アリアンロッドシナリオ
「呪われた防具」


プリプレイ

■シナリオデータ
プレイヤー人数 4〜5人
キャラクターレベル
プレイ時間 3〜5時間

■ストーリー
 天空都市テニアに住む商人、ボル=ボリーヤ
 彼が仕入れてしまったのは強力だが呪われた防具であった。
 PC達は彼からの依頼を受け、鎧の呪いを解く為に、呪いを解く力があると言う月の泉のある満月洞に挑む事になる

■今回予告
 今回のお仕事は呪われた防具の呪いを解く事
 なんでも、ラーフ大洞窟から少し離れた所に呪われた器物を浄化する『月の泉』なる物があるらしい

 ARA『呪われた防具』

 冒険の舞台が君を待つ

オープニングフェイズ

□シーン1:呪われた防具

◇描写
 今回の舞台は天空都市テニア、君達はそこで活動を行っている冒険者達だ。
 君達はこの街に住むフィルボルの商人、ボル=ボリーヤに呼び出されて彼の店に来ています。
 
−ボル=ボリーヤ− トラベルガイド P204
種族 フィルボル 性別 男性 年齢 65
髪の色 薄い金 瞳の色 肌の色

 「そんな目をしてもこれ以上は払わんよ」

 ボリーヤ商会の店主であり、テニアに住む人物の中で最も悪名の高い人物
 ケチで有名なこの男は冒険者が持ってくる品の数々を買い叩き、高額で売りさばくと言う商売を続けている。
 しかも、フィルボル特有の子供っぽい外見を利用し、うっかりすると情に訴えかけてくるので始末が悪い。

◇解説
 ボル=ボリーヤから依頼を受けるシーン。
 依頼の内容は呪われた防具を仕入れてしまったのでその呪いを解いて欲しいと言うもの。
 呪いを解く為にはラーフ大洞窟から徒歩で二日程の場所にある『満月洞』という洞窟の奥にある月の泉に漬ければ良いのだという。
 報酬額は400G、但し、冒険者達が値上げを要求してきた場合、ボルは最大800Gまでは譲歩する。

 又、この呪われた防具の持ち運びには下記の特殊ルールが存在する。

○特殊ルール:呪われた鎧について
  1. 呪われた鎧は両手、両足、胸部、腰部の4つのパーツに分かれている
  2. 各パーツの重量は4
  3. パーツ一つごとに呪いの力によって全ての行為判定に[(所持しているパーツの個数)D6]のペナルティが生じる。但し、最低1dは振る事ができる。
    例) 所持している防具が1つ: −1d
    所持している防具が2つ: −2d
◇台詞
▼ボル=ボリーヤ
 「おお、来たか」にこにこしつつ出迎え。そんな彼の背後には木箱が4つ置いてあります

 「この間、冒険者からなかなか良い防具を買ったんだが、これが曰く付きの品だったんだ」

 「着る所か持ってるだけで肩が重くなるし、なんか時折ぶつぶつと気味の悪い声がするし…」

 「で、なんとかならんかと調べてみたらな…満月洞っていうラーフの近くにある洞窟、そこの最奥に地の時代に造られた月の泉ってのがあってな」

 「なんでも洞窟自体に仕掛けがあって、月の光から魔力を溜め込める仕組みになってるらしい…」

 「で、溜めた魔力で、武器や防具に掛けられた呪いを解除してくれるそうだ。ただ、造った奴が意地の悪い奴らしくてな。なんでも『知恵のある者にしか使わせん』と扉に何か仕掛けを施したとか」

 「そこでお前さん達だ。その月の泉にこいつらを漬けてきて欲しいんだわ」とんとんっと木箱を叩き「報酬は一人頭400G、どうだ?」

◇結末
 PC達が引き受けたらシーンは終了する。尚、次のシーンで洞窟に向かってしまうので、何か買い物は無いかここで聞いておく事
 ミドルフェイズはダンジョン探索となる。  

ミドルフェイズ

□エリア0:洞窟

◇描写
 では、テニアからラーフまでテレポートし、徒歩で二日程歩き…目当ての洞窟が見えてきます

◇解説
 洞窟の入口。特にイベントなどはなし

□エリア1:洞窟の入口
 洞窟内は薄暗く…少し湿っぽい。
 西に通路が伸びていて、東に木製の扉がある。
 ルール的に言うと明度2の状態である。

○明度
 明度4:判定等にペナルティはなし。射線が通っていれば隣のエリアまで見渡せる
 明度3:判定等にペナルティはなし
 明度2:あらゆる行為判定に-1dのペナルティ
 明度1:あらゆる行為判定に-1dのペナルティ。移動は1回に5mまで

◇解説
 東に進むならエリア2:地虫研究者の部屋へ
 西に進むならエリア4:細長い通路へ

□エリア2:地虫研究者の部屋

◇描写
 扉を開けると、土の入った水槽が沢山並べられた、研究室のような部屋にでる。
 その部屋の床を一人のネヴァーフの女性がルーペを片手に這いずり回っています。

女性「あー、そこ動かないでー」と言ってきます

女性「あたしはクルタ。貴方達は?」えー、有名人なんで君達も知ってます
 
−クルタ− トラベルガイド P199
種族 ネヴァーフ 性別 女性 年齢 21
髪の色 瞳の色 肌の色 褐色
 ラーフの長老、オムガの孫の一人。彼の才能を受け継いだラーフ期待の星である。
 だが、最近クルタとオムガの仲が悪い。直弟子以外には自分の知識、技術を伝えようとしないオムガと、それらを錬金術師全体で共有しようとするクルタで対立が起きているのだ。
 お互い頑固で一歩も引く気配の無い二人に周囲は困っている。

◇解説
 クルタはポーションの材料の地虫の研究にこの洞窟に訪れていたが、地虫の卵を落としてしまい困っている。彼女を手伝い、地虫の卵を探して拾う場合、FS判定を行う。

終了条件 :3R経過
完了値 :12
判定 :感知
難易度 :13

▼進行イベント
 4:地虫の卵は発見したが、潰れてしまいそうだしなんか気持ち悪い。一度心の整理をしないと…以降の判定を【精神】に変更
 8:良し、拾うぞ!以降の判定を【器用】に変更

 地虫の卵の回収に成功した場合、クルタはお礼として地虫のエキスをくれる。
 これはMPが7d回復するアイテムであり、このシナリオ限定の使い捨てのポーションとして扱う。
 使用しなかった場合は、300Gで売れる。

 又、洞窟について尋ねると、西側(エリア4)には巨大吸血蝙蝠が出る事と、蝙蝠避けの香水をくれる。
 蝙蝠避けの香水を使用した場合、エリア4で戦闘は発生しない。この場合は経験点は入るがドロップ品は入手できない。

◇台詞
クルタ「実は今、ポーションの材料として地虫を研究しててね。ここは良質な地虫が多いから時々来るんだけど」

クルタ「観察中に卵を落としちゃってね」ぽりぽり「貴方達、良ければ卵探し手伝ってくれない?御礼はするわよ」

〜この洞窟について聞かれた〜
クルタ「まぁ、あたしは地虫を取るために着てるからあんまり奥に入った事なくてね…良くは知らないけど」

クルタ「ただ、こっから西側の通路には巨大吸血蝙蝠の生息地だから、あんまり近寄らない方が良いよ…あ、そうだ」ぽんと手を打ち棚から小瓶を取り出して

クルタ「もし、そっち側から奥に行きたいなら、これを使うと良いよ。蝙蝠の嫌いな匂いの香水。これさえあれば寄ってこないから」

□エリア3:十字路

◇描写
 扉を開けた先は十字路になっています。

◇解説
 東に進むならエリア2:魔獣の子供達の部屋へ
 西に進むならエリア5:何かが這いずった跡へ
 南に進むならエリア8:リドルの間へ

□エリア4:細長い通路

◇描写
 細長い通路になっていますね。しかもこの通路、苔が生えていてぬるぬるしており、とても滑りやすい。ルール的に言うとトラップ〔滑る床〕相当です。
 さらに、巨大な蝙蝠達がわっさわっさと姿を現した。

◇解説
 細長い通路。
 ここのエリアには、トラップ〔滑る床〕が仕掛けられている。
 さらに腹を空かせた巨大吸血蝙蝠が襲い掛かってくる。戦闘を行う事。相手は巨大吸血蝙蝠が2体である。

 エリア2でクルタから蝙蝠避けの香水を貰っている場合、蝙蝠達は匂いを嫌い寄って来ないため戦闘は発生しない。
 この場合でも、アフターの【エネミーの合計】に蝙蝠に加える事。但し、ドロップ品は手に入らない。

○滑る床
種別 トラップ 構造 魔術
LV カスタマイズ
条件 コンティニュ型 
探知値 解除値

 滑りやすい床のトラップ。
 滑る床にエンゲージしている全てのキャラクターは移動やジャーアクションを行う前に難易度13の【敏捷】判定を行う。
 この判定に失敗した場合、BSの転倒を受け行動済となる。
 滑る床は飛行状態のキャラクターには効果が無い。

巨大蝙蝠(ワイバーン相当)
分類 動物 属性
LV 25(モブ) 識別値 24
能力値
筋力 72 24 器用 43 14
敏捷 46 15 知力 19 6
感知 41 13 精神 25 8
幸運 32 10
命中 威力 種類 射程
14 4d 59 6d 物理 至近
回避 15 3d 防御 28 8
HP 200 MP 72
行動 28 移動 33m
特殊能力
暗視
豪腕 4
ドレインパワー 10
飛行能力
変幻攻撃 2
見切り 1
 
 
 
 
 
 
 
ドロップ
2〜6 巨大蝙蝠の牙×4 1300×4
7〜9 巨大蝙蝠の爪×6 1400×6
10〜18 巨大蝙蝠の翼×9 2000×9
19〜 巨大蝙蝠の肝 35000

□エリア5:何かが這いずり回った跡

◇描写
 このフロアには中央に巨大な穴が開いている
 しかもその穴には何かが這いずった様な跡があった

◇解説
 この部屋の中央には大きな穴がある。
 この穴を開けたのは泉の力で巨大化した地虫である。
 PC達にこの洞窟に何かがいることを伝える事

□エリア6:魔獣の子供達

◇描写
 このフロアには無数の穴が開いていて床がぼこぼこになっている。
 ルール的に言うとトラップ〔カース〕扱いとなります。

◇解説
 あちこちにぼこぼこの穴が開いたフロア。
 このフロア一面はトラップ〔カース〕扱いとする。
 不用意に穴に近寄った場合、穴に隠れていた巨大地虫の不意打ちを受ける。戦闘に入る事
 相手は巨大地虫が3体とする。

○カース
種別 トラップ 構造 物理
LV カスタマイズ
条件 コンティニュ型 
探知値 解除値

 呪いにより行動を阻害するトラップ。
 カースにエンゲージしている全てのキャラクターの【敏捷】判定の達成値を-2(最低0)する。GMは達成値が減少する能力値を変更して良い。
 又、「構造:物理」に変更する等によって行動を阻害するものとしても良い。この場合はシークレットでは無くなる。

巨大地虫(シーサーペント改)
分類 動物 属性
LV 20 識別値 24
能力値
筋力 62 20 器用 35 11
敏捷 29 9 知力 17 5
感知 37 12 精神 26 8
幸運 32 10
命中 威力 種類 射程
11 3d 46 7d 物理 至近
回避 9 2d 防御 29 8
HP 176 MP 67
行動 21 移動 26m
特殊能力
暗視
ウィルブレス:毒 10
苦痛耐性 5
豪腕 5
バッドステータス付与:毒
変幻攻撃 1
抵抗性:転倒
猛毒 5
 
 
 
 
 
ドロップ
2〜5 地虫の鋭い牙 1300
6〜12 魔力の結晶 2000
13〜16 地虫の鋭い牙×2 1300×2
17〜 巨大地虫のエキス 11000

□エリア7:大き目の部屋

◇描写
 通路を抜けた先は少し大きめの空間に出る。
 北と東に進めそうだ。

◇解説
 大き目の部屋、特にこれと言ったイベントはなし

   東に進むならエリア8:リドルの間へ
 西に進むならエリア5:何かが這いずった跡へ

□エリア8:リドルの間

◇描写
 このフロアには南に金属製の扉がある。これには鍵Bが仕掛けられています。
 扉には一枚のプレートが掛けられている。
 そこには『泉の力を得たくば、我が前に手をかざし、汝の知恵を示すが良い』と地の時代の言葉で書かれている。

 〜手をかざした〜
 するとすぅっと文字が消え、新たな文字が浮かび上がる。
 −問題−
 とある城砦での話。
 そこで夜警に当たっていた一人の兵隊が司令官に申し上げたい事があると、夜も明けぬ前に急いでやってきました。
 その兵隊曰く「私には昔から特殊な能力があります。昨夜も、『明朝の敵軍の奇襲に注意せよ』と夢のお告げを聞きました」との事。
 司令官は半ば疑いながらも、奇襲に備え守備を固めさせると、本当にそこへ敵軍が攻め込んできました。幸い、事前の準備によって城砦は護られたのです。
 数時間後、司令官から呼び出されたその兵隊はてっきり褒められると思っていたのですが逆に叱られてしまいました。
 それはどうしてでしょうか?

 −解答−
 夜警なのに寝ていたから
 その兵隊が夢のお告げを聞いていたという事は、寝ていたという事です。
 彼のお陰で城砦が護られたとはいえ、司令官も真面目に仕事をしなかったことは叱らざるえないでしょう。
 この兵隊は今後は寝るのを仕事にすれば良いのかも…

 朝には考え、昼には行動し、夕方には食事をし、晩には就寝せよ。
                               −ウィリアス=ブレーク/詩人

◇解説
 リドルの間。南の扉にはトラップ〔鍵B〕が仕掛けられている。
 リドルが解けたら、〔鍵B〕は解除される。

クライマックスフェイズ

□エリア9:泉の間

◇描写
 かなり広いこの部屋の奥の方にはこんこんと水が湧き出る天然の泉がある。
 天井には穴が開いており、月光が差し込んでいる…
 水は透明度が高く、この洞窟には似つかわしくないほど清らかだ。
 これが、鎧の呪いを解くと言う満月の泉だろう…
 だが、君達が近寄ろうとした正にその時、泉から巨大な影が現れた…
 地虫だ…だが、これまで見たこと無いほど大きい…優に20mはあるだろう…どうやら泉の魔力に当てられて巨大化したようだ

◇解説
 クライマックスフェイズ。
 超☆巨大地虫との戦闘。超☆巨大地虫にはトラップ〔デスルーレット〕〔モンスターゲート〕が仕掛けられている。
 トリガー条件は超☆巨大地虫が戦闘不能になる事。
 演出的には倒れた瞬間地虫に押しつぶされる&新たな地虫出現と言う感じである。
 モンスターゲートは巨大地虫を召還する。

○デスルーレット
種別 トラップ 構造 魔術
LV 10 カスタマイズ ×
条件 トリガー型 
探知値 20 解除値 21

 確実な死を呼び込む恐るべき呪いを掛けるトラップ。
 デスルーレットの設置されたエリアに存在する全てのキャラクターは【幸運】判定を行う。
 [達成値]が一番低かったキャラクターは即座に[戦闘不能]となる。
○モンスターゲート(巨大地虫召還)
種別 トラップ 構造 魔術
LV 20 カスタマイズ ×
条件 トリガー型 
探知値 16 解除値 18

 エネミーを召喚する特殊なゲートを開くトラップ。
 GMは召喚されるエネミーを一体指定する。モンスターゲートのレベルは召喚されるエネミーと同じになる。
 このトラップが作動すると指定したエネミーが未行動で1体出現する。
 召喚後のエネミーの行動はGMが決定する事

超☆巨大地虫(ジャイアントグロウラー改)
分類 動物 属性
LV 35 識別値 26
能力値
筋力 73 24 器用 44 14
敏捷 26 8 知力 23 7
感知 52 17 精神 28 9
幸運 26 8
命中 威力 種類 射程
14 4d 64 8d 物理 至近
回避 8 2d 防御 38 9
HP 350 MP 67
行動 21 移動 31m
特殊能力
暗視
ウィルブレス:毒 12
苦痛耐性 5
豪腕 6
バッドステータス付与:毒
バッドステータス無効
変幻攻撃 2
猛毒 10
超☆強酸
 
 
 
 
○超☆強酸
パッシブ
クリンナップフェイズにこのエネミーにエンゲージしている全てのキャラクターは5dのHPダメージを受ける
このダメージはスキルによって軽減できない
ドロップ
2〜5 地虫の鋭い牙 1300
6〜12 魔力の結晶 2000
13〜16 隕石×2 15000×2
17〜 超☆巨大地虫のエキス 40000

巨大地虫(シーサーペント改)
分類 動物 属性
LV 20 識別値 24
能力値
筋力 62 20 器用 35 11
敏捷 29 9 知力 17 5
感知 37 12 精神 26 8
幸運 32 10
命中 威力 種類 射程
11 3d 46 7d 物理 至近
回避 9 2d 防御 29 8
HP 176 MP 67
行動 21 移動 26m
特殊能力
暗視
ウィルブレス:毒 10
苦痛耐性 5
豪腕 5
バッドステータス付与:毒
変幻攻撃 1
抵抗性:転倒
猛毒 5
 
 
 
 
 
ドロップ
2〜12 地虫の鋭牙×10 1300×10
13〜16 最高級ダイアモンド 25000
17〜19 地虫の鋭い牙×2 1300×2
20〜 巨大地虫のエキス 11000

エンディングフェイズ

□シーン1:今呪いが解ける時

◇描写
 泉にそっとつけるとぱぁっと泉が輝き…
   「AAAAAAAAAA」っという悲鳴と共に防具からシュウシュウと真っ赤な煙が立ち昇り消えていきました。
 これで、この防具もこれからは普通に使えるようになるでしょう。

◇解説
 エンディングフェイズ。
 泉に漬ける事によって防具に掛けられた呪いが解ける。ボルは喜び、PC達に依頼料(一人頭400〜800G)を支払ってくれる
 

最後に

 このシナリオはアリアンロッド上級ルールブックP173にあるシナリオフック『呪われた防具』を元にしています。
 又、リドルは大人の頭脳クイズ(リイド文庫)から取らせて頂きました。
 ただ、少々エネミーが強すぎる&トラップが意地悪かもしれません。
 テストプレイでは地属性のラスボスに対し、エアリアルスラッシュ、リゼントメントを使えるメイジがいたので楽勝でしたが、トラップが発動し、前衛のウォーリアが倒れ、PC達は脅威を感じたようです。
 もし、このシナリオを使いたいという奇特な方がいた場合、最後は少し弄って弱めにしても良いかと思います。
 今回はこのくらいで。ではでは

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