだ。
 かくて、アンデレは救われたのだ。
■シーン3 〜冬の終わり〜 シーンプレイヤー:ヴァルム
 徐々に日常の後継を取り戻していく、積層都市アンデレ。
 あれだけ吹き荒れた吹雪が嘘のように晴れ渡り、この地方では珍しく青い空が広がっていた。
 長い冬の終わりを予感させた…
 させたのだが…

 どっか〜ん☆
マッカラム 「ぬぁああ!ヴァルムよ、早く来るのじゃぁ!」
 マッカラムが慌てて資料を抱え、研究室から飛び出してくる。
 こうしてマッカラムの通算155回目の実験は失敗した。
 何時ものことである。
ヴァルム 「ま、まだ155回目です!!」ふと振り返って「フリオ君…?気のせい、よね」
フィオナ あ、では出ていいかな
ヴァルム どうぞ〜
フィオナ 「どうも実験が失敗しやがりましたのです」こふ、と煙の中から
ヴァルム 「何だ、フィオナだったのね」何時の間にか【ちゃん】付けは取れてます
フィオナ 「ええ、まったく年寄りの冷や水も勘弁しやがれと、いた!」たしなめてください(ぉ
ヴァルム 「だめでしょー!!ご主人様は偉大な方です!!」ぷんすか
フィオナ てへ、と…”笑う”2人で、日常に戻っていくのです
■シーン4 〜英雄〜 シーンプレイヤー:ガーブ
 −積層都市アンデレ・墓地−  ここに一つの新しい墓が出来た
 『女性は一人一踏みしてあげると喜びます、英雄ここに眠る』と彫ってある風変わりな墓だ
 ここに眠るのはブタと呼ばれた男。本名ガーブという。
 人一倍女体に興味を持ち、歪んだ性癖を持つことアカデミー随一と謳われ、最期までその謳い文句に偽りは無かった

 その墓石を時々蹴るヴァルキリーがいて、最後に花を添えるのだが…
 それは又別のお話
■シーン5 〜世界の為に〜 シーンプレイヤー:ルクス
GM さて、このシナリオのは最後はルクスのシーンだ。シェルリィに報告するシーンだけど何か希望はある?
ルクス アンデレの、今は誰もいなくなった避難所で、コイン越しに。
GM 了解。では君の報告を受けて
シェルリィ 「良くぞ戦ってくれた。古き同胞よ」と労いの言葉をかけてくれます
ルクス 「申し訳ありません。力、及びませんでした」少し顔を伏せ気味にしています
シェルリィ 「何を申す。多くの人々がお主の働きによって救われた…胸を張れ、同胞…」
ルクス 「はい…同志シェリルよ」ふと思い出したように
シェルリィ 「なんじゃ?」
ルクス 「もし私がエレメントに呑み込まれた時には、あなた自ら引導を渡してくださいますでしょうか…」
シェルリィ 「留意しておこう」と頷くも「だが…そうはならんと信じておるよ」ふっと微笑み
ルクス 「ありがとうございます」 深々と頭を下げる
GM うい、ではシーンエンド。以上でALF『もう一度微笑みを』を終わりにしたいと思います。お疲れ様でした〜
一同 お疲れ様でした〜
おしまい

GMの独り言

 お久しぶりです。前回は8月の更新だったからおよそ3ヶ月…いやはや時が流れるのは早いし何時も同じことを言ってる気がします。三つ子の魂百までというか進歩が無いというか…

○元ネタについて

 今回の元ネタというかアルシャードSSS VOL.6『破滅の人形』に掲載されている第1弾の方です。
 アルシャードでは珍しい奈落不在でちょっと切ないストーリーのこのシナリオ、SSS掲載では一番のお気に入りです。
 堂々とネットに載せちゃってるけど…文句言われたらどうしよう(汗
 でもPLの皆さんには好評だったので第2話の方もやりたいなーと思ってます。リプレイにするかどうかまでは分かりませんが

○戦闘について

 今回の戦闘では自サバに『どどんとふ』を設置し、アリアンロッドのスクウェア戦闘ルールに近い形で戦闘を行っています。
 その際、どどんとふ作者、たいたい竹流さんには非常にお世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
 因みに戦闘自体はセッション後PL陣に聞いた所「きつかった。でもゆっけさんらしい」とのこと。バランスって難しいです  

とりあえずはこんな所でしょうか…今回はこのあたりで失礼します。それでは〜
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