『黄道拾弐星石譚…その壱:希望への道標』

※注:当シナリオはスターレジェンド基本ルールブック付属のシナリオ【蒼き星の門】をベースにしております
プレイヤーキャラクター
了司・アルバトス・鼎 リターナー1/ファイター2/ソード2
未来からやってきた時間管理局所属の男。強くて優しいナイスガイ
葛城ゆずは フォックステイル1/レジェンド3/リターナー1
20年前の世界で『時空管理局』にスカウトされた子狐。何故か関西弁を操る。外見は小学生位
イージス マシンヘッド1/ホワイトメイジ1/アルケミスト1
秘密結社ダイナストカバルのロボ子。その言動はかなり奇妙である。ある意味ロボらしいかも

オープニングフェイズ
ミドルフェイズ
クライマックスフェイズ
エンディングフェイズ
●今回予告
鉄と砂の國ジャイバ、この国に1つの宝石があった。
内に青き魚の影を宿す宝玉。
黄道壱弐星石の1つ、ビスケスと呼ばれるそれは希望の地、アスガルドへの片道切符の可能性

少女は走る。希望の地へと旅立つ為に
だが、彼女に"策士"の糸が絡みつく

アルシャードガイア、黄道壱弐星座譚…その壱…【希望への道標】

彼の地へと至れ、クエスター
●シナリオハンドアウト
了司・アルバトス・鼎
コネクション:スピネル 関係:幼子

君は疲れ果てていた。アスガルドを探す事にではない。皆がアスガルドの存在を信じてくれない事に…だ。今日も手掛かりがつかめず…次の国へと向かおうとする港で…君は彼女とであった。貴方の言葉を真っ直ぐに受け止め、信じてくれる人物に
葛城ゆずは
コネクション:高坂橙子 関係:お世話になってます

君はアスガルドを探している。そんな君に依頼がやってきた。依頼主はフォーチュンサービス社長、高坂橙子。依頼内容はスピネルと言う少女の護衛だ。彼女はビスケスという名の宝玉を求めて出て行ってしまったらしい。君は知っている…そのビスケスこそ…アスガルドへの鍵となりうることを
イージス
コネクション:アユーブ  関係:友人

君はアスガルドを探している。君の友人、アユーブはそんな君の考えを理解してくれた数少ない戦友だ。
そのアユーブから久しぶりに連絡が入った。今彼は鉄砂の国ジャイバで何やらトラブルに巻き込まれてしまったらしい

◆オープニングフェイズ

■シーン1 〜スピネルと言う少女〜 シーンプレイヤー:了司
GM では、始めたいと思います。まずは了司、君のシーンからです。舞台は某国の某港、その一角にある古ぼけた酒場…君は肩を落としています。幾ら捜し求めても君の目的…アスガルドへの手掛かりは…叉…何も見つからなかったので
了司 「はぁ〜、折角アスガルドへの手掛かり見つけたと思ったけど今回もはずれかよ。オヤジ〜、強いの一杯くれぇ」
マスター 「あんちゃん、体に悪いよ」そう言いつつマスターが出してくれたのはアフィニティという名のカクテルです
了司 「悪いな、普段ならそんなに飲まないんだけど。流石の俺様も少し酒で気分を誤魔化したいんだよ(ぐい」
マスター 「まぁ、程々にな(苦笑」
了司 「はぁ…アスガルド」
GM では、そんな飲んだくれた君に
「貴方が…了司・アルバトス・鼎?」と後ろから声が掛けられます
了司 「誰だい。ここには俺の知り合いなんて居ないかと思ったが」振り返り
GM あい、振り向けばそこにいるのは場違いなドレスを着た、鮮紅色の髪がやけに印象的な美少女です
少女 「私は…スピネル…力を…貸して欲しい。アスガルドへの手掛かり…手に入れる為」基本ルールブックのP327に載っているNPCのお一人、スピネルです
了司 「はぁ〜、お嬢さんもアスガルドを探してるのか。俺もその情報を求めてここまで来たんだが無駄足だったぜ」
スピネル 「うん…ここには…ない。でも…鉄と砂の國…ジャイバ…そこに…星石(ゾディアックストーン)…ビスケス…ある。それこそが…道標」淡々とした感じで「私…表立って…動けないから…そこまで…行けない。無関係な人…巻き込めないし」
了司 「まあ、お嬢さんの言う事はもっともだな。俺も丁度これから行き先を決めるところだ。任せておけ(にこり」
スピネル 「ありが…とう…協力…お願い…します」ぺこりと頭を下げ
了司 「…(次の行き先は鉄と砂の国か」
GM うい、ではこの辺りでシーンアウト。了司、君にはクエスト【スピネルに協力し、星石ビスケスを探す】をあげます
■シーン2 〜護衛依頼〜 シーンプレイヤー:ゆずは
GM 続いてゆずは、君のシーンです。場所は日本…地方都市N市のカラオケボックス、フォーチュンサービスの一室です
ゆずは 「カラオケやさん……きょろきょろ」
GM きょろきょろしてていいのかな、今君の目の前にいるのはフォーチュンサービスの店長高坂橙子なんだが(苦笑
高坂橙子 「ごめんなさいね、わざわざ呼び出しちゃって」今日の彼女は何時もののんびりとした雰囲気ではなくどことなく困った感じですね
ゆずは 「ああ、ええですよー。かまんといてください」にこにこ
高坂橙子 「ありがと、今日…貴方に来てもらったのは1つ、頼みたい事があるからなの」そう言って彼女は脇においていた鞄から一枚の写真を取り出します。写っているのは鮮紅色の髪が印象的な美少女
ゆずは 「おー、がいじんさんやねぇ」
高坂橙子 「ええ、この子はスピネルっていうの。記憶喪失の子で訳あって今私が保護しているんだけど…」
ゆずは 「へえ、記憶喪失……かっこええですねぇ」
高坂橙子 「格好いいかな?(苦笑。まぁ、話を戻すけど1週間ほど前に、何か…少しだけ思い出したみたいでね。飛び出しちゃったのよ…しかもどうやったのかパスポートまで仕入れたりして…海外に」
ゆずは 「か、かいがい? 今時の家では進んでるんやねぇ。21世紀おそるべしや」
高坂橙子 「いきなりだったから、こっちも吃驚してね。色々手を回して調べたんだけど…どうやら彼女、"星石(ゾディアックストーン)"ビスケスという宝玉を求めているらしいの」
ゆずは 「はぁ、その宝玉いうのんを追いかけて、海外までいかはったんですか?」
高坂橙子 「ええ。詳しい事はいえないんだけど…彼女は狙われている身でね。聞けば、あのタナトスが動いているとか…そこで、貴方に護衛して欲しいの」
ゆずは 「えぇぇぇ!? うちが護衛ですか? ま、まあええですけど、大丈夫かなぁ……」
高坂橙子 「お願いね。無理に連れ戻せ…とは言わないわ。彼女の目的が済んでから、こちらまで連れて来て貰えば結構だから」
ゆずは 「はぁ、わかりました」ぺこり「がんばらせてもらいます〜」
GM 君の答えに高坂橙子は満足げに微笑みます。この辺りでシーンを切りますね。君にはクエスト【スピネルを護衛する】をご進呈します
■シーン3 〜戦友より〜 シーンプレイヤー:イージス
GM 続いてイージスさんのシーンですが、まず回想シーンからです。数年前…は貴方の年齢(イージスはマシンヘッドで2歳)から言って無理なので1年前という事にしましょう(笑

場所は某国の戦場跡、あの日、戦争は終わりました。君達は勝利こそしましたが、そのカタルシスなどどこにもありません…記憶の中のその景色はあたり一面瓦礫ばかりの荒れ放題です
イージス 「終わった…でも…」
男性の声 「ああ…終わった…な。イージス、お前はこれからどうするんだ?」君がなんともいえない感慨にふけっているとそこに荷物をまとめた君の戦友のアユーブが声を掛けてきます
イージス 「アユーブ…これから?…わたしの…これから?」
アユーブ 「大丈夫か?」気遣わしげに
イージス 「わたしのこれからなんて…ない…わからない…」
アユーブ 「そうか…(ぽりぽり」困ったように
イージス 「この戦いのために…作られたの…だから」
アユーブ 「イージス…」
イージス 「ア、アユーブ…どうする…の?これから…」
アユーブ 「俺は…」暫く口篭ってから「どこか辺境の田舎にでも腰を落ち着けるさ…もう、戦いに出るつもりは無い」寂しげに笑い
イージス 「田舎…アユーブは…田舎に行くのね…」
アユーブ 「ああ。だからここでお別れだ。じゃあな、叉どこかで会おうぜ」にっと何処か無理のある笑いで手を差し出し
イージス 「…うん…お別れ…アユーブ、さよなら」手を握り返す
アユーブ 「最後位は笑って…な」ぐっと君の手を両手で握り俯き…ぽたっぽたっと…地面に雨が降っているわけでもないのに…
イージス 「笑って…?」聞こえない声でつぶやく…「アユーブ?」
アユーブ 「なんでもない…今日は…雨が降っているな」最後に一際強く握ってから手を離しくるっと背を向けて去っていきます

そして現在…君の元に一通の手紙が届きます。あのアユーブからですね
イージス 「あ…手紙?アユーブから?」
GM 手紙を開いてみると彼独特の何処か力強い筆記が見られますね
アユーブ
の手紙
「イージス、元気にしているか?今俺は鉄と砂ばっかの國、ジャイバで運送業みたいな事をしている。実はこっちでトラブルが起きている。星石(ゾディアックストーン)とかいう宝玉絡みなんだが、詳しい事は手紙には書けない。お前の力を借りたい」と書かれています
イージス 「星石…トラブル…力、貸そう…カナ」
GM うい、君がそう思った辺りでシーンを切りますね。ついでにクエスト【アユーブの力になる】をあげよう

◆ミドルフェイズ

■シーン4 〜鉄砂の國ジャイバ〜 シーンプレイヤー:了司
GM 了司君、あの後君達は船に揺られ現在、赤い砂によって何処までも続く紫の砂漠を抱えた國…ジャイバへと到着しました。スピネルと共に君は港に降り立った。彼女は先程から落ち着き泣く辺りを見回している。あ、他の方も気を見計らって出てきてくださいね
ゆずは 「うわ〜、外国や〜。ごっついなぁ〜〜」少し離れたとこできょろきょろ
了司 「どうした、落ち着かないのか?」
スピネル 「うん…ちょっと」と彼女が君に答えていると…
「フォーチュンサービスのお姫様!こちらで〜す!」向こうからゴーグルを着けた男がいかつい顔に笑みを浮かべて近づいてきます
了司 「…おい、色々問いただしたい事はあるがアレは何だ?」
スピネル 「えぇと…この人は…アユーブさん。昔、お世話になったんです。ここの地理に詳しい人…必要。だから、協力…頼んでました」
アユーブ 「ようこそジャイバへ。俺はアユーブ。ここいらで細々と運送業なんてしてるもんさ」スピネルに紹介されてニコニコしながら手を差し出し
了司 「…ふ〜ん。俺は了司・アルバトス・鼎だ、彼女の今回の同行者だ」手を差し出して
ゆずは ぴょこんぴょこんぴょこん「あのー、皆さんすんません〜」後ろから
了司 「!?誰だ」警戒しながら
ゆずは 「こういう人を探してるんですけど、ごぞんじないですかー?」スピネルの写真を見せてる小学生
スピネル 「あぅ…それ…わたし(びくびく」ささっと了司の背中へ
ゆずは 「わたし? ……」じーっと写真と見比べて
GM そっくりです
ゆずは 「……んと……」見比べて
GM 瓜二つです(笑 彼女は怯えて了司の背中から君を見てる
了司 「(ゆずはを)…じぃぃ」
ゆずは 「わゎゎゎ!?うゎ、ものごっついそっくりさんやんー」
スピネル びくびく、了司の袖をぎゅっと
ゆずは 「……って、ちなみにここはつっこむとこやで?」
了司 「(そこはスルーして)…どこかで逢った記憶もあるんだが、誰だ?」
ゆずは 「うちは、葛城ゆずは。高坂橙子はんから、その子の護衛に雇われましたんやで」にっこり
了司 「ああああ、変な関西弁を駆使するクエスター!!!(ぉい」
因みに省略してしまいましたが了司とゆずはには"忘却"というコネが有ります(笑
ゆずは 「えぇぇぇ!? そんな、『時空管理局』の先輩ですやん、うち? そんな言い方冷たいわぁ」
了司 「すまん、あいつは味方だ。安心してくれ」
スピネル 「そう…なの」袖から手を離し
了司 「ああ、昔ある事件で一緒した事があるんだよ」
ゆずは 「そやでー、うちは人畜無害な子狐やでー」にこにこ
了司 「まあ…人畜有害なんだが悪い奴じゃないよ(苦笑」
スピネル 「…」了司の一言に安心したのかそぅっとゆずはの前に出て「こん…にちは」ぺこ
ゆずは 「これはこれはごていねいに。よろしゅうおねがいします〜」
了司 「で、ゆずは…何の用でこんな所にきたんだ?」
ゆずは 「橙子はんがスピネルちゃん守れっていわはったんよ。どうせこの時代じゃ暇やしねぇ……」
了司 「まあ、丁度いいや。お前がいれば問題ないだろう」
スピネル 「橙子さんが…?えぇっと…怒って…た?」びくっと再び了司の後ろへ
ゆずは 「ううん、怒ってへんかったで? うちに守れって言うくらいやからちょっと心配してたけどな?」にこにこ
スピネル 「そぅ…でも後で…謝らないと…我侭…したから」
ゆずは 「そやねー、うちもいっしょに謝ってあげるから、心配いらへんで。まずはスピネルちゃんのやりたいこと、がんばろかぁ」にっこり
スピネル 「…うん」こくこく
イージス そろそろ出よう。皆のちょっと近くで…べこんっ「・・・あれ?」自販機壊してます
登場早々物を壊さないで頂きたい…(笑
GM じゃ、それにアユーブが気付いておこうか
アユーブ 「イージスじゃないか…来てくれたんだな」嬉しそうに
イージス 「あ…出てきた…コレであってるのか」ジュース拾いつつ、アユーブに気づく「あ…アユーブだ…こんにちは?」
アユーブ 「久しぶりだな…元気そうで良かった」
イージス 「アユーブ…ジュース…あげる」壊した自販機から一杯の缶をアユーブに渡そうとする
アユーブ 「あ、ああ…なんか…相変わらず微妙にずれてるな…お前は(苦笑」受け取り
イージス 「あっちは…連れ?」了司達を見て
アユーブ 「ああ、フォーチュンさーびすのお姫様とその連れらしい、今回の仕事がらみでな…手紙に書いてた悩みの種って奴さ」ウィンク1つ
イージス 「仕事…そうか」と言って「キミ達…これ、あげる」了司達にジュースを配ろう
了司 「すまないな…ってアイギスか…一年振りか?」
イージス 「アイギス…?わたし…イージス」
そうそう、アイギスでは無いよ、アイギスでは…アレは世界防衛組織ですから(笑
了司 「ああ、すまん。イージスだイージス。うんうん(笑。アユーブさん、ここだと人目もあるし移動しないか?」
アユーブ 「そうだな…確かにここじゃなんだし…じゃあこっちにきてくれ…俺のキャンピングカーがある」
ゆずは 「お、キャンピングカー。ええねぇ」スキップしながらついて行く小学生
GM 良い物ですよ。アレは(笑 とりあえずアユーブさんのそれは12Mはあろうかという巨大な奴です。なんでも元バスらしい
アユーブ 「ようこそ、俺の愛機へってな」そう言って招き入れてくれます
イージス 「キャンピングカー…これで、移動するの?」
アユーブ 「ああ、んでもって俺の家兼商売道具でも有る」
イージス 「家…お邪魔します…」乗り込む
GM 中は元が元だけに割りと広いです。君達はリビングにして有るところに案内され
アユーブ 「紅茶と珈琲、どっちが好みだ?」彼自身は厨房の奥でごそごそ
了司 「俺はコーヒーで、濃いブラックで頼む。スピネルはどうする?」
スピネル 「紅茶…で。苦いの…苦手だから」
了司 「ほいほい。お姫様は紅茶で頼む」
ゆずは 「うちはお茶でええよー。なかったらオレンジジュース」
イージス 「…どっちも…服用、不可です」ちなみに、タイプ:ヒューマン発動してるってことで
アユーブ 「あいよ〜」じゃ、了司には珈琲、ゆずはにはオレンジみたいなジュース、スピネルには紅茶が出ます。ついでにお茶菓子も出てきます。アユーブ自身は珈琲ですね「珈琲はブラックに限る」
了司 「そこについては同意だ(苦笑」
ゆずは 「んー……」オレンジ【みたいな】ジュースを見て「何やろ、これ? においがちがうんやけど……」
アユーブ 「ああ、この辺原産のよくわからんフルーツだ。毒じゃない」
イージス 「気にしちゃ…ダメ…」
スピネル 「臭い…」つつつっとゆずはから離れていき
ゆずは 「うゎ!? スピネルちゃん、何げに酷い?」
了司 「あはは、相変わらず不幸だな。ゆず」
ゆずは 「……うちは日本一不幸な少女や……」(ほろ
アユーブ 「まぁまぁ、美容にはいいらしいぜ。そのフルーツ…名前知らないけどな」ここで空咳を1ついれ「ま、とりあえず仕事の話に入ろうか」
イージス アユーブの肩を後ろからぽんぽん叩いて「…わたし…何すればいいの?」
アユーブ 「っとそういやお前にはなんも説明してなかったな(苦笑」では星石等についてかくしかっとイージスにも説明してから「俺が調べた事で今分かってるのは…」彼が言うには

・星石はオーマと言う巫女が管理している
・オーマの居場所は不明、調査の必要有り
・どうやらタナトスの勢力が"策士"という男を使って星石を狙っているらしい

だそうです
了司 「…タナトス絡みか。厄介だな」
イージス 「策士…」
了司 「イージス、知ってる奴か?」
イージス 「知らない…よ?」
スピネル 「…」ぎゅっと了司の袖を…
イージス 見よう見真似で、イージスもアユーブの袖をぎゅっ
了司 「安心しろ、何がこようが俺達がきっと君の探しものを探してやるよ」
スピネル 「…了司」こくんっと…
アユーブ 「タナトスの動きにしてもそうだが、俺も調べていない箇所や事柄が幾つかあると思う。まずは虱潰しに行くといいと思うぜ。ここのガイド兼足はやってやるからさ。流石に戦闘は実戦から離れて久しいから勘弁な」
イージス 「大丈夫…アユーブは…守るから」
アユーブ 「悪ぃな…本来なら男の俺が言うべき台詞なとこだけど」
ゆずは 「美容に良い……」じぃぃぃっとオレンジみたいなジュースを見て(ぐいっ  Σ「!?」顔色が蒼くなる
了司 「…くくく、やっぱり不幸だ」
ゆずは 「もうあかん……だうんやー」ぽてん
GM では…ゆずはが倒れた辺りでシーンを切りますね(笑
■シーン5 〜情報収集開始〜 シーンプレイヤー:ゆずは
GM ここから情報収集ですが、今回は少し、変わった形を取りたいと思います
この地図のいる場所によって得られる情報が変わってきます。情報項目は全部で今の所

・タナトスの動き
・星石(ゾディアックストーン)
・シズナー
・オーマ

の4つ。因みに現在は港で上3つの情報収集が可能です
ゆずは ふむふむ。それじゃ星石(ゾディアックストーン)をしらべようかなー
GM あい、因みに星石については情報:魔法、噂話が可能で目標値は11です
ゆずは どっちも無いんで高坂橙子さんに電話して、星石について聞いてみる〜
GM では、多忙な高坂さんに繋がるかどうか【幸運】でどうぞ
ゆずは 財産点2点使用(ころころ)11 ぎり(笑
GM むむ、絶妙のバランス感覚といってあげよう。では、繋がったよ
ゆずは 「あ、橙子はん?」
高坂橙子 「あら、どうしたの?」
ゆずは 「こっちでスピネルちゃん見つけたんやけど、星石も見つけてあげたいねん。詳しく教えてもらえます?」
高坂橙子 「星石…えぇっと確か…」彼女が言うには…

▼星石
情報:魔法、噂話 目標値:11
・ジャイバの伝説にある宝玉
・アルフのロストテクノロジーによって造られた
・空間それ自体に干渉できるらしい
・巫女オーマが管理しており、彼女が認めた者しか手に入れることは出来ない
・少なくとも今までそれを手に入れたという噂は聞かない

「私が知ってるのは是位かしら〜」
ゆずは 「へー、せやったらまず、オーマという人に会いに行かんといかんねぇ」
高坂橙子 「そうね〜。あ、ごめんちょっと用事が、また後でね」ぷつっと切れてしまいました
ゆずは 「はいはい、忙しいとこごめんな……って切れてしもうたわ」
イージス んでは、シズナーについて、図書館で調べようかな。理知?幸運?
GM うぅん…(図書館に有るとは思えんが…)まぁ、その手の情報がある雑誌が有るかどうか【幸運】でどうぞ。情報は俗世、噂話、裏社会辺りで、目標値は11となります
イージス 幸運+博識(ころころ)失敗 「ここ…使えない…児童書ばかり…」
了司 じゃ、タナトスの動向について【情報端末】を使用して+3
GM あい、1つ【理知】でどうぞ
了司 「この時期の奴らの動きは…と」(ころころ)楽勝
GM ふむ…では

▼タナトスの動き
情報:裏社会 目標値:11
・タナトスの戦艦が暫く前に沖合いで確認されている
・どうやらスピネルを狙っているらしい
・現在何処に移動しているかは不明、ジャイバ周辺に潜んでいるものと思われる
・獸鬼隊トロルズの一部が動いていると言う噂有り。指揮官はデュケーヌという男

→デュケーヌについて調べれるようになりました
了司 「獸鬼隊か…厄介だな」
ゆずは 「りょうちゃん、なんかわかったー?」と情報交換
了司 「おう、じゃ交換するか」
ゆずは 「うん、うちはなぁ」かくかくしかじか
了司 「こっちは…」かくかくしかじか
イージス 「ダメ、図書館はダメ…」首ふりふり
情報交換した一行は次に何処へ行くか相談。オアシスの街ヌーリアに行く事に
■シーン6 〜砂漠の夜〜 シーンプレイヤー:了司
GM ヌーリアに移動する為に乗り込んだアユーブのキャンピングカー…移動中の夜の事です、アユーブの車両が静かに進んでいく。空には火山灰でぼんやりとした月が浮かんでいます
了司 「火山灰のせいで月がぼんやりとしかみえないのか」
ゆずは
イージス
登場判定(ころころ)成功
GM うい、ではぼんやり月を君が見ていると…
スピネル 「…眠れ…ないの?」寝付けなかったのかやってきたスピネルが声を掛けてきます
了司 「ああ、ちょっとな」
スピネル 「そぅ…1つ…聞いても良い?」了司の隣に座り…
了司 「構わない。なんだい?」
イージス (物陰にて)「月…視認難度が高いですね…」
ゆずは (物陰にて)「うゎゎ、ロボ子ちゃん難しいこと言ってるわー。それってSF?」
スピネル 「了司は…何故アスガルド…求めるの?容易い…道じゃないのに」じぃっと君の瞳を覗き込むように。彼女の特徴的な紅い髪が揺れる
了司 「おお、凄い難しい問いだな…う〜ん、あえて言えば漢の浪漫だな。幻の秘境を目指す冒険家って子供の頃の夢だったんだ」
アユーブ (物陰にて)「こら、お前ら…いいとこなんだから邪魔せんようにな…(小声)」運転席からごそごそとアユーブが…ぼそぼそと
ゆずは (物陰にて)「当たり前やん、こんなええシーンみのがさへんでー」(隠れて)じーーっ
イージス (物陰にて)そっぽ向いてますが、ナビがりょうじたちを捉えてます(笑
了司 背後に不幸のオーラを感じるぞ(笑
スピネル 「そぅ…浪漫…了司のそれは…綺麗…私は…自分の記憶…殆ど無いから。でも…アスガルド…行けば…何か分かるかもしれない…から…求めてる。覚えてる言葉…それだけだったから」とつとつとぼんやりした青白い月を見上げて「…変?」小首を傾げ
了司 「変って事はないな。でも、苦労してるんだな」
アユーブ (物陰にて)「うむうむ、分かっていて大変結構。俺も運転おっぽり出してきたかいがあるってもんだ」頷き
ゆずは (物陰にて)「……今誰が運転してるんやろ?」ランドセルからお稲荷さん取り出しつつ
アユーブ (物陰にて)「あ、アクセルだけロープでくくりつけてすすめるよーにしてあるぜ」
イージス (物陰にて)「ちゃんと…運転して…」
ゆずは (物陰にて)「日本でやってたら、ぜったい事故おこしてるでー、それ」
スピネル 「うぅん…もう、慣れたから」ふるふる
了司 「そか、もし君のその考えを変と言う奴がいたら俺がぶちのめしてやるから。スピネルは気にせずにいるんだ」
スピネル 「うん…ありがと…了司…優しい」こくんっと…ここでふぁっと欠伸をして「…ごめん、なんか眠くなってきちゃった…おやすみ」とてとてとてっと
了司 「ああ、おやすみ。明日は忙しくなるから良く寝ておくんだぞ」
GM 了司の答えに振り返ったスピネルがこくんっと頷き…この辺りでシーンを切りますね。あ、そうだ(見えないとこでころころ)うん、スピネルが頷くのとほぼ同時にキャンピングカーがずどんっと…
ゆずは Σ
GM 前にあった岩に盛大にぶつかってひしゃげたりしました(笑
アユーブ 「ぎゃぁああああああ…俺の愛機があぁぁぁぁっぁ」
ゆずは 「アユーブのあほーーーーーー!!」
了司 「………おまえらぁぁ〜〜」
イージス 「………バカ」
■シーン7 〜オアシスの街…一歩も出ず(笑〜 シーンプレイヤー:イージス
GM 翌日、オアシスの街ヌーリアに到着しました。砂漠の中に作られたこの石造りの街は外周が砂嵐避けの防壁に覆われ、中央には湖が広がっています。ここではシズナーとオーマについて調べる事が出来ますね
イージス シズナーについて、ネットを介して調べます!理知希望!!
GM じゃ、それで
イージス 理知+博識+教育成果(ころころ)15
GM ふむ…それでは

▼シズナー
情報:俗世、噂話、裏社会 目標値:11
・変装、潜入、情報操作などが得意な男。それゆえに"策士"と呼ばれる
・暫く前にオアシス都市ヌーリアにて目撃情報あり
・ヌーリアを経由し、砂漠に向かったらしい

→シズナーの正体を調べられるようになります。これは勿論ここでも調べられますので
ゆずは オーマはいくつでしたっけ?
GM オーマは情報:魔法、異世界、噂話が使えて【理知】で目標値は13とお高めです
ゆずは 13かぁ
GM ふふふ、トップシークレットですから
了司 では、オーマについて【情報端末】2回目使用します(ころころ)出目11で18
GM 絶好調ですね。それでは

▼オーマ
情報:魔法、異世界、噂話 目標値:13
・この國に人間が来る前から存在していたと言われる"巫女"
・ハイザード部族の居住区にいると伝えられている
・実在する事は確か。オーマにあったという人間は数多くいる。しかし、常に変わらない外見から人間ではないのではという噂
・ハイザード部族の居住地は火炎山の向こうにある

→ハイザード部族の居住地にいけるようになります
GM 地図にすると↑な感じ
了司 ゆずははシズナーの正体かな
ゆずは はーい。PC使えるならネットで検索しまーす
GM 【理知】で、ネットもまだ認めます
ゆずは 【時空管理局】のエージェントにネットでお願いするのー。ついでに財産点2点使用〜(ころころ)6ゾロでクリティカルぅ♪
了司 「呼んだか(笑」←時間管理局エージェント
GM 恐るべし時間管理局…でもいいのかな、こんな所で運を使ってしまって(笑 閑話休題…情報は

▼シズナーの正体
情報:裏社会、魔法 目標値:11
・その正体は"人形使い"とも呼ばれるスペクターである
・星石の力でティターン12神を現世へ呼び戻そうとしている
ゆずは 「うちはマイコン(死語)も使えるねんでー。おー、スペクターやってなんやSFやぁ」
イージス 「スペクターやねん…むっさ強いで」ぼそ
了司 「はぁ。前回の任務でも相手したが厄介だな」
情報収集を終えた3人は次何処に行くのか相談。火炎山には特に何も無さそうだと判断してハイザードの部族のオアシスに向かう事に。しかしこの3人、情報収集、良く考えたら街に一歩も出ずにキャンピングカーのパソコンと睨めっこしてたんだよな(笑
■シーン8 〜ぎぶみーちょこれぇと〜 シーンプレイヤー:ゆずは
GM がたごとと無理やり火炎山を超え…
ゆずは 「……(ゆれる〜……酔いそうやぁ)」
GM やってきたのはここは火炎山に隠れるように存在するオアシス、ハイザード。旅人が珍しいのか村の子供達が集まって来てます。因みにここでの情報収集は【オーマ】についてのみで、ど田舎で電波が届かない所為かネットは使えませんので悪しからず
イージス みんなで調べんと
子供達 「ぎぶみーチョコれぇと」わらわらわらわらと村の子供達が
イージス 「ちょこれぇと…?菓子ですか…所持しておりません」ここはどこの戦後の日本ですか?(笑
GM 貧しい村ですので(笑
ゆずは 子どもたちに混じって遊んでるー
子供達 「わー」じゃ、髪ひっぱちゃえ〜
ゆずは 「日本語ちゃうからわからへんわー」おかっぱ髪ひっぱられー
了司 「不幸だな…」
ゆずは 「いたたたた、いたいっちゅうねん!」右フック、あたらないけど
子供達 「…わわわっと」じゃ、人海戦術で押しつぶしちゃおう(笑
ゆずは 「はなしてー」じたばた「そんなに乗っかったら中身が出るやんかー」(何
子供達 「きゃぁぁぁぁ♪」さらに皆で圧縮…子供とは残酷な物(何 「変な色の髪〜♪」ついでにぷちっと(マテ
ゆずは 「いたたた! 髪の毛は女の子の命やでー!もうおこったでー」けっとばし
子供達 「きゃー、怒った〜」クモのこちらすように
ゆずは 「うちはおとなしいだけの子狐とちゃうでー。将来の夢はジャイアンやねんから!」と言いながら鬼ごっごしてる
了司 「餓鬼共、俺らの情報収集に貢献したら食いもん援助するぞ」財産点1点分ほどの(笑
子供達 「ん?何?おじさん」ゆずはと鬼ごっこに興じてなかった数人が
了司 「ああ、オーマについて調べてるんだが有力情報が得られたら食いもんやるぞ」
子供達 「オーマ様?うん、知ってる知ってる」じゃあどれくらい子供が知っているか【幸運】でどうぞ。情報は魔法、異世界、噂話 目標値12で
了司 「お菓子は欲しくねえかぁぁ」(ころころ)12
GM むぅ、お菓子効果は抜群だな…では、やたら詳しい子供が一人いました

▼オーマ
情報:魔法、異世界、噂話 目標値:12
・星石ビスケスを管理する巫女
・機械生命体のホログラフであり、本体は地下の環境維持センターにある
・彼女はここを使って火炎山の動きをコントロールしている
・火炎山の灰の量を調節して太陽光を遮っているのだ

→環境維持センターに行けるようになる
子供 「ボクの聞き耳に掛かればこんな物ですよ」ふっと腰みのを揺らし
ゆずは 腰みのなのか
GM 腰みのです(きぱ
イージス 眼鏡を買ってあげてください
了司 「よくやった、俺のお菓子の山だぁ」と後ほど財産点1点分のお菓子の山をプレゼントだ
子供達 「わぁぁい」アリの様に群がりますね
ゆずは 一緒に蟻のようにたかってます
イージス 「…オゾマシイ…」そんな光景を見つつ、ぼそっと
了司 「しょうがないだろ、それ位貧困に喘いでいるんだろう」ゆずはをむんずっと掴んで「次いくぞ」
ゆずは 「ややや! おかし〜」ジタバタ(掴まれて引きずられていく
了司 「え〜い、暴れるな。」ぶらんぶらんしながら
スピネル 「…いたいのいたいの…飛んで行け」ここでそっとゆずはを撫で撫で
ゆずは 「お……スピネルちゃん……おおきになー」(ほろり
イージス 同じくみようみまねで撫で撫で
ゆずは 「イタイイタイ! メカ子ちゃんイタイ!」
GM イージスだと痛いんだ(笑 えぇっと次のシーン行く?それともお菓子拾ってく?
ゆずは 移動で(笑
■シーン9 〜星の巫女〜 シーンプレイヤー:イージス
GM 居住地の外れの墓地…その地下にある遺跡には、一切の歪みの無い不思議な素材で作られた部屋が存在した
流石に村人を刺激するのは不味いので深夜にそっと忍び込む君達。因みにアユーブはキャンピングカーでお留守番
その部屋の中央に半透明に輝く球体が浮かんでいた。球体の中には獄Lかな地、そしてビスケスの紋章が浮かんでいます
見たことの無い…だが、誰にとっても懐かしい地が其処にあった

そしてその球体の前には…一人の女性が佇んでいますね
女性 「ようこそ…クエスター達よ。私はオーマ、貴方方が訪れるのを待っていました」優雅に一礼し
イージス 「アナタが…オーマ…」
オーマ 「はい、そして…(球体を指差し)アレが星石ビスケス…そしてその中に写る地こそ…アスガルドと言われています」
イージス 「ビスケス…アスガルド…」こくこくと頷きながら聞いてます
了司 キョロキョロ「ほほぉ〜、これは美しい所だな」
ゆずは 「アスガルド……ほんまにあるんやなぁ」
了司 「おいおい、信じて無かったのかよ」
ゆずは 「信じてたけど、みんな信じてくれへんかったんや」
了司 「ざくり)…確かに」
オーマ 「星石は空間を捻じ曲げ、擬似的なゲートを発生させる装置。その本当の使い方さえ分かれば、きっとアスガルドへと辿り着ける筈…残念ながら私には使い方が分かりません。ですが、10数年前…ここを訪れたあるクエスターは是を使って旅立ちました」ここでふっと視線をスピネルに向け
スピネル 「…私に?」きょとんっと。オーマは星石を外しスピネルに手渡し…
オーマ 「貴方に預けましょう。星石ビスケス…これはそれだけで恐るべき力を持った兵器と成りえます。邪悪な者から護ってください」
了司 「だろうな、幻のアスガルに至物ならそれ位の力は有してるだろうからな」
ゆずは 「スピネルちゃん、よかったなぁ」にこにこ
スピネル 「うん…」こくこく
イージス 「……任務完了か…?」
オーマ 「…」スピネルが受け取ったのを確認後…オーマはすぅっとその姿が揺らぎ…消えていきます
イージス 「………」それをただ見てます
GM 消えていく瞬間何かほっとしていたような感じでした
了司 「…残留思念か、任務を終えてこれで安らかな眠りに付けるだな(黙祷」
ゆずは 「ややや、消えてもうたで? マジックか? ユリ・ゲラーか(死語)!?」
スピネル 「ゆり…げら?」
イージス 「ゆずは………アウト」
了司 「ゆずは………ダウトだ」
ゆずは 「あぅ……ツーアウトやぁ……」
イージス 「…チェンジ」
了司 「とりあえず、車に戻るか」
GM では、この辺でシーンを切りますね
■シーン10 〜裏切り〜 シーンプレイヤー:了司
GM あの後、遺跡を出てハイザードの居住地の外れに止めてあるキャンピングカーに戻ってきた君達をアユーブが出迎えてくれますね
アユーブ 「お、姫様、探し物はどうなりました?」
スピネル 「アユーブさん…うん、大丈夫…この通り」余程嬉しかったのでしょう、スピネルはアユーブに星石を見せ、とことこと…
アユーブ 「(声が変わり)…じゃぁ…芝居の必要はもう無いですね」すぅっとアユーブの姿が揺らぎ…見たこともない男へと変化していきます。"策士"デビット=シズナーですね。彼は驚いて動きの止まったスピネルを押さえ…
イージス 「…確認…シズナーです」
了司 「てめえ!!」
ゆずは 「そんなんあかん!」しがみつき
シズナー 「おっと…、動かないでくださいね。状況は見て分るでしょう」にこにこと微笑みつつ。ゆずはは無造作に蹴っ飛ばしておこう
ゆずは 「きゃん!」ごろんごろん
了司 「くっ…」
シズナー 「残念ですが、このお姫様も頂いていきますよ。タナトスのとの約束…でね」そこでイージスにちらっと視線を向け「…嗚呼、言い忘れていましたが、あのアユーブという男はもういません。邪魔だったので私が殺しておきました」にこにこ
イージス 「封鎖します…動かないでください」
了司 「馬鹿やろう、スピネルが人質なんだここは堪えろ」
シズナー 「そうそう、お利口さんにしていて下さいね。しかし、皆さんは本当に役に立ってくれました。オーマの封印はスペクターの私では溶けないのでね。誰かが受け取るのを待つしかなかったんですよ」了司の一言に満足そうに

「さぁて、私は引き上げさせて頂きますよ…既に港に戦艦は手配済みですから…おぉっと、動かないで下さいね。いざとなったらお姫様の命は有りませんから…Be cool Be cool」ここでシズナーは【マリーシ】を使用。スピネルと共に消え去ります
スピネル 「皆さん…ごめんなさい…」泣きそうな顔で
ゆずは 「スピネルちゃん、助けに行くからまっとってな……」泣きそうな顔返し
了司 「少しの辛抱だ、大人しく俺が行くのを待ってろ」
イージス 「…シズナー…逃走しました…」至って冷静に「アユーブ…ア、アユー…ブ」
GM 答える声は有りませんね。では、この辺りでシーンを切らせていただきます。あ、皆さんにクエスト【シズナーを倒し、スピネルを救う】を差し上げます
一同 はい
■シーン11 〜死の神タナトスの影〜 シーンプレイヤー:マスターシーン
GM ジャイバ港にある。ある小さなドック、君達の前から掻き消えたシズナーがふっと姿を現す…その手には気絶したスピネル…
彼はここで待機していたタナトスの隊長、デュケーヌにスピネルを引き渡すと一足先に戦艦へと乗り込みます
そんな彼の背中を見送りつつ、タナトス獸鬼隊トロルズの指揮長は呟く
指揮官 「シズナーめ…奇妙な奴だ。まぁ、こちらとしてはあの高坂橙子が保護していたと言う、この少女さえ手に入れられれば…それで良いのだがな」
■シーン12 〜シズナーの居場所は?〜 シーンプレイヤー:ゆずは
GM 時間的にはさっきのシーンのすぐ後です。呆然と立ちすくんでいた君達…これからどうする?
ゆずは (少し考え)【運命の予感】は使えますか?
GM はい、使えます
ゆずは 「記憶封鎖されてても、うちはいろんなことが分かるねんで!」では【運命の予感】使用
GM うむ、では君には見える。ジャイバの港の某ドック、そこにあるタナトスの戦艦…シズナー、そしてスピネルはそこにいる。現在タナトスは出港準備をしているようだ
ゆずは 「あかん! 港や! 港におった情報があったの思い出せたで!!」
GM 嗚呼、勿論アユーブのキャンピングカーは健在なんで、こいつを思いっきり飛ばせばギリギリ間に合う…かな
イージス 「わたしが、運転しましょう…」
ゆずは 「うん、イージスちゃん頼むでー」
イージス ばぁーんっ!!とアクセルをフルスロットルさせた後「掴まって…」と言います(ぁ
GM あ、運転する人は【反射】で判定してね。急ぐから事故るかどうか?目標値11に失敗すると事故って全員5点問答無用でダメージが行きます
ゆずは 5点……
イージス (ころころ)あ…出目と足して10…
ゆずは うひー
イージス 事故った(笑
ゆずは 逆転運命〜
イージス 再チャレンジ(ころころ)あはは、今度はギリギリ成功(笑
ゆずは せーふ
了司 ぎりか(笑
GM あい、では一瞬事故ったような気がしましたがそんなことは有りませんでした。この辺りで一旦シーンを切ります

◆クライマックスフェイズ

■シーン13 〜強襲、獸鬼部隊トロルズ?〜 シーンプレイヤー:ゆずは
GM ここからクライマックスとなります。港某ドック…着々と出航の準備を進めるタナトスご一行様…では、登場どうぞ
了司 「…(すぐ助けるから良い子にしてろよ)」じーと目を閉じて
ゆずは 「このへんのはずや」きょろきょろ(キツネイヤー全開
GM ごぅんごぅんごぅんっと準備中、準備中の音があるドックから
ゆずは 「あっちや!」
イージス 「あそこ」
了司 「(目を開き)いくか」
ゆずは ドックの方にかけていく
GM ではドックの方でも君達を感知…巨大戦艦から続々と獸の力を埋め込まれた兵士が登場する。どうやらここを突破せねば、シズナーの元へは生けそうに無いね。因みに5ターン後には出航してしまいそうだ。それまでに彼らを黙らせないとミッション失敗となります

ただし【ガイア】などの加護を使用すればここを突破することは可能です
イージス 【ヘルモード】は使えます?
GM (暫し考え…)うぅん…対象は自身だが…ここはGM権限で全員で行ける事にしましょう。折角の加護ですし
イージス うお(笑 同乗者となんたらってありますしね では【ヘルモード】使用 二人を担いで、突破します!!
ゆずは 「イージスちゃん、レッツゴー! またまたSFやでーーーー!!」しがみつきながら
了司 「イージス頼む」
イージス 「…動かないで」と言って、二人を両腕で担ぎ、ものっそいスピードで突破します!!
GM 余りのスピードに流石のタナトス獸鬼部隊も対応できない…彼らをすり抜け、…君達は戦艦の中へ…
了司 「もうすぐだ…」
■シーン14 〜決戦〜 シーンプレイヤー:イージス
GM 戦艦の中に乗り込んだ君達の前に、あの男、シズナーが現れます。彼は君達を見て…
シズナー 「全く厄介な物ですね。星石ビスケス、手に入れたはいいですがこんなにクエスターがしつこいとは…流石と言うべきですかね」溜息混じりに
イージス 「…お互い様」至って無表情
ゆずは 「スピネルちゃん返してもらいにきたで!」びしっ
シズナー 「あのお姫様は正直ボクとしてはどうでもいいんですけどね。まぁ、お喋りはここまでにしましょう。どちらにせよクエスターは死んでもらいますから…」苦笑しつつ、ここでイージスに目をやって

「ああ、そうだ…折角だから久しぶりにお友達に会われますか?」くすくす笑いつつ彼がぶつぶつと詠唱…すると空間が軋み…一人の男が君の前に現れます。一目で分かる、アユーブですね…ただし、その瞳は濁りきり…顔は死人のそれです
了司 「…この外道が…」
ゆずは 「…せやで」同じくびしっ
シズナー 「外道とは心外な…地球に優しいリサイクルですよ。中々良さそうな傀儡になりそうでしたので…ほら、ご挨拶なさい」彼の指がくぃっくぃっと動くにあわせてかくんかくんっとイージスにお辞儀…そしてふらふらと歩き出します
イージス 「…これはこれは」反応してお辞儀します
GM えぇぇΣ そ、その反応で良いの
イージス イージスですから
GM さいですか…ま、まぁいいや…じゃ、最終決戦と行きましょうか
VSデビット=シズナー&ゾンビアユーブ〜振りなおし合戦〜
シズナー 「莫迦な…だが、これを渡すわけにはまいりません。こういう使い方もあるのですよ」そう言うと彼は星石ビスケスにありったけの力を込め…暴走させ始めます「これで…アスガルドへの…道は…」そう呟くとシズナーは息を引き取ります
GM 星石ビスケスの輝きと共に空間が避け始め…巨大な"穴"とでも呼ぶべき物が形成されていきます…びーっびーっと警報が鳴り始めますね

奥の部屋にいたスピネルを保護し急いで脱出した君達…やがて巨大な戦艦を覆うように展開していた"穴"が消滅していく…過出力の負荷に耐え切れず…ビスケスが自壊したようですね。次の瞬間かっと辺り一面が一瞬大量の光で白く染まり戦艦が輪切りにされ…爆発…炎上します…

獸鬼隊トロルズもどうやら形勢不利と思ったのか撤退したようですね…という辺りでシーンを切りたいと思います

◆エンディングフェイズ

■シーン15 〜荒れ果てた地で〜 シーンプレイヤー:イージス
GM ここからエンディングフェイズとなります。まずはイージスから…全てが終わった後…君は夜の砂漠に出ていました…あ、アユーブさんの遺体、どうします?
イージス 生身ですか?
GM ええ、物凄く痛みましたけど
イージス 砂漠だし…鳥葬で(ぁ
GM さ、さいですか…厳しいんですね(とほほ
イージス いや、故郷で栄養となって、輪廻転生です
GM ロボ子の癖に(笑 じゃ、まぁ鳥葬の彼を見つつ…再び君は少しだけ思い出す…

君の最初のシーンの最後の戦いの前の事…武器の手入れをしながらアユーブが言う…
アユーブ 「戦いってのはイヤなもんだな。こんなとこで俺が言っても説得力無いが…昔は気持ちよく戦ってた気もするさ。理想に燃えてたんだろうな。だが、もうそんな気持ちは思い出せないよ」ここで葉巻にしゅぼっと火をつけ一服してから…

「この戦いが終わったら、傭兵家業も引退するさ…やっと、その決心が付いた」ぽつりと…
GM 最後に一言…彼に何か言う事はありますか?
イージス 「わたしは…アナタの盾には、なれなかった…アユーブ…ゴメン」
■シーン16 〜依頼達成〜 シーンプレイヤー:ゆずは
GM 続いてゆずはさんのシーンです。場所はジャイバの港…君はスピネルを迎えに来た高坂橙子と向き合っています
高坂橙子 「ありがとう、正直助かったわ」
ゆずは 「あ、橙子はん、何とか無事に終わりました」ぺこり「スピネルちゃんを怒らんといてあげてな?」上目遣いでじーー
高坂橙子 「どうしたものかしらね…保護者としては叱りたい所だけど…んー、あの子は…大丈夫だった?」ちらっと向こうにいるスピネルを…彼女の方は今了司と向かい合っています
ゆずは 「うん、危なかったけど何とか……スピネルちゃんなりにいろいろ考えての行動やったと思うんよ。叱ってもええけど、怒ったらあきませんよ?」
高坂橙子 「…」暫し困ったような顔をしていましたが溜息1つ「しょうがないわね…」と微笑み…
ゆずは 「またなにかあったらよんでください♪」
高坂橙子 「ええ、こちらこそその時は宜しくお願いするわ」とこのあたりでシーンを切りますね
■シーン17 〜叉何時か〜 シーンプレイヤー:了司
GM ではラスト、了司さんのシーンです。場所はさっきと同じジャイバの港…君はスピネルと二人でいた。向こうではゆずはが高坂橙子と喋ってるね
スピネル 「お世話に…なりました…貴方の事…忘れません」ぺこりと
了司 「ああ、高坂姉さんの所に戻っても元気でな(にっこり」
スピネル 「うん…」こくりと頷いてから「結局…アスガルドへの手掛かり…あの時見えた…映像だけ…貴方達を危険に晒して…この体たらく…」しょぼんっと
了司 「ほらほら落ち込むな、映像があっただけでも大進歩だろう。今度こそ本物に出会えるって」(頭をくしゃくしゃしながら
スピネル 「うん。でも、こんな事言うと…不謹慎だけど…貴方達との旅、楽しかった。純粋に…そう思う」頭を撫でられててくすぐったそうにしつつ「貴方は叉…アスガルドを目指すんだよね…私も目指す…でもまだ…私は…力不足…」
了司 「ああ、俺は夢を追い続けるぞ。スピネルはどうする?力不足だからって諦めるか?」
スピネル 「うぅん」ふるふると首を横に振り「だから、強くなる…そして…何時か…」ここで一旦俯き「これは…おまじない」ここで顔をあげて君に近づけ…

「それまで…貴方の無事…祈ってる…Bon voyage(良い旅を)」キスの余韻かやや顔を赤くしつつ…その言葉と共に彼女は去っていきます
了司 「…女神の祝福か。じゃあなスピネルまた何処かで逢おう」…その言葉と共に体が透けていき未来に召喚されます
GM はい、それではALGシナリオ黄道壱弐星石譚その壱『希望への道標』を終わりにしたいと思います。お疲れ様でした〜
一同 お疲れ様でした〜
おしまい

GMの独り言

 前回割と良い感じだったので今回再びALGに挑戦してみることに…

○元ネタについて
 今回の元ネタはスターレジェンド基本ルールブック付属のシナリオ【蒼き星の門】です。一応最初に注意事項には出しておいたけど何時か誰かからツッコミとか来たらと思うと少しひやひやものです

○コンセプトについて
   今回はシナリオを作るうえで珍しくコンセプトが二つありました。一つは地方都市N市に引き篭もりがちなクエスターをたまには外に出してみたかった事。別にN市だけが狙われるわけでも有りませんし(笑
 もう1つはALGでは今一希薄なアスガルドへの探求を前面に押し出す事です。元ネタにしたスターレジェンドの資格者(リテイナー)は地球を、アルシャードのクエスターはアスガルドをと互いに伝説の地を求めると言う共通点を持っているのでこれは比較的楽でした

○シナリオについて
 まぁ、とりあえずシナリオで大体語ったとおりですが一応補足…"策士"デビットシズナーの目的は星石ビスケスの力でティターン12神をこの世界に呼び戻す事で、TANATOSはシズナーの正体に気付いてはいませんがこちらの目的はフォーチュンサービスの高坂橙子が保護していると言う特別な存在、スピネルにありました

○シナリオ名について
 黄道拾弐星石譚と書いていますが続くかどうかは全く不透明です。あんまり魚とも関係有りませんでしたし(苦笑。なんでビスケスかというとセッション当日が魚座の初めの日(2/19)だったのと、2007年2月現在週間少年チャンピオン掲載中の『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』でついこの間お亡くなりになられた魚座の黄金聖闘士、アルバフィカさんを偲んでという実に好い加減な理由からです(苦笑。因みに当GMは星矢が大好きですが、エピソードGやチャンピオンでやってるのも楽しんでいるタイプです

 まぁ、こんな所でしょうか…今回はこの辺で失礼したいと思います。ではでは
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