第3話 「Double Faker」


第1章 レインの飲み友達、アシュリー腐女子に目覚める?

第2章 調査開始

今回はPLさんの都合でノイはお休みです

第1章 レインの飲み友達、アシュリー腐女子に目覚める?

■今回予告

太守の息子の結婚を控え盛り上がる温泉の町ルネスで
身も凍るような殺人事件が起きる
はじまりは見栄と優しい嘘…
だがそこに潜む悪意が合わさった時…悲劇が起きた
アリアンロッド外伝『Double Faker』
冒険の舞台が君を待つ

■ハンドアウト

レイン

コネクション:ロッカ 関係:友人

ロッカは君がルネスで知り合った友人だ。ちょっとおっちょこちょいなとこも有るけど良い奴でもあるし…ただ、最近少し思いつめたような顔をしている。どうしたんだろう

アシュリー

コネクション:リース 関係:幼馴染

リースは君の幼馴染だ。君は神官の道を、彼女は役者の道を進んだので暫く会っていなかった。今はあのムーンスター劇団で上手くやっているらしい。折角ルネスに寄ったんだし久々に会って見てもいいかもしれない

ヒイラギ

コネクション:ミラルナ 関係:依頼人

貧乏は敵だ。だから依頼を受けよう…と言う訳で神殿からの紹介で出会ったその依頼人は自らを劇団の長だと名乗った。感じは悪くは無いがどうも辛気臭い…しかし、君にしてみればそんなことはどうでも良い事だった…
GM では第3回をはじめようか。皆さん、前回プラナスの護衛として…
アシュリー お爺さんをやっつけました
レイン そして褌を
ヒイラギ 褌いらなーい
GM お、お爺さんはやっつけちゃだめーーーー。ついでにその褌ネタ、何時まで引っ張る気ですか(笑
PL陣にはどうやら第1話のアレが余程印象に残ったらしい…
GM こほん、それはさておき君達は現在温泉の町ルネスに着きました。リアルにあわせてそれから一ヶ月程たちました
アシュリー うぉ、長Σ
レイン そしてまた金がないと(笑
GM だらだらとこの温泉の町に居着いてるということで(笑
アシュリー アシュリーとドローネはつるつるすべすべです。あ、一ヶ月分の食費その他諸々を消費すべきですか?
GM いいえ、その辺りは神殿から細々とした依頼を受けていたと言う事で消費しなくてOKです
ヒイラギ 日雇い労働者……
GM まぁ、そんな感じ。じゃ、まずレイン君のシーンから行くよ
レイン うい
GM レイン、君にはこの一月で一人の友人が出来ます。ハンドアウトに載ってるロッカと言う青年ですね。種族はヒューリンで男性な彼と君は妙に馬があったりしちゃったのです(笑
レイン 馬が合う…
アシュリー びんぼー話に華が咲いたワケね(笑
GM うむ、そうやも知れぬ。で、ある日、いつものようにぐだぐだとロッカと飲みに行った時の事です。場所は町の片隅の酒場。ちびちびとウィスキーを飲みつつロッカが君に語りかけてきます
ロッカ 「なー、レイン…」
レイン 「ん?どした?」
アシュリー (いきなりロッカになって)「俺たちって…両想いだよな?」
GM 違います(笑 「おまえさんどーしてぼーけんしゃなんてやってるんだ?」と呂律がちょっと回らなくなった真っ赤な顔で聞いてきます
レイン 「ん〜それなりに楽しいからかな?」
ロッカ 「そっかぁ…たのしいんかぁ」へらへら笑いつつ「じゃ、俺は何でえーしなんてやってんだろうなぁ…」頭がふらふら揺れてる
レイン 「自分で選んだ仕事じゃないの?」
ロッカ 「ああ…しんだおやじにあこがれて…はいったんだけどなぁ…うまくいかねーよなぁ…でも…おれだって…おやじみたいに…」ぶつぶつ言いつつ餘り酒に強くない彼はぱたっと倒れてしまいます
レイン 「大丈夫か〜?」
GM 完全に目を回してますね
レイン 「あ〜あどうするかな…」
GM どうする?このまま宿に連れ込むか?(一泊間をおき)

や ら な い か ?
レイン っぶ(笑
GM 君の性癖次第ではそんな展開もありだ(笑。どうでもいいがロッカ君はかなりの美形でもあると付け加えておこう
レイン ノーマルです〜。とりあえず金払います
GM っちぃ、つまらん。それじゃ、この辺りでシーンを切るね
レイン うぃ
GM 続いてヒイラギさん、アシュリーさんのシーンです
ヒイラギ 有無
アシュリー ふらふらしつつ「あ、頭が痛いですわ…」ちなみにドローネもふらふら
GM 神官として頭痛がするほど酒飲み生活はどうかと思うがまぁいいや(笑。ハンドアウトで書いたように貧乏は敵です。だから働くために今君達はルネスの神殿に来ています
ヒイラギ 「貧すれば貪す……はぁ(溜息」
GM あ、それとこの街では格闘、ナイフ以外の武器は
アシュリー 預かりね
GM うむ、なのでアシュリーの魔導銃と今回はお休みのノイの杖はお取り上げね。町を出る時は返してあげるから
アシュリー はーい
ヒイラギ 武器より食事。神殿に入ります
GM あいさ。では神殿に入ると受付さんが「いらっしゃいませ〜」と出迎えてくれます(ころころ)おねーさんですね
ヒイラギ 「仕事を所望いたす」
アシュリー 「3人。あ、違う…3人+羽、ね」
ギルマスさんは人に入らんのですか(苦笑
受付 「ふむ…お仕事ですか」ぱらぱらとファイルを捲り「そうですね。今ひとつありますけど…」
ヒイラギ 「…どのような仕事だろうか?」
受付 「それが…」少し言い淀み「殺人犯の…犯人探しだそうです」声のトーンを落として「依頼人の身元ははっきりしていますが…どうします?正直なかなか受けてくれる方がいなくて」

そういえば今朝、新聞にスラム街のほうで女性の遺体が発見されたと言う記事が載っていたなぁというのを二人とも思い出します
ヒイラギ 「犯人探し…ふむ、おもしろそうだが?」アシュリーに振る
アシュリー 「何故人気が無いのかしら?」
受付 「んなことは衛視にでも任せとけってのが対外の方の言い分なんです。人気があるのは遺跡関係で…そっちのほうは今いっぱいですね」
アシュリー 「ふぅーん…」
ヒイラギ 「左様か…興味がないこともないが」
受付 「どうしますか?」
ヒイラギ 「ふむ…」ちょっと腕を組んで「詳しく聞こう」
アシュリー 「良いんじゃない?けれど、わたしたちは丸腰なのよね、殺人犯相手だとどうなのかしら…?」
受付 「正規の理由があるなら、神殿に申請し許可が下りれば一時的に武器の類はお返し致します。ただし、極力街中で振るう事は避けて下さい。依頼人は奥の間に居りますので詳しい話はそちらでどうぞ」
ヒイラギ 「…」こくこく
アシュリー 「さてさて…」
ドローネ 「じゃ、あたしゃ風呂入ってくるから」手をひらひらっと振り
アシュリー 「そうねー、上せないように気をつけなさいよ」
ヒイラギ 「…風呂に入りすぎると、水分が抜けて肌がかさつく(ぼそ」
ドローネ 「…」ぴしっと一瞬空気が張り付いたような気がしました(笑 では、神殿の奥の間
机が一つと椅子が4つほどのその小さな部屋にはヒューリンの男性がいます。落ち着かなさ気に椅子に座ってる。君達が部屋に入るとすっと視線を向け軽く会釈しますね
アシュリー 「あなたが依頼人の…」
男性 「はい、はじめまして…この街で今劇団を営ませてもらっている…ミラルナと申します」立ち上がり…このミラルナさんは、トラベルガイドにも名前が載ってるちゃんとした人だよ
アシュリー 「こちらこそ、はじめまして。ミラルナさん。えっと、わたしたちは…」
ヒイラギ 「とりあえず…話を聞きたい」挨拶しない子(笑
ミラルナ 「はい、実は…」少し口篭ってから「順を追ってお話したいと思います。一昨日の事です…演劇のほうも一段落ついて、皆で寛いでいる時に、1人の老人が訪れてきたんです」
ヒイラギ 「…」メモメモ
ミラルナ 「太い鉄ぶちの眼鏡で左目に眼帯、出っ歯、猫背という異様な風貌でした…彼は自分の事を工芸の街コルムから来た絵師だと言い、この街で一旗あげたいのでその絵のモデルにリース…あ、うちの看板役者なんですが…その娘を指名してきました」

因みにリースと言う名前はアシュリーには聞き覚えがあります
アシュリー でも知らん振り
ヒイラギ 「…それで?」適当に相づち
ミラルナ 「はい…私としてはどうか…と思ったのですが…リースはこの話を受けると言い…本人にそう言われますと私達ではどうにもなりませんし広告にもなるかなと思い、許してしまいました」
ヒイラギ 「…ふむ」メモメモ
ミラルナ 「今から考えると何故あそこで無理にでも断らなかったのかと悔やまれます。老人は明日の夜(実質昨日の夜)、迎えを寄越すといって去りました」

「それで…翌日、出かける事になったのですが…直前になってリースは怖くなってしまったらしく…それを見かねたアンナ…あ、役者の一人で古株なのですが代わりに断ってくるといって迎えの馬車に乗り込んでしまって…」
アシュリー 「はぁ…?」
ヒイラギ 「…ふむ?」
ミラルナ 「今朝になっても帰ってこなくて…心配していたのですが…」目を伏せます
アシュリー 「…アンナさんが」
ヒイラギ 「…成る程」
アシュリー 「ふむ、その絵師には連絡が着くのかしら?」
GM ミラルナ氏はふるふると首を横に振りますね
アシュリー 「あらあら…」微笑
ミラルナ 「太守の息子の結婚を控えた今のこの街衛視達は、そちらの護衛などの方で手一杯らしく…今一信用し切れません…ロッカ君が頑張ってくれてはいますが…」
アシュリー 「そのロッカさんとは…?」
ミラルナ 「つい二月程前にようやく衛視になったばかりの少年ですよ。うちのリースとは恋仲でね。今回の事件に随分憤慨してるみたいだったよ」苦笑してから
アシュリー へぇ、残念だね、レイン。ロッカくんが他のメス猫に取られちゃったぉ
GM 有無、非常に残念だ。最初に宿に連れ込めば素敵な三角関係だったのに(笑
外野の
レイン
三角関係いうな〜!
アシュリー 照れない照れない
GM はっはっは、まぁそれはさておきミラルナさんは

「アンナは劇団を立ち上げた当初からずっと一緒にやってきた仲間です。私は彼女の無念を晴らしてあげたい…だから…この事件の犯人と思わしきあの老人…猫々斎を…捕まえて頂けませんか。報酬はお一人につき500Gお出しします」と真剣な目で聞いて来るんだが
アシュリー 「そうですわね、少しでもお役に立てるのならば、こちらこそ是非そのお仕事を受けたいわ」
ヒイラギ 「経費は別か? 前金は?」妙に細かい子
ミラルナ 「必要経費ならお出ししましょう。前金はお一人につき100Gでいかがでしょうか」
ヒイラギ 「経費別で前金100…」メモメモ「ふむ…良かろう。十分だ」
ミラルナ 「では、よろしくお願いします。あ、私は普段は劇場のほうに降りますので、何かあればお越しください」
アシュリー 「はい、わかりましたわ」
ヒイラギ 「承知した」
殺人犯探しという依頼を引き受けた二人はまず、神殿に武器の使用の許可を申請、神殿側は渋りましたがこれを押し切りました。ついでレインと合流しこれからどうするか頭をつき合わせて会議、結果…

レイン  :ロッカに話を聞き詰め所へ
アシュリー:リースについて噂を調べに劇団へ
ヒイラギ :現場へ
 
と言う事に

第2章 調査開始

GM まずはレイン君から行こう。君はロッカに会いに衛視の詰め所までやってきた。詰め所の中では衛視の皆さんが忙しそうだ
レイン んじゃロッカがいるか聞いてみます
GM うぃ、では暫く待たされた後ロッカが出てきますね。事件を追っているせいか…着ているシャツはよれよれ、あんま寝ていないのか目の下には薄い隈が出来ています
レイン 「ロッカ…色々と大丈夫か?」
ロッカ 「ああ…大丈夫大丈夫」軽く微笑んで大丈夫とアピールすべくこぶしをぐっぱぐっぱと「それよりどうしたんだ?お前がこんなとこに来るなんて」
外野の
アシュリー
それに興奮するレイン
レイン (外野は無視して)「まぁ無理はするなよ?…んじゃ本題。例の殺人事件のことを聞きたいんだが…」
ロッカ 「ああ…事件っていうと…例のアレ…だよな」
レイン 「ああ例のアレだ」
ロッカ 「お前も…首を突っ込むのか?まぁ…いいや…俺が知ってる限りだが…」と前置きをして彼が述べたところによると

・工芸の街コルムからやって来た猫々斎という怪しげな絵師にモデルになってくれと頼まれたリースという女優が直前になって怖いと言い出し、見かねたアンナと言う女優が代わりに断りに行った
・1日過ぎてもアンナが帰ってこない…心配して様子を見に行った所…無残な姿となったアンナが発見された…
・現場は街外れの幽霊屋敷

「とまぁこんな所…だな」
レイン 「幽霊屋敷…」
ロッカ 「ああ、一寸曰くつきの建物でな。これから現場検証に行こうと思うんだが、一緒に来るか?」
レイン 「うん一緒に行こう」
GM あい、ではカメラを切り替えます。次はアシュリー、君は劇場のほうに言ったんだよね
アシュリー んむ
GM ムーンスター劇場は事件の事もあり、今は幕を下ろしています。いつもだったら楽しげな音楽の一つも流れてくるそこは今はやけに寂しい感じがします
アシュリー 団員はいるの?
GM うん、劇団の前を掃き掃除してる子が一人
アシュリー 「こんにちはぁ」と爽やかに挨拶
劇団員A 「こんにちは」はきはき
アシュリー 「アナタ、劇団員さん?」笑顔
劇団員A 「ええ、そうですけど…あ、劇場なら今日はお休みです」
アシュリー 「あら、そうなの…わたくし、例の事件解決の為に仕事任されたのですけれど。ちょっと質問してもよろしいかしら?他の方はいらっしゃらないの?」
劇団員A 「え、あ、はい。えぇっと人はいるにはいますけど…中ですね。これからの事とか話すみたいです」劇場を見やり「地方巡業組もいるし…私は下っ端なんで外で掃き掃除ですけど。で、質問ってなんでしょうか?」
アシュリー 「リースさんについてなの。気遣い無しで聞くけれど、被害者であるアンナさんはリースさんの代わりに絵師のところへ赴き、遺体として発見されたと言うじゃない?」
劇団員A 「はい…」流石にちょっと俯きますね
アシュリー 「そして、リースさんは絵師に直接モデルとして指名された」
劇団員A 「はい、そうですね…私はその場にはいませんでしたけど」こくこく
アシュリー 「とりあえず、アンナさんのことは置いといて、リースさんに恨み辛みなどを持った、とかあまり良くない噂、ご存知無いかしら?」
劇団員A 「うーん…」少し考え込み…ではアシュリーや、ここで幸運判定してみて、この子がどのくらい知ってるかそれで決まるから
アシュリー (ころころ)うぁ、8…フェイト1点使って振りなおし【ギフト】も使って(ころころ)17
劇団員A 「恨み…辛みですか…そうですねぇ…リースさんは…役者としては…天才的で…とんとん拍子でしたから…妬む子はいたとは思います。特に…イアラさんが…割と敵視といしていました。それと…」
アシュリー 「それと…?」
劇団員A 「うちの用心棒さんの一人で…ロベリアというドゥアンの人がいるんですけど…えぇっと」
アシュリー 「…ふむ」
劇団員A 「前に…告白してて…見事に振られてました(爽。根がちょっとっていうかかなり暗い人なんでその事を根に持ってるかもしれません」
アシュリー 「はぁん…なるほど、ね。ごめんなさいね、辛いことを思い出させちゃって。でも、ありがとう。とっても感謝よ」
劇団員A 「いえ…構いません」ふるふる
アシュリー 「さてさて、他の団員さんたちにも聞き込みしないといけませんわね…あと本人のリースさんにも」ふと遠い目をしつつ
GM うぃ、ではこの辺りでシーンを切りたいと思います。お待たせ〜、次はヒイラギさんのシーンだよ
ヒイラギ 「幽霊屋敷…」はーい。まず現場について少し聞き込みをしておきます
GM うい、では幸運判定どうぞ
ヒイラギ (ころころ)10 普通
GM うむ、普通だね。まぁ10以上だからぎりぎり分かるな。君の聞き込んだところ

・元は娼館だったが娼婦を酷使してしばしば病人なども出していた…剃刀で喉を突き自殺を図ったいた娘もいたらしく、その後自火を出し、潰れた
・売りには出されていたが縁起が悪く誰も買わなかった
・猫々斎が買ったと思われたが実は買ったわけではなく勝手に使っただけの様だ

と言うような事が分かります
ヒイラギ 成る程
GM 君の前の錆びた鉄の門には「KEEP OUT」という看板が掛かってる。と言う辺りでレインとロッカもやってきますね
ヒイラギ 「同伴出勤?」
レイン (苦笑
ロッカ 「えぇっと…君は?」多分ヒイラギとは初対面〜
ヒイラギ 「私は微妙に怪しいものだ」レインを指差し「その者の仲間だから怪しいのは致し方ない」
ロッカ 「は、はぁ…」レインを振り返り「…レイン…ほんとに知り合いか?」ちょっといやそうに
レイン 「うん…」
ヒイラギ 「袖すり合うも他生の縁…と言うわけで、開けろ」門を指さし
ロッカ 「…」ヒイラギの物言いにちょっとむっとしたような感じでしたが…とりあえず鍵束を取り出し門を開けます
ヒイラギ 「感謝を」入ります
レイン ヒイラギに続きます
ヒイラギ 「まずは現場に行ってみたい」一応周囲を警戒しながら
ロッカ 「あ、ああ…案内しよう」現場は二階のある一室、元が娼館ってこともあって廃屋となった今でも防音効果はばっちりです。さして広くない部屋にはあちこちに乾いた血があちこちにべったりとついてる
ヒイラギ 「血の池地獄」
GM 部屋の中央にドラマとかでよくある人型の白いテープが貼り付けてある
レイン あるんだ(笑
ヒイラギ 何か奇妙なものがないか探索してみたいです
GM うぃ、感知でどうぞ
ヒイラギ 【ギフト】を使用(ころころ)23
GM ギフト強いな…では壁の一角、日の当たり具合の所為か見辛い場所にて血の一筆書きで猫の形が描かれています。しかも片目ですね。生暖かいうちに描いたのでしょう。血の筋が幾筋垂れてます
レイン 血猫
ヒイラギ 「片目の猫…?」
ロッカ 「どうしました?」部屋のべつのとこを探索していたロッカが
ヒイラギ 「これを」絵を指さし
ロッカ 「これは…」絵を見て身を強張らせますね
ヒイラギ 「絵師は猫猫斎と名乗ったが…しかし片目?」よく分からないので首傾げ
ロッカ 「犯人…と目される猫々斎は…片目に…眼帯をしていたそうです…」
ヒイラギ 「だいいんぐめっせーじ、とか言うものか?」
ロッカ 「いえ、被害者の位置からでは…此處には届きません」白いテープを指差し「多分…自分がやったのだ…という…明確な意思表示だと…思います」
ヒイラギ 「なるほど犯人か…予想以上の変態だな」
レイン 「本当予想以上だ…」
ヒイラギ 「…(ぽむ」レインの肩たたく
レイン 「ん?」
ヒイラギ 「おぬしも気をつけろよ、将来」
レイン 「…何が?」
ヒイラギ 「ナニがだ」
レイン 「誤解だ〜」
一通り現場を見たレインとヒイラギ、次はどうするかPL同士で会議…結果

レイン  :リース連れてロッカのとこへ
アシュリー:劇団に入り、聞き込み
ヒイラギ :神殿で裏情報探し
と言う事に…ここでアシュリーがリースにも話を聞きたいと言うので、幸運判定でどちらが先に接触できるか振った所先にアシュリーが会う事になりました
GM じゃ、まずヒイラギのシーンから。裏社会に生きてきた君は裏の伝をたどってあるギルドと接触します
外野の
アシュリー
通称「ウラァッウラァッギルド」
GM じゃ、それで(苦笑
外野の
アシュリー
うむ。情報屋さんはウルオイ・ホシーオさんで
ヒイラギ 「頼もう」(何か違う
ウルオイ 「あのな…うちは道場じゃないんだから」あいあい、じゃ、ウルオイさんね
ヒイラギ 「幽霊屋敷の殺人事件を追っている。絵師の自称猫々斎についての情報があれば買いたい」しれっと
ウルオイ 「ああ、例の事件の…」とんとんっと軽くテーブルを人差し指の腹で叩き
ヒイラギ 「情報量なら依頼人が言い値を出す(何」にやり
ウルオイ 「酷い奴だな…交渉の機微ってのはもっとこぅ…まぁいいや…」
ヒイラギ 「この世界は持ちつ持たれつであろう?」
ウルオイ 「ま、そうだけどな…」軽く嘆息し「…あんまり時間が無くって殆ど分かっちゃいねーが…」ぱらぱらとファイルを捲り

・自称工芸の街コルムからやって来たという絵師。太い鉄ぶちの眼鏡で左目に眼帯、出っ歯、猫背という特徴的な風貌を持つ
・ルネスでも一旗上げるべくその絵のモデルとしてリースに頼み込んできていた
・絵を描く為の場所に迎えの馬車を寄越し、リースに来て貰う予定だった。指定場所は街外れの幽霊屋敷
・前金だけでも3000Gと気前は良いようだが…幽霊屋敷を買うのではなくこっそり使っている辺りどうも怪しい

「この位…だな」
ヒイラギ 「ずいぶん特徴的だが、目撃情報はないのか?」一応聞いてみる
ウルオイ 「それが全く無くてな…太い鉄ぶちの眼鏡で左目に眼帯、出っ歯、猫背…これだけ特徴的といえば特徴的なんだが…変だとおもわねえか」口元に手を当てつつ
ヒイラギ 「確かに変…だな。特徴的すぎるのかも知れぬ」少し考えつつ
ウルオイ 「わからねえか」君の反応を見てにやっと笑い
外野の
アシュリー
うちはわかった(ぁ
ヒイラギ 変装かな…しかしヒイラギは分からない「降参だ」両手を上げてみせる
ウルオイ 「もう少しシーフとして勉強が必要だな。いいか。どれもこれも特徴と言えば特徴だ。だけどな…誰も見てない。何故か…変装かも知れねえってことだ」はいご名答
ヒイラギ 「ほう」両手をぽむ「なるほど」
ウルオイ 「メガネと眼帯、出っ歯、こいつは差し歯かもなをつけてフードか何かからだのラインが分かりづらい服で猫背になる。これで誰でも猫々斎って訳だ。これなら目撃情報が無いのにも説明がつく」
ヒイラギ 「なるほど。ということは、犯人の容姿はむしろ正反対の可能性が高い、か」
ウルオイ 「かもな。因みにこいつについては引き続き内の若いのだして調べてやっても良いが…どうする?」
ヒイラギ 「良かろう。私からもお願いする。何、必要経費だ」にやり
ウルオイ 「酷い奴だな」苦笑しつつ「ま、とりあえず何か分かったらお前のとこに人をやってやるよ。後、他に聞きたいことはねえか?」
ヒイラギ 「迎えの馬車とやらも気になるのだが、何か情報はあるだろうか?」
ウルオイ 「猫々斎自らがいって頼んでるらしい。特に不審な点は無かったと思うぜ」
ヒイラギ 「ただの乗り合いか。あい分かった。手間を取らせたな」
ウルオイ 「いや、構わんさ」ごそごそっと何やら書状を取り出し「これにサインしといてくれ。後で依頼人とやらに送るから」
ヒイラギ 「うむ…」書状をよくよく読む
GM 情報大として幾ら幾らいただきますって書いてある。領収書(?)のようです(笑 法外な値段ではないよ
ヒイラギ 「問題ない」さらさらとサイン(笑
GM あいさ、続いてアシュリーのシーンです。君はそのまま更に劇場に入っていくで良いかな?
アシュリー
GM うい、君の事は団長から伝わっているので楽に入る事は出来る
アシュリー 当然、なんたって神の使徒ですから
GM 中にはヒューリン、エルダナーン、ヴァーな、フィルボルと色んな種族の子がいるね…皆これからどうなるんだろうみたいなちょっと不安げな表情
アシュリー 「みなさんには個別に質問したいと思いますの。個室か何かをお借りしたいのだけれど…?」
GM では君の問いに対し代表かな…エルダナーンの男性、団員Bが「わかりました…ではこちらへ」と一つ個室を貸してくれる
アシュリー 「ありがとう」にっこり笑顔
GM 中にはテーブルと椅子。部屋の端っこにジャグラーが使うようなナイフとかが無造作においてあるね。男性は君に椅子を勧めて、自身もその対面の椅子に座ります
アシュリー 「それではついでだからアナタからにしましょうかしら」とエルダナーンに話し掛け。個別とか言いましたが、適当に一括して判定でも良いかな?質問した後、ね
団員B 「そうですね。で、何を伺いたいのでしょうか」構いませんよ〜
アシュリー 「そうね、リースさんの背景について、少しばかり情報を集めましたの…」
団員B 「リースの…」何を聞くのかな。エルダナーンの男性の深い湖面のような瞳が君の質問を待っている
アシュリー 箇条書きであげていくよ
・リースさんを妬んでいた、という噂の立つイアラさんについて
・リースさんを当てつけで恨んでいた、という噂の立つロベリアさんについて
・リースとアンナの間柄について
・アンナさんの噂もできればー
GM うい、では一つづつお答えしていきましょう。まず、イアラさんですが種族はヴァーナ(猫)。努力肌の秀才型で、天才肌のリースをライバル視して何かと嫌がらせとかしている子です
アシュリー まぁステキ(笑
GM ですが、嫌がらせ程度であり、大きなことをするほどとはとても思えないそうです。続いてロベリア。ムーンスター劇団の警備員で元冒険者の用心棒、戦士としてだけでなくアコライト、アルケミストとしての技も幾つか習得しており、意外な才能として絵が上手です。ただ、性格に少々問題があります。分かりやすく言うとドS(笑。その癖妙に計算高くてねちっこく重度の女好きです
アシュリー 性格がアレじゃなければ、是非うちに来て欲しいわね☆
GM 次はリースとアンナの関係ですが、割と仲は良かったそうです。それに、アンナは姉御肌の女性であり、誰に対しても頼まれれば嫌といえない面も持っています
アシュリー ふむふむ
GM おまけでもう一つ、猫々斎が来た時、対応した主な面子も教えよう

ミラルナ:44歳 男性 ヒューリン。団長、今回の依頼人
アンナ :38歳 女性 ヒューリン。リースの代わりに猫々斎の元へ赴き、無残な姿で発見
イアラ :20歳 女性 ヴァーナ(猫)。役者 努力肌の秀才型。天才肌のリースをライバル視して色々嫌がらせとかしている
リース :17歳 女性 ヒューリン。猫々斎にモデルを頼まれたが、怖くなって困っていた所をアンナが代理を買う。ロッカの恋人
ロベリア:30歳 男性 ドゥアン(天翼族)元冒険者の警備員

この位かな
アシュリー アレ…そっか…ふぅむ
GM で、リースに質問の為に呼び出す…でいいかな?
アシュリー うん
GM ところが待てど暮らせどリースが来ません。レインもそろそろ来ていいよ
レイン うい、ロッカもいますよ〜
アシュリー ふむ…
GM あい、でさらには3人で顔を付き合わせて待ってると「た、た、大変です…大変なんです…り、リースが…リースが」と別の人、便宜上団員Cさんが…かなり急いでいたのか息を切らしつつ
アシュリー 「あら…そう来ましたか…」読んでいた、というような顔で立ち上がり、部屋を出る。あ、レイン血の落書き猫の事は聞いておいったって事でいい?
レイン PT内には話しているということで
アシュリー OK 「はい、リースさんがどうなされたのですか?」あくまで笑顔
団員C 「はい、いないんです…それと彼女の…リースの鏡台に…か、片目の猫の一筆描きがあって…アンナさんを酷い目にあわせた奴が…片根で猫々斎っていってたから…もしかしたらって思って」ぜぃぜぃ
ロッカ 「リース…」ロッカ君はそれを聞くと真っ青になって外に駆け出していってしまいます
アシュリー 「あらあら…困りましたね」とロッカを追います
レイン 追いま〜す
アシュリー あ、やっぱりその前に劇場をちょっと探しておきたいかも
GM うぃ、では感知でどうぞ
アシュリー どうせなのでフェイト1点費やして(ころころ)13
GM では、例の鏡台の猫の絵、血ではなく口紅で描かれているのですが、レインから聞いたものと違い、随分下手だなぁと思いました。以上
その後レインとアシュリーはロッカと共に街中を探し回りましたがリースは見つかりませんでした…そして数時間後、戻ってきたヒイラギも加えた劇場内…
GM 劇場内は重苦しい空気が場内を占めています。君達もどうしたものかと途方にくれてますと…馬車ががらがらーっとやってきて…劇場の前に止まり
御者 「あ、あのー…ここの芸人さんで…リースさんって人…お送りしてきたんですけど」恐る恐る御者さんが
ヒイラギ 「!?」
アシュリー 「…あら?」
レイン 「おお」
GM 団員たちも一斉に御者さんに視線が…ロッカ君はだっと掛けて御者さんを押し退け、馬車の中へ
アシュリー 「…死体じゃなければいいけれど」
レイン 「精神状態も大丈夫だよね?」
御者 「し、死体じゃありませんよΣ。精神状態は…大丈夫だとは思います」馬車から出てきたロッカ君がお姫様抱っこで抱えてきた女性は…アシュリーには見覚えある。数年ぶりに見る幼馴染。リースです。着衣は乱れている上に裸足という痛々しいいでたちですね。気を失っているようです
アシュリー 「あらあら…」若干悲しそうな瞳で。リースに治療を施します
GM うい、アシュリーが治療をすると…やがてリースの瞳がうっすらと開かれます
アシュリー 「おはよう、リース」
リース 「いや、いや、やめて!!そんないやらしいことしないで」と必死の声で口走ってわっと泣き崩れようとして「え、え?あしゅ…りぃ?」君の顔をまじまじと見て
アシュリー 「これは…っ!?あら?」
リース 「あしゅりぃ…あしゅりぃ…あしゅりぃ…」ぶわっと涙が…ぎゅーっと君に抱きついてきます。あ、ここで恒例の胸囲判定(ころころ)81〜、君とおんなじくらい〜(笑
アシュリー おおぅい
レイン このタイミングで(笑
GM まぁ、冗談はさておき、君にぎゅーーーっと抱きついてくる
アシュリー では、リースを優しく抱きしめ「大丈夫、大丈夫よリース…もう恐くないからね」と優しくしゅる
GM うい、優しくされると落ち着いてきますね
アシュリー 「さてさて、落ち着いてきたことですし…質問してもよろしいですか?」にっこりと優しい笑顔でリースに語りかける
リース 「うん…ごめんね…アシュリィ」こくっと…
アシュリー 「アナタがたに聞かれたくないコトがあるかもしれないわ、悪いけれど席を外してくださいね」にっこり。当然、他の人たちから離れ、前の個室に行きます
レイン その笑顔が怖いよ
GM うぅ、そう言われては男性陣はすっこむしかないなぁ。では、例の個室で
アシュリー ちなみに、チラッとみんなの表情を読み取っておく
GM 知力でどうぞ
アシュリー フェイトも使って(ころころ)12 んが…低い
GM とりあえず、団長、イアラ、その他団員はほっとしている感じ。ロベリアはポーカーフェイス…その値では良く分からないけど、その背後に一瞬だけ…ほんの一瞬だけ嫌な気配を感じたような気がした
アシュリー ふむふむ
GM で、個室に移動したけど
アシュリー 個室でも面と向かうワケじゃなく、寄り添ったまんま、優しく質問する
細やかな心遣いの出来る女、アシュリー
アシュリー 「リース、ごめんね、ちゃんと守ってあげられなくて…」
リース 「うぅん…」ふるふる
アシュリー 「…リース、よく聞いて?すごく恐かったと思う、だけど、思い出したくなんかないだろうけれど…アナタの為にも、何があったのか思い出してほしいの…大丈夫、もうアナタから離れたりなんかしないから…ね?」
リース 「…」こくっと頷き…ぽつぽつと話し始めます「私…せめて何か出来ないかと思って…劇場の厨房に戻ったの。そしたら…14,5位の女の子が途中で待っていて…ロッカさんからって手紙を…歓楽街の花畑で待ってる…この手紙を読み次第すぐに来て欲しい。そして誰にもこの事を言っちゃいけないって書いてあったの」
アシュリー 「ロッカさんから…?その手紙、間違いなくロッカさんの字だった?」
リース 「とても急いで書いたような走り書きだったから…似てたような気もするけど。それで、向こうに着いたのは大体7時くらいだったと思う。お花畑の辺りは真っ暗だったけど、常夜灯が一つついていたのでその傍に立ってロッカさんを探していたら…」
アシュリー 「うん…うん…」優しく相槌
リース 「見知らぬ馬車が迎えに来て…コレへ乗れって、私怖くなって逃げ出そうとしたの…だって、今まで一度もそんな事無かったから…手紙を貰って待ち合わせの場所に行くと何時もロッカさんが先に来てくれていたから」一瞬頬を少し染め
アシュリー 「そっか、ロッカさんはとってもリースのことを大事にしてくれてるのね…」微笑つつ
リース 「う、うん…あ、話…続けるね…それで、私逃げ出そうとしただけど…御者の人がいきなり私に踊りかかって…後ろ手に縛り上げられた上、目隠しに猿轡までかまされて馬車の中に放り込まれたの。それから…どことも知れない所に連れて行かれたの」
アシュリー 「…うん」震えているであろう、リースを優しく抱きしめつつ、相槌
リース 「馬車から出されても目隠しされたまま御者に担がれて奥へ連れて行かれた…そして柔らかなベッドの上に…寝かされて…御者は何かいやらしい捨台詞を残して何処かに行ったの」

「それから…どの位経ったか分かんない。とても長い間だったとも、それ程でもなかったかも知れない…誰かがのろのろと這うように部屋に入ってきたの…そしてぶつぶつと何か言いながら…」青ざめて再び口篭り
アシュリー 「大丈夫、大丈夫だよ…」
リース 「猫々斎は私が気を失ってるって思ったらしく目隠しの次に猿轡を取り…戒めを解くと…その次に着衣に手をかけて…その時、私はその体を突き飛ばしたの。それで…猫々斎引っくり返って…何しろあんな体だからすぐには起き上がれなかったらしくその隙に其処を飛び出して…後はもう無我夢中で走って…気が付いたら…知ってるとこに出ていて…近くの馬車に乗れたとこまでは覚えてる…」
アシュリー 「ありがとう、頑張ったねリース、もう大丈夫だから…」ぎゅっと抱きしめてあげて、解放
外野の
レイン
外野から突っ込み〜。何故猫々斎とわかったんだろうね
アシュリー 「でも、ちょっと聞いてもいいかな?」
リース 「何?」
アシュリー 「本当に猫々斎だったの?それと、あんな体ってどういう意味かしら…?」
リース 「猫々斎は…猫背に片目っていう体だから…多分…間違いないと思う」ここで知力判定どうぞ
アシュリー (ころころ)10 普通
GM (見えないとこでころころ)では何もわからなかったねぇ
アシュリー なに…しょうがない 「そう…とにかく、ホントによく頑張ったわ、あとはゆっくり休んで…」と
GM リースはこくんっと頷き…じゃ、ここで一旦カメラを切り替えようか。場所は劇場内、ロッカはアシュリーと恋人が消えたドアをじぃっと見つつ何かを考えてる
レイン んじゃ話しかけますか「ロッカ〜なんか難しい顔してどうした?」
ロッカ 「いや…」首を振り「少し…この事件のことを…考えていたんだ」
レイン 「どういう考察をしてる?」
ロッカ 「…」君の問いに対し…暫し無言の後「わからない…」と一言…「ただ、今は…リースが戻ってきて…ほんとにほっとしてる」
レイン 「そうだな…」
ロッカ 「俺は…今まで…親父みたいに…立派な衛視になりたかったんだ…でも…本当に大切なものは…すぐ側に…あったんだな」ぽつっと
レイン 「その大切な物…いやリースのことを一生大切に…幸せにしてやれよ」
ロッカ 「ああ…」力強く頷き「ありがとう、レイン…俺は…良い友達を持った」ぐっと君の手を握り
レイン 「泣かせたりしたら俺が絞めに行くからな?(笑」
ロッカ 「それは…少し勘弁かな」苦笑ですがようやく笑顔を見せ
レイン 「まぁこの事件が終わったらまた飲みにいくか?」
ロッカ 「ああ、その為にも…終わらせなきゃな…この…事件を…俺たちの手で」
レイン 「おう!」
GM うい、ではここで一旦シーンを切りますね
レイン はーい
GM さて、リースが見つかってから3日程が経ちました…事件の方は翌日、新聞にうたわれてルネス中にぱっと広がったので何処でも彼処でも寄ると触るとその噂でもちきりになりました

曰く、猫々斎という片目で反っ歯の猫背爺が女役者を散々玩具にした挙句、世にも無残な方法で殺したばかりかすぐ翌日にはまた別の女が襲われて危うく難にあう所だったと…といった感じですね
アシュリー ふぅむ
GM 用心棒のロベリアは以外にも絵心があるという事でその似顔絵を描いて提出し、顔は兎も角大事な所は猫々斎そっくりだと、リースを始めとする老人を知る者が証言したので近郷近在まで配られましたが…

随分目立つ格好のはずなのですがその後、そういう姿を目撃したと訴えて出るものは1人もいませんでした

結局、奇怪な老人猫々斎の方はルネスの衛視陣の懸命な捜査にも拘らずその行方は今も杳として知れていません
ヒイラギ はてさて
GM そんなこんなで3日目…劇場内。事件を追い続けるロッカ君は随分やつれていますね…目の下に隈が出来て…体調も悪そうです
ロッカ 「俺は…アンナを殺した犯人を捕まえるまでは、夜もおちおち眠れないんだ…」とか言ってます。ここで感知どうぞ
アシュリー もうフェイト使っちゃうおー、1点(ころころ)15
GM 大盤振る舞いだねぇ。何時もいるはずのイアラさんがいませんね。さらに部屋の隅に封筒が落ちているのに気付きます
アシュリー かっとなってやった、今は反省してる。封筒を拾い、内容を確認
GM 君が手をとると封筒がぱらっと開いて…中身がはらはらと…
レイン 髪の毛が(笑
なんでさ(笑
アシュリー 「あらあらあらあら…」
GM 芸を教えて欲しいと言う内容だね。封筒の内側の裏側の端っこに小さく描いてあるのは紛れも無く紅の一筆書きの片目の猫。どうやらイアラは其処まで読んでいなかったようです
ヒイラギ うっかりやさんだ
アシュリー えー、おーい。ドジっ娘め
レイン 危ないよね?
GM っく、何故殆ど話したことも無い冒険者どもにどじっこ扱いされねばならんのだ(笑
アシュリー 「あーっと…これはいけませんね…」と指定された場所まで駆け出します
レイン 追っかける
GM アシュリーの様子に気付いたロッカも「どうした?」っと追いかけてきます
アシュリー 封筒は持ちながら、内容を走りながら説明
GM あ、そこでリースが
アシュリー リースが裏切った!?
GM 違うって(苦笑
リース 「ロッカさん…」怯えきった目の色でロッカの手をとり…「イアラさん…大丈夫ですよね」と、それに対しロッカも
ロッカ 「大丈夫も何も…大丈夫のようにしなけりゃ…何もかも俺の所為になる」と答えておりました
アシュリー 「…大丈夫、もう誰も殺させなんかしない…」ぼそっ
GM じゃ、ダッシュといこうか。ここは敏捷判定で一つ、どうぞ
レイン (ころころ)13
ヒイラギ (ころころ)16
アシュリー 敏捷低い(ころころ)7 うは
ヒイラギ あいやー
アシュリー 待って〜
GM うぉ、ヒイラギはやい。ロッカは(ころころ)15 おお、ロッカもはぇぇ
アシュリー ろっかーーー
GM まぁ、15以上が二人もいては仕方ないな。ヒイラギは街の一角にて…気絶したイアラに今まさに抱えようとした猫背の片目の老人が君達の方をにやにやしながら見ているのを発見。残り二人は現場に急行中、ヒイラギのみ行動できるけどどうする?
ヒイラギ 「変態発見」ダッシュでしがみつく
アシュリー おーっと、ひーらぎせんしゅ、すぴーどにのってあいてにしがみついたー
ヒイラギ じゃーんぷ
GM じゃ、敏捷勝負
ヒイラギ では、フェイトを2点使おうか
レイン 本気だ!
GM っく、卑怯な。しがみつかれてたまるかー(ころころ)目が良くない、12
ヒイラギ (ころころ)22 しーがーみーつーきー
GM うぅぅ、猫々斎頑張ってない…がしっと捕まれた
アシュリー にゃんにゃん斎押し倒されたーっ
GM つかんだヒイラギには分かる。こいつの体は老人なんかじゃない。確固とした成人男性だ
アシュリー これはにゃんにゃん斎、何気に嬉しいシーンだっ
GM あ、確かにちょっと嬉しいな(ほわほわ〜)いや、まてそれどころじゃない
アシュリー あ、GMが正気に
レイン んでつぎはロッカが到着?
GM そだね。でも彼は猫々斎を見て「ば…馬鹿な…ち、違う…アレは猫々斎であるわけが無い…」愕然と で終了。そろそろレイン、アシュリーも追いついてきたね
ヒイラギ 「おのれ女の敵!」じたばた
猫々斎? 「カッカカカカ…致し方ない」猫々斎は【テレポート】を使用…ふっと消えうせます
アシュリー テレポートって…もう決まりじゃん。ウォーリアでありながらも、アコライトとアルケミストな誰かさんじゃん
ヒイラギ 「無念」
アシュリー テレポートを見て「マズイわ、アナタたち!リースの元へ!早くっ!!」
レイン 劇場へ取って返す
GM あいよ〜、それじゃ劇場へと取って返す君達に…一つの影が併走してくる
人影 「失礼…」
ヒイラギ 「む!?」
レイン 情報屋だったりして
ヒイラギ 情報屋だと思う
GM お察しの通り情報屋のウルオイさんだ
ウルオイ 「若いのを放った結果だが…一つ…妙な事がわかった…」ダッシュしつつ
ヒイラギ 「ほう?」視線だけで先を促す
ウルオイ 「リースって女性が浚われた日、覚えてるな。実は、その日の彼女が浚われた時間帯に…彼女を泊めていたっていう宿屋があったぜ」しゅたたーっ
ヒイラギ 「…泊めていた?」
ウルオイ 「店主のおっさんは正直が取り得って感じで到底嘘なんか吐かないタイプだ、しかも大のリースのファンって事で見間違いじゃないっていってるぜ」
ヒイラギ 「それは一人でか?」
ウルオイ 「ああ、一人だ。とりあえずこんだけだ…じゃあな」とここで彼は【スタンドフライング】使用。飛んできた大凧とドッキングして大空のかなたへと消えていきます
アシュリー 無駄な演出(笑
レイン なんでもありだなぁ…白影?(笑
ヒイラギ 白影だー
アシュリー はい、ウルオイさんレギュラー化
GM えー(苦笑
アシュリー 出張情報屋として、これからも大活躍
レイン 行きつけの情報屋となるっと
アシュリー どこの町の神殿に赴いても、必ず彼がいる
GM いるかなぁ…まぁいいや。こっからクライマックスね。皆さんがダッシュしていくと劇場内から絹を裂くような悲鳴が…中に入るとにやにやしたロベリアがリースを追い詰めています。そして地面には彼女を護ろうと立ちはだかったのでしょう。団長を初めとする劇団員がずたぼろにされて呻いています
アシュリー どSなロベリアだから、止め刺したのかと思った
レイン 殺さないでおくメリットがあるのかな?
GM HAHAHA、真のどSは一人づつ甚振らないと、とりあえず全員生きるか死ぬかでうりうりやってからですよ(爽
アシュリー はいはい
レイン それはどSというより殺人鬼
GM えぇい、お黙りなさい(笑。ロベリアは君達に気付くとにやっと笑う。さらに
??? 「主よ…もう遊びは良かろう」すぅっとロベリアの影から滲み出るように眼鏡をかけ、こうもりの翼を持った魔族が、もう1体お供のように従えた小柄な魔族とともに現れます
ヒイラギ 「魔族かっ」
アシュリー 「…やっぱりね、ドゥアン一人じゃ役者が足らないもの…っ」
GM さて、それじゃ本日の最終戦闘といこうか
VSロベリア+魔族〜乱数なんて頼れない〜
アシュリー 急いでリースに駆け寄る
GM 大丈夫、へたりこんでるだけで外傷とかは無いよ。さて、じゃ、エンディングと行こうか。あの後…魔族と釣るんで邪悪化していたロベリアは君達によって神殿に突き出され…でいいよね?
レイン そしてまた…
アシュリー いやいや(笑
GM 欲しいの?
ヒイラギ いらないー
アシュリー いらない、嬲る玩具にする趣味もない
レイン いらなーい
GM っく、ドローネ様はひきとったのにー一体ロベリアの何が不満なんだ(笑
アシュリー ドローネ様は誰も殺してないし
レイン まだ愛嬌があったからね。ノイは真っ黒焦げになったけど(笑
アシュリー むしろメガネ様が欲しかった
GM 残念だがメガネ様は死にました。メガネが割れたから
アシュリー んむ、残念だ
レイン さらばめがね様
ヒイラギ 南無〜
GM で、事件も解決して数日後…アシュリーはリースに…レインはロッカに呼び出されます。あ、ヒイラギもうちに来ないかってウルオイさんからスカウトがあったけどどうする?
ヒイラギ 「考えておこう(考えるだけ)」
ウルオイ 「残念」ひゅーっと凧に乗って大空に消えつつ。二人で凧に乗ろうよ
アシュリー あーあ(笑
ヒイラギ 色物は好まぬ(笑
GM あいあい、まぁ戯言はさておき、アシュリーのシーンだ。君を呼び出したリースはまずぱんっと両手を合わせて「ごめんね」っといいます
アシュリー 「ん?どうしたの??」
リース 「私、ロッカのために…アシュリーを…騙しちゃったの…」彼女がぽつぽつっと語るところによると事の起こりはロッカの父親に近づきたい、父親を超えたいと言う願望から始まったのです
まず、彼は猫々斎と言う架空の人物を作り出し
アシュリー 「…あらあら」優しく微笑みつつ、静聴
リース 「始めは私…の予定でしたが余りにバレバレなので代役として白羽の矢が立ったのが…アンナさんでした…アンナさんは快く引き受けてくれて…一晩あの屋敷に止まり狂言誘拐を演じる。それを今度は衛視ロッカとして…救出する…悪玉の猫々斎は何処かへと消える。そういう計画だったの」
アシュリー 「…やっぱりね」優しく微笑んだまま
GM 計画に齟齬が生じたのはそれをどこかで嗅ぎつけたロベリアがアンナを殺害したためです
アシュリー だろうね
リース 「それで…このままだとアリバイの無いロッカが疑われるかもしれない…そう思った私が…彼のいる間に自分が捕まったという自作自演をする…これが…あの行方不明の真相。ごめんね。ほんと」っといって思いっきり頭を下げます
アシュリー 「…気にしなくていいのよ。本当に悪いのはリースじゃなくて、もちろんロッカでもなく…悪魔に魂を売り悪行の限りを尽くしたロベリアなのだから」
リース 「あしゅりぃ…」それを聞いて再びぶわっと涙が「あしゅりーーーー」ぎゅーーーー
アシュリー 「ホントに、わたしのことなんて気にする必要ないのよ?あなたはあなたで、大切な人を想うが為に必死だったんでしょ?なら、仕方ないわよ…」
リース 「うん…うん…」泣きじゃくりつつさらにぎゅぅぅぅぅっと
アシュリー 「うふふ…よしよし」とリースを優しく抱きしめ、良い子良い子と宥める
GM ふみ、この辺りでシーンエンドでいいかな?
アシュリー あ、もうちょっと…
レイン 百合フラグ?(笑
GM だ、大丈夫…リースには恋人いるし、なんていうかな。姉みたいな感じかな
アシュリー 「でも、もう大丈夫。あなたの大切なロッカも、あなたの為に頑張った…あなたたちは幸せね。…もう、わたしが守る必要も無い…かしらね。」うふふ、と微笑みシーンカットで
GM おぉ、何か一人立ちを促してる
アシュリー お母さんって感じかな(苦笑
GM うぃさ、ありがとう。じゃ、ラストレインのシーン。場所は一番初めの町外れの小さなバー。グラスを拭く寡黙なマスター、カウンターには今、君とロッカの二人…小さな祝勝会の席だ
レイン 「では…事件解決を祝って〜乾杯〜!」
ロッカ 「ああ、乾杯」グラスをあげ
レイン 「んでこれからロッカはどうするの?」
ロッカ 「…」君の問いに対し暫し迷った後「そうだなぁ…続けるさ…衛視を…」そこでふっと笑い「ただし、今度は正々堂々…おてんとさんと死んだ親父に顔向けできるようにな」
レイン 「ロッカ…がんばれよ。」
ロッカ 「ああ、っとそういやレイン…お前、衛視やらないか?うちの上司がさ、お前さんたちの手際いいって言っててさ。それに…」
レイン 「それに?」
ロッカ 「俺も、お前がいてくれると…頼もしいし…さ」ぽりぽりっと
レイン 「…」暫し迷ってから「その誘いはうれしいが…ごめん俺はまだ冒険者をつづけたいんだ」きっぱりと断ります
ロッカ 「そっか…」君の答えに少し寂しげに笑い「じゃ、二人のこれからの未来に改めて乾杯な」ぐっとグラスを突き出し、改めて君の杯をぱぁんっと
レイン 「乾杯」
GM うぃ、ではこの辺りで終わりにしたいと思います。お疲れ様でした〜
一同 お疲れ様でした〜
おしまい
GMの独り言
やぁっとリプレイ上がりました…プレイしてから一月ちょい、リアルが忙しかったせいでなかなかアップにこぎつけられませんでした…ああー疲れた〜(笑

○元ネタについて

今回はあの金田一のじっちゃん、 耕助氏の生みの親。横溝 正史氏の書かれた『江戸の陰獸』が元ネタです。緻密な設定の下に展開される江戸時代ならではストーリー、一読の価値ありかと思います

○反省点

途中でやや中だるみしてしまい、いまいち締まらないセッションとなってしまいました。セッション後指摘された事ですが背景事情がやや複雑だった事、悪役のロベリアの動機がいまいち弱かったことが敗因かなぁと思います。シティは難しいです。次は単純明快なダンジョンものでいこうかな〜っと思います

とりあえずはこんな所でしょうか…最後に今回のダンジョンを載せ失礼します。それでは〜
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