第1話 「Reason to shut oneself up in for(砦に篭る理由)」

第1章 ナマモノと羽付の娘さん(矢付き)
第2章 羽根付サムライメイド現る
第3章 砦に篭る理由

第1章 ナマモノと羽付の娘さん(矢付き)

GM それではこれよりアリアンロッドキャンペーンを開始したいと思います。皆さんよろしく〜
クローゼ
タイム
ぱちぱちぱち〜
GM 皆さんは冒険者の資格をとったばかりのひよっこPTです。とりあえず遺跡の街ラインを目指しております。現在リンという街を通過しラインまでの道のりをテクテク歩いています
クローゼ GM、それってどの辺?
GM え〜っと…リンは『石の街ロダ二ア』〜『遺跡の街ライン』間にある街だと思ってっていうかアリアンの地図…大雑把だよね。その内地図でも作った方が良いかも(苦笑
クローゼ 大雑把だよね
GM まぁ皆さんの現在位置だと目指すラインまで大体徒歩で2ヶ月の行程になる。本日は大変お日柄が良い。街道の脇にある森林で森林浴とかできそうなくらい
タイム 森林浴か…
クローゼ お金がないからラインまで急ぐ。
GM うい、で、突然なんだけどここで感知判定よろしく、目標値は8ね
クローゼ
タイム
(ころころ)成功
GM 近くの左側の森の方からキンッキンっという金属が擦れあうような音と「うきゃ〜」っというなんだか良く分からない悲鳴っぽい声が聞こえます
クローゼ
タイム
行って見ます
GM うい、じゃあ街道に比べて森の中は非常に歩き難いので転ばずに済むかどうか一応敏捷判定だ。目標は10
クローゼ
タイム
問題なく成功!!
GM うむ、では問題なく悲鳴の元へ、其処では血で赤く染まった翼の生えた少女がメイジスタッフ振り回して緑色の生物(ナマモノ)10数匹と争ってます。時折「うきゃ〜」っとみょ〜な悲鳴っぽいのを漏らしつつ
クローゼ むぅ
タイム 「どうする?(アイコンタクト」
クローゼ 「どうするも、助けるしかないだろう…」ロングソード抜きます
タイム 「だな…」こちらも魔道銃を抜き
VSリザードマンs〜はじめてのせんとう〜
クローゼ 「ちっ、何も持ってないな…」
タイム 「しけてるな…」
少女 「た、助かりました〜」そう言って彼女はへなへな〜っとへたり込んでしまいます。背中の翼に刺さってる矢が痛々しいです
タイム 「…何があった」
少女 「えっと皆さん…冒険者さんですよね。あ、私ラジィ=リコルスと申します」よろよろ
クローゼ 翼が生えたって事はヒューリンじゃない?
GM うむ。見れば分かるが耳も長い。エルダナーンみたいだね
タイム 「…?エルダナーンに翼?」
少女→
ラジィ
「ちょっと訳在りでして(苦笑」ルール的には生まれの異種族の親ね。彼女は顔顰めながらぐっと矢を抜きます。そしてぶつぶつと自分にヒール、みるみる傷が塞がっていきます
タイム 「ほぅ…癒し手か…」
ラジィ 「ええ…っとそれよりも…皆さん冒険者さんですよね?」
クローゼ 「だとしたらどうなんだ?」
ラジィ 「実はですね、この先にあるショウという小さな村があるのですが、最近ゴブリンが出て被害にあってるんです。
私は冒険者になる為にラインに行く途中だったんですが、村の人に頼まれまして、隣の街でゴブリン退治してくれる人呼びに行く途中だったんですよ。ほら、私この通り飛べるんで」背中の羽をぱさぱささせつつ
タイム 「さっきのがゴブリンか?」
ラジィ 「ところがさっきの連中用意周到で弓まで持ってたんで見事撃墜されちゃったんです。いや、ほんと助かりました」
クローゼ 「そうか、それはよかったな」
ラジィ 「あ、でもこれゴブリンなんでしょうか?なんかちょっと違う気が…」死体を見やり
タイム 「さぁ?しらんな。そもそもゴブリンがどんなだったかも知ったことではない」
ラジィ 「ふみ」
タイム 「大事なのは…弾が当たるかどうか…」
ラジィ 「そ、そうなんですか。えっと…それで不躾で申し訳ないのですが、私と一緒にショウの村のゴブリン退治、手伝って頂けないでしょうか?」
クローゼ 「ふむ…急ぐ旅でもない、構わないんじゃないか?」さっきのがゴブリンかどうかは…死体で判別できるかな?
GM エネミー識別どうぞ
クローゼ 10だけど分かる?
GM こいつらはゴブじゃなくてリザードマンみたいだね
因みに公式のアリアンの世界にリザードマンはいないようです(2010年時)今回はオリジナルと言う事で
クローゼ 「ゴブリンではなくなぜリザードマンに狙われたんだ?」
ラジィ 「さぁ?なんででしょう?」小首傾げ
タイム 「問題は…著しく生活に事欠きそうなほど所持金が乏しいことだが?」
偶然助けた少女からの依頼、路銀に乏しい二人は二つ返事でOKし彼女の案内で村に行く事に

第2章 サムライ羽付メイド現る

GM では、ショウの村です。此処は大体人口50〜60人くらいのヒューリンの小さな村です。特産品とかも特になし。村には酒場兼宿のお店くらいかな。村の人は主に農業と近くにある森での狩猟で生計を立ててるみたい。
クローゼ 「この村がゴブリンに狙われてる?」
ラジィ 「ええ、あ、村長の家はこっちですよ〜」君達は村長の家に案内されます
タイム 「…なんか…軽いな…村の為に旅立ったっというより…何となく出てきたってのが正解かと…(ボソっと」
クローゼ 「さすがエルダナーンといったところか…(ボソッと」
ラジィ 「ほえ?なんか言いました」村長の家はちょっとだけ他の家より大きめ彼女がノックすると…きぃっとドアが開いて
村長 「おお、貴方方が…」出迎えてくれた村長さんは大体40項半〜50台前半って感じ。がっちりとした日焼けした二の腕がとっても逞しいです。で、立ち話じゃなんだからって事で君達は居間へ。奥さんがお茶を出してくれます
クローゼPL→
奥さん
「粗茶ですが」
タイム 「…」そうそう飲み始める
クローゼ 「お構いなく」
GM 乗っ取られた!?まぁそれはともかく。村長はラジィに労いの言葉を掛けてから君達に向き直ります
村長 「実は最近村の近隣にゴブリンが出没するようになりましてな。村人の中には奴らに襲われて怪我をした者もおりまして、わしらも頭を痛めておるのです。」自分もお茶を飲みつつ
タイム 「そうか…」
村長 「そ・こ・で皆さんのお力でどうにかしてくれませんでしょうか。この通り小さな村なのでたいした報酬はお出しできませんが」
タイム 「…時に…この近くで先ほどの子が襲われていたのはリザードマンだったが…」
村長 リザードマンですか?ゴブリンではなく」ふむぅっと首を捻り
タイム 「本当にゴブリンに襲われているのか?」
村長 「ええ、間違いなくゴブリンの筈ですじゃ」ラジィはにこにこしながらタイムの隣の席で熱いお茶など楽しんでます
クローゼ 「依頼の内容は、ゴブリンを何とかする、でいいのか?」
村長 「はい、勿論ですじゃ。今の所脅威はそれだけですから。まぁ出来ればリザードマンもいるならどうにかしてもらうに越した事は無いのですじゃが」
クローゼ 「とにかく、村を安全にすれば間違いはないですね。詳しいことを教えてもらえませんか?」
村長 「ええっとわしの分かっている範囲では…」と村長は話し始めます。纏めると
  1. 一月ほど前から村の外の森などでゴブリンが見受けられるようになった
  2. 村人のうち外の森に良く行く木こりや猟師、それに探検と称して森に行った子供達が怪我して帰ってきたらしい
  3. 被害はそれほど無いが妖魔は妖魔、きっと危険に違いない
との事です
タイム 「…全然知らない?(ボソッ」
村長 「ひ、酷い」
クローゼ 「どのあたりによく出るのか、住処がどこなのかとかが分かっていないと対処しようがないのですが…森は広いですよ?」
タイム 「…この広域だと…人手がいるな…」
村長 「そ、其の辺は猟師のハリーや、木こりのウィリアムスに聞いていただければ在り難いですじゃ(ごほっごほ」急に咳き込む村長
タイム 「(非常に小声で)総括がこれじゃ…長くは無いな…」
GM 青ざめる村長…それを制しつつ奥さんがすっと前に
タイム 「そいつ等はどこに居る?」
クローゼ 「まあしょうがない、ハリーさんやウィリアムスさんに聞いてみるしかないだろう…」
奥さん 「ハリーやウィリアムスから聞いたのですが彼らは北の方でゴブと遭遇したそうですわ。彼らには既に話は通してあります」と言って彼らの家の場所を教えてくれます
タイム 「(小声)…なるほど…なかなかどうして…奥さんがよく制御されてらっしゃる…」
とんとんとんっと村長宅をノック
村長 「おや、客の様ですじゃの」村長がドアを開けに…
?→アスカ 「すみません、かくかくしかじか(ゴブリン退治等)の話を聞いて来たんですが」
村長 「おぉ、今その話をしていたところですじゃ。ささ、どうぞ」しばらくして一人のメイドの格好をした女性を連れて戻ってきます。因みに羽付
アスカ 「ということで、人手要りませんか?」さりげなく刀を見せるようにして言う
タイム 「必要だ。広い範囲をカバーしなくてはならないらしいしな…何より女性は大歓迎だ」
クローゼ 「手伝っていただけるなら心強いです、よろしくお願いします」
奥さん 「では、おねがいしますね。報酬は貧しい村ですので一人につき50程度しかお支払いできませんが宜しいでしょうか?」
タイム 「5日分の生活費…そう考えると心許ないが私はそれで手を打とう」
奥さん 「すいませんね。本当はもっとお出ししたいのですが村の現状ではコレが精一杯なのです」申し訳無さそうに
タイム 「仕方のないことだ…さて、早速取りかかるか?」
アスカ 「そうですね、まあとりあえずやれることはやりますよ」
一行は何処にいくか少々迷った末…とりあえず猟師のハリーの家へ…
GM じゃあ猟師のハリーハウス。時間は午前10時位ね
アスカ 「こんにちは」
ハリー 「おや、あんたらが村長に雇われた冒険者さん達かい?話は奥さんから聞いてるよ」出て来たのはひょろっと背の高いおっちゃん
アスカ 「お聞きしたい事があるんですけど…」
タイム 「雇われた冒険者だと分かっているなら…用件も想定出来るだろう?」ニヤリ
ハリー 「ん、まぁな。ゴブとあった場所だろ、俺が遭遇したのは北の方だったけど…案内しようか?」ぽりぽり
タイム 「出来るならばお願いしたい…」
ハリー 「かまわんぜ、俺としてもあんなのにいられちゃ商売上がったりだしよ」んじゃハリーに案内されて森へGOでいいかな
クローゼ OK
GM では彼に案内されて君達は鬱蒼とした森を北へ北へと進みます…2時間くらい歩いたかな。ふっと彼は足をとめます
ハリー 「この辺りで見かけたんだ。妖魔なんて見るのは初めてだったから正直吃驚したよ」
タイム 「普段もこんなに遠出するのか…」
ハリー 「まぁね」今まで来る途中も皆さん動物と闘って来たと思いねぇ。割愛するけど
アスカ ハンティングがあれば…
タイム 所持金稼ぎ所なのにね…
ハリー 「確かこの先にもうちょっと行くと古い遺跡があったはずだ…奴らがアジトとして使うとしたら多分其処じゃないかな。川も近くにあるから水源にも困らないだろうし」すっと北の方指差し
タイム 「有り難う…このままついてくるか?」
ハリー 「いや、ここで待ってて良いかな?流石に妖魔のいるとこには行きたくないし」
タイム 「わかった…また後でな」
ハリー 「ああ、気をつけてな」
タイム 「そちらこそ」
クローゼ 「とりあえず怪しい場所はあそこくらいか…」
アスカ 「上からみてみましょうか?」
タイム 「お願いできるか?」
アスカ 「アスカいきま〜す!?」
ラジィ 「あ、私も行きます〜」ぱたぱた〜
GM で、上から見ようとするのね。鬱蒼とした木々で分かり難いから…感知判定お願い。目標値は秘密(ふふふ、ここは高めに設定してあるから…あ、それに飛ぶって事はゴブの方からも見えるんだよなぁ)
GM、ここで密かにダイスを振ります。結果、アスカ達は発見されてしまいました。ゴブリン側は迅速に対応、彼女達の昇ったと思われる場所に部隊を派遣します
アスカ 上から見回します 「…羽根が綺麗」(ぼそっと)(ころころ)クリット
ラジィ 「えへへへへ」おー、くりっとか。では背の高い垣根に囲まれた砦っぽいのが見えます。屋根がとんがってて…其の辺だけ変にムーミンハウスっぽい。窓とか汚れてるし木々が邪魔して分かりにくかったけど砦の中にはナマモノがいるみたいだね
アスカ 「見えたわ、あそこね」ちらっとラジィを振り返る
ラジィ 「おー、目が良いんですね」こっちは分からなかったっぽい
アスカ 「これでも視力は3.0よ!」では一旦下に戻って報告しましょう
ラジィ 「ほぇ〜」こっちも降りよう
アスカ 「嘘だってば」
ラジィ 「う、嘘はいけませんよぅ」
アスカ 「冗談だってば。」真面目人間め(笑 ぱたぱたと着陸
ラジィ 「む〜」アコライトなんで
アスカ 「あっちの方に建物が見えたわ」とだいたいの距離を説明
タイム 「大体理解した」
アスカ 「どうする?石を袋につめて、奇襲してみる?その間に裏からまわってみるっていうのはいかが?」って建物じゃたいした効果なし?
GM まぁ君が持てる程度の石じゃ効果は薄そうだね
タイム 「垣根か…屋根の在る所じゃガードを堅くしてしまうだけで成果が乏しい…」
クローゼ 「あんたらが飛んでいって上に現れた時点で射落とされるのがオチだろう…」
タイム 「そういえば…射落とされた人も居たようだしな(苦笑」
ラジィ 「うぅ〜(いじいじ」しゃがんで地面にのの字書いてる
クローゼ 「村に被害でないようにするなら殲滅するしかないだろう…」
タイム ラジィの頭をポンポン叩きながら「裏から回るのが吉か…殲滅をはかるなら挟撃が一番だが…分散するほど戦力無いからな」
GM 因みに回りは森ね。唯一北側は開けてて川に通じてる。君達が今いるのは南側
アスカ 川…
タイム 「ゴブリンってのは…どの位統制が取れているモノなのだ?」
アスカ エネミー識別かな
GM ですね、どうぞ〜
一同 (ころころりん)
GM 群れをなして行動し一定の知性を持ってるらしい。場合によるけど統率もそこそこ取れてると見て良いって感じ(そろそろ…かな)
タイム 「見張りが居たら先に始末しておきたいモノだが…まぁ…下手なこと考える前にそのまま突っ込むか?」
GM で、君達頭捻ってるんだけど…ここで感知どぞ(ころころ。あ、出目が良い。目標値は12と)
一同 (ころころ)
タイム あ、1ゾロ。成長点10点獲得。レベルアップ(苦笑
それはソードワールドである(笑
GM では次幸運どぞ(…気付かれては居ない…じゃあネット発射〜。目標は気付かなかったから14っと)
一同 (ころころ〜)
GM 全員失敗か。ぶわぁっと何かが君達に振ってくる。ネットだ。そしてわらわらと現れるゴブ…ここで一端シーンアウトします
ゴブリンに捕獲されてしまった一行はそのままゴブリン砦へ…

第3章 砦に篭る理由

GM はい君達はちょっと広めの部屋まで連れて行かれます。中央にテーブルがあって椅子が何脚かある。イメージとしては会議室みたいな感じかな。で、一際体格の立派なゴブリンが対面に座っています
アスカ GM、とりあえず辺りの様子を見回します…部屋の様子とか。部屋の清潔度を…汚れていたら無意識に掃除がしたくなる…
GM えっと…一応清潔感はあるにはある…貴方のお部屋くらいには
アスカ ちっつまらない
立派なゴブ 「ようこそ…と言ってもまぁ無理やり連れてきたような物ですまないが、とりあえず掛けてくれ。」縄は解かれてるよ。武装解除はされたけど
タイム 「中までどうやって入ろうか迷っていたところご案内頂き恐悦至極に存じます…」武装って…鎧も?
立派なゴブ 「私は此処のゴブリンの長を勤めさせて貰っているジュンクスという」鎧はいいよ。ただし篭手とかは外させて貰うよ。ナックルの代わりにされたくないし
タイム 「ふったいそうな名前だ…」ニヤリ
アスカ 「で、そのジュンクス殿は私達を拉致してどうしようと言うのですか?」
クローゼ 「ボソボソ)縄解けてるならこいつやっちまっていいんじゃないか?」
立派なゴブ→
ジュンクス
「まず確認したい。その身形からして君達はショウの村で雇われた冒険者…であっているかな?」
タイム 「…依頼人を証す仕事人は居ないよ…」
アスカ 「その質問に答える前にお聞かせいただきたいのですが」
ジュンクス 「成る程」頷き「で、そちらのお嬢さんが聞きたいことは何かな?」
アスカ 「子供達に怪我をさせたという話を伺いましたが、あなた方はそれについて関係は…?」
ジュンクス 「ふむ、その件か…まぁそうだろうな。とりあえず言っておきたい。私達は望んで此処に居を構えている訳ではないのだ。」と…彼の説明によると
  1. 実はゴブリン達は本当はもっと北の方の水辺近くに住んでいた
  2. 一月ほど前にリザードマン達の奇襲を受け、南へ後退。現在は現在は此処で反攻の機を窺っている。
  3. 目的は故郷の奪還のみ、それ以上もそれ以下も望んではいない
  4. ショウの村の住人の怪我についても、うかつにこちらに寄ってきたから投石などで脅かしたくらいしかしていない。現在彼らと事を構えると北にリザードマン、南に人間と二方面の勢力を相手にしなければいけなくなり故郷の奪還どころではなくなる
「信じる信じないは君達の自由だがショウの村人にも伝えてもらい、こちらの方面へは暫く来ないよう言って貰えるとありがたい」肩をすくめ
タイム 「…住人としての意見は何かあるか?ラジィ」
ラジィ 「いえ、私はここじゃなくてエルーラン王国出身なんです。こっちへは旅の途中で寄っただけで」
アスカ 「つまり、その問題が解決されれば、この辺りに近づくことがないと…」
ジュンクス 「うむ」
アスカ 「で、そのリザードマン達は数が多いわけですか?」(なんか違う方向に走ってますが)
ジュンクス 「かなり多いな。最も統制は取れていない…奇襲さえ受けなければ(ぎりぎり。さて、我々の用件はコレだけだ。質問が無ければお引取り願うが」
アスカ 「とりあえず、村長側としてはここにいられるといつ襲われるかと心配でしょうがない、といった状態なわけですね。報告したとしても信じるとは思えませんね」
タイム 「あぁ…とてもじゃないが信じるとは思えない…」
ジュンクス 「ふむ、ではどうするのかね」
アスカ 「私を雇うというのはいかがですか?言っておきますけど、私は強いですよ」自信満々に刀を抜くそぶり…スカッ
タイム 「…二重契約か…悪くない」
ジュンクス 「君達は今ショウの村で雇われているのではないかね…(苦笑。そうだ。一つ言い忘れていた。実はリザードマンは内陸への侵攻(この周辺である)も考えているようだ。私達の斥候によってリザードマンの偵察隊が目撃されている」
タイム 「報酬の二重取りなんて滅多にないおいしい話…逃すわけには逝かないな」
アスカ 「村長達はここにいるあなた方を何とかしてほしいと依頼されていたと思います。その依頼を果たすためにあなた方の依頼を受けてあなた方が移動できるよう協力をする。間違っていますか?」
GM (成る程、そう来たか…とはいえゴブリン砦で何泊もされても困るし…)
ジュンクス 「こちらとしても戦力の増強は喜ばしいが…ふむ」では、ここでだだだ〜っと一匹のゴブリンが慌しく駆け込んでくる
ゴブリン 「申し上げます。リザードマンどもがこちらに向かって侵攻を開始した模様」その一言にジュンクスの眉間に皺が寄ります
アスカ 「さあどうしますか?報酬のことは後で交渉で構いませんから、時間がありませんよ」ニヤリ「リザードマンが住み着いても、結局同じことなんですからね。ですから素直に私達を雇ってください。損はさせませんよ」
GM アスカの一言に「うむぅ…」唸ってから
ジュンクス 「分かった。君達を雇おう…だが、我々とてそう余裕があるわけではない。大した物はだせんぞ」
タイム 「村でも大した物貰ってない」
アスカ 「とりあえず依頼を受けるということで、構いませんか?」
クローゼ 「後々、村に手を出さないって誓ってくれるなら構わないんじゃないか?」
ジュンクス 「それについては約束しよう。誰ぞ、この者達の武具を、それと直ちに主だった者達を集めよ。これより作戦会議を執り行う」と言う訳で君達の武器は返却され、急遽踊るゴブリン会議が始まります。まず、現状を纏めますと
  1. リザードマンは北から攻めて来るらしい
  2. 大方の意見は二つ。打って出るべきというのと地の利を生かした防衛戦だというの
  3. 打って出るべきの意見は『夜中に奇襲を掛ければ疲れている奴らを殲滅できる。わざわざ待って敵にベストのコンディションを与えるべきでない』というもの
  4. 対する防衛戦側の意見は『折角砦や、川などの地の利があるのだから生かさんのは勿体無い』というものです
アスカ 「私としては、防衛線をしつつ、奇襲部隊を潜伏させて、ころあいを見計らって攻めに転ずると言うのを提案します」と言うかそう言う戦略が好きです
ジュンクス 「奇襲か…」
アスカ あのぅ、川は利になってないんですが、GM、リザードマンについてエネミー、一応振っておいていいですか?
タイム 私に取っては利。相手に入って貰えば此方は関係無しで射撃(笑
GM エネミー識別についてはどうぞ。後川は割と速い流れなので理にはなります。
アスカ (ころころ)10です
GM あい、ではゴブリンの話や貴方の知識によると
  1. リザードマン…勇猛では在るがやや知力に欠ける。ただ、今回は強力な指導者によって統制がとられているようだ
  2. 指導者の名前はアキレア。リザードマンたちからは「カーネル」の称号で呼ばれてたりするらしい
  3. ジュンクスと比べると彼の方が強い。しかし、武人肌で決闘を挑まれると受けずにはいられない性質らしい
  4. 獲物はグレートソード
  5. 又、精鋭部隊としてリザ長槍部隊ってのがあるらしい。肉を切らせて骨を絶つが信条
タイム どちらもトップが居るってことか。カーネルサンダース
ジュンクス 「アスカ殿の策は面白いが我々には奇襲に割くだけの戦力は殆ど無い…君達に奇襲の任、頼めるかね」
クローゼ 「奇襲なら私たちは適任かもしれませんけどね」
アスカ 「そのつもりで提案しましたから。でもタイムはどうするの?」 ストライクバック野朗共ですか
タイム 「…まとまってた方が良いだろう?援護が要らないとは言わせない」
アスカ 「そうね、便りにしているわ」
タイム 「では、良い位置を確保しないとな…」
ジュンクス 「では、頼むぞ」
タイム 「分かっている」
こうして史上初(かもしれない)『妖魔に雇われるPT』なる妙なモノが誕生。彼らは「見付かる可能性は大きいけれど大きな効果も望める」なるハイリスクハイリターンな川から5M内にある茂みに隠れました
GM はい、それではゴブVSリザードマン実況です
  1. 戦況としては初手はゴブが獲った。川、橋があるんだけどこれがゴブの工作によって脆くなっており、リザードマン達がぐぁっと寄せるとあっさり倒壊…これで多くのリザードマンが川に落ち…リタイア
  2. その後もベトコンゲリラお得意のパンジステークや、砦の防壁を生かした高いところからの射撃などで頑張る
  3. しかし、哀しいかな、戦力に差がありすぎた…じわじわと迫るリザードマンの群れ。このままじゃ砦陥落は必至
という所で君達の出番。ルール的には
  1. 隠密状態になったPL達にリザードマン達が気付くかどうかの感知即決勝負!!
  2. この時、感知判定はPL達全員が振るのではなくの代表(今回はタイム)とリザードマン代表(アキレア)が行う
  3. 川の周りは開けているので発見されやすいので-5のペナルティが付く
  4. 以下、5Mごとに発見される危険性の1づつペナが緩和されるが代わりに砦はより深いダメージを受けてしまうので1dづつダメージが増える
  5. 発見された場合、リザードマン側のリーダーの攻撃も砦へのダメージに加算される。
砦までの図
位置 5m 10m 15m 20m
砦へのダメージ 12d 11d 10d 9d 8d 7d
隠密ペナルティ 0 -1 -2 -3 -4 -5
タイム 出来るだけダメージを抑えたいので川で奇襲を掛けよう。フェイト2点使って(ころころ))-5して12。振るわないよう、フェイト消費して振りなおし、さらにフェイト2点消費してもっかい(ころころ)-5して11!?
クローゼ さっきより酷い(笑
GM 哀れな(ころころ)13
アスカ あ〜あ。見つかった
GM 発見されたね(では、砦へのダメージは、7dにボスの一撃を加算して…)
見えない所で振った結果…砦がえらいことになりました…
GM か、かろうじて持ち応えた(でも報酬用のアイテムまで燃えちゃった…)
クローゼ 「しかたない、突っ込むぞ!」盾構えてとっしーん!
アスカ 「アスカ、いきまーっす」
GM そんな君達の前にリザの族長アキレアが立ち塞がります。皆さんの実力を見たいのでしょう。ゴブ相手は飽きたらしい
アキレア 「ほう、人間とは…何故に我等妖魔の戦に汝らがしゃしゃり出てくるかは聞かぬ。我が問うは只一つ。問おう、汝らは我と決闘を望みし兵か」
タイム チャッっと構えて「くだらんな…そのような門当など…戦場に口で語るな!」
アスカ 「刃で語りましょう」
アキレア 「そのいきやよしっ」では、最終決戦だ。行くぞー
VSアキレア&長槍部隊〜最終決戦!!リザー道とは死ぬ事と見つけたり!? 〜
クローゼ 「族長とか言う割にはたいしたこと無かったな…」
GM うむ、いとくやし…では、エンディングに移りますね。族長を倒されたリザードマン達は統制を失い逃走を開始します…ゴブリン砦は護られました…が…奇襲の失敗が響き、多くの犠牲者を出しました。半壊滅状態…文字通り阿鼻叫喚です。こっちの族長ジュンクスも死亡
タイム 「……」
GM よって報酬など出せる状態でもなく…ってか報酬用に用意してた物も…戦で燃え尽きてしまいました。残っていた物をかき集めかろうじて各自30づつ支払われます
アスカ とりあえず公約を護ってもらえるならしかたないです
GM 残されたゴブリンたちは…リザードマンが撤退したので元の故郷に帰るらしいです…部族の4割程度の生存者ですが
クローゼ つぶしてしまおうかゴブリン(笑
タイム 「…一番得したのは…人間かもな…犠牲者が出たわけもなく…(つぶやき」つぶせそうだな確かに(笑
GM ショウの村で「ゴブがいなくなった」と感謝され彼らに見送られながら貴方達は再びラインへの旅路につきます。お疲れ様でした〜
一同 お疲れ様でした〜
ラインへの道のりは…まだまだ遠い… 〜To be continued〜

GMの独り言

 はぁ…お、終わった〜。この企画はL&PでガープスルナルのGMばっかやってた自分がたまには別のでやってみたいなぁって思って突発的に始めたものです。何時まで続くのか分かりませんが生暖かい目で見守ってくださるとありがたいです。では、一応今回のシナリオやらなんやらについて反省
○シナリオについて
 元ネタはTRPGネット1000字シナリオの第3回公募テーマゴブリン退治の『ゴブリンの砦』からです。キャンペーンを始める以上まずはゴブリン退治は避けられないだろう…でも普通のじゃ面白くないなぁと思ってコレを使わせて頂きました(無許可です。いいのかなぁ)。テーマはゴブリンだって生きている。という事で本当はどうやって村人を説得するかという辺りがキモのシナリオでしたが…まぁ、こんな風になってしまいました(汗

○敵について
 リザードマン族長を筆頭とするリザS。元はギルマンチーフ(族長)、アーチャー(弓)、ギルマン(剣)のデータを少し(かなり?)弄くって作ったものです。因みに長槍部隊のみオリジナル。当GMの好きな漫画『北斗の拳』の拳王長槍部隊がモデルになってます(苦笑。でもあっさり蹴散らされました(笑。せめて一度くらいはストライクバック決めたかったです。うん、次回は頑張ろう

○ギルドについて
 実は現段階では彼らのギルド及びギルドスキルは決まっていません。というのも今回参加予定だったPLさんの一人が体調不良で不参加だったので、『ギルドを決めたりするのは皆で集まってから』ということになっていたからです

○その他
 実はリプレイ時に割りと削ってますがソウルバスター以外にも当GM、ちょこちょこルールを間違えてます(汗。プレイヤーの皆さん、迷惑掛けて御免ね〜
 …とまぁこんなもんでしょうか。一応敵のデータは載せておきます
リザードマン族長アキレア
分類 動物 属性
LV 4 識別値 9
能力値
筋力 21 7 器用 18 6
敏捷 15 5 知力 9 3
感知 9 3 精神 12 4
幸運 12 4
グレートソード
命中 威力 種類 射程
7 3d 10 2d 物理 至近
回避 5 2d 防御 6 4
HP 50 MP 32
行動 8 移動 13m
特殊能力
インヴィジブルアタック
ソウルバスター
トゥーハンドアタック
バッシュ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ドロップ
2〜6 何もなし
7〜9 リザードマンの鱗
10〜13 グレートソード
14〜 カーネルの勲章 900G

リザードマン長槍部隊
分類 動物 属性
LV 2(モブ) 識別値 8
能力値
筋力 9 3 器用 6 2
敏捷 4 1 知力 3 1
感知 6 2 精神 4 1
幸運 3 1
長槍
命中 威力 種類 射程
3 3d 7 2d 物理 至近
回避 1 2d 防御 3 1
HP 25 MP 12
行動 3 移動 8
特殊能力
ストライクバック 2
スピアマスタリー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ドロップ
2〜7 何もなし
8〜11 リザードマンの鱗
12〜 ロングスピア
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