オープニング |
ミドル |
クライマックス |
エンディング |
□今回予告
鬼面都市バドッカ… |
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オープニングフェイズ |
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GM | さて、最初はロウとフィーアのシーン、ガヤン神殿。 時刻は大体夕方の6時くらい。早番だった君がそろそろ仕事を切り上げ、同僚に挨拶しながら家に帰ろうとする所からです。 |
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ロウ | 「ふぅ、今日も無事に終わったか」 | ||||
フィーア | 「よぉ、ロウ。今から帰りか?」片手をあげつつ挨拶。 | ||||
ロウ | 「ああ、途中まで一緒に帰るか?」 | ||||
GM | 君達がそうやって話していますと | ||||
男性の声 | 「おや、ロウ君にセシルさん。丁度良い所に」と声を掛けられます。 振り向くとそこにいるのは30台半ばの中年男性でハール=マクインという人です。 ○ハール=マクイン 種族:人間 性別:男性 年齢:34歳 バドッカのペローマ神官の図書館の司書。 銀の月、特にグルグドゥに興味を持ち造詣が深い為、時折ガヤン神殿に協力している。 女性付き合いが苦手な為未だに独身。サリカ神殿の神官リカが世話を焼いているが最近は諦め気味。 |
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ロウ | 「ハールさん、どうかしましたか?」 振り返り | ||||
ハール | 「君達は確か…休日冒険者でしたよね。実はお願いしたいことがあるんですよ…あ、ここじゃなんですしどこかでご飯でも食べながら話しませんか?」 | ||||
フィーア | 「あー。オレは良いけどよ……ロウは?」 | ||||
ロウ | 「構いませんよ。家に戻って特に用があるわけでもないですし」 こいつも女っ気無しです(笑 | ||||
ハール | 「じゃあ、口地区にちょっと美味しいところがあるんですよ。あ、確かもう一人お仲間がいましたよね。ほら、あの小さい子、彼女も誘ってみてはどうでしょう」 | ||||
フィーア | 「ミリーもか。分かった。」 | ||||
GM | 「では、ご案内しますよ」ということで途中でミリーを拾って | ||||
ミリー | 拾われてく(ぁ | ||||
GM | そのまま口地区にある食堂『神が言っている…まだ死ぬべき定めではないと』亭にいくでいいかな? | ||||
フィーア | なんだ、その名前は | ||||
ミリー | なんて名前 | ||||
ロウ | マスターはイ―ノックさんか | ||||
GM | うみ、…ここは地鶏を扱った焼き鳥メインの飲み屋みたいなとこです。扇屋みたいなイメージで。ハールさんは適当に生と何本か頼んで君達に向き直ります | ||||
ハール | 「わざわざすいませんね」 | ||||
ロウ | 「いえ、わざわざ俺達を頼ってくれるなら、出来る限り力になりますよ」 | ||||
フィーア | 「右に同じ。」 | ||||
ミリー | 「今日の仕事も終わってるし用事があるなら問題ないですよ」 | ||||
ハール | 「実は次の安息日、ある遺跡に私の護衛として着いてきて欲しいのです」 ルナルの世界では月が七つ有り、こちらの世界と同じく一巡り(1週間)7日制です。 そのうち、悪魔達がいる黒の月曜日は安息日としてお休みになっているのです。 ラッキーな事にガヤン組もミリーも丁度お休みです。 |
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ミリー | 「遺跡?」 | ||||
ハール | 「はい、遺跡の名前はスモーキー=クォーツの研究所と言います」 これについて知っているかどうかは
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フィーア | 「煙草臭そうな名前の遺跡だな。」(ころころ)知らない | ||||
ロウ | 地域知識:バドッカで成功。仮にもバドッカのガヤン駐在所の一員、地域知識/バドッカは取っておきました | ||||
ミリー | 同じく地域知識:バドッカの技能無しで成功 | ||||
GM | スモーキー=クォーツは今から50年ほど前、丁度バドッカが出来たばかりの頃のペローマ神官です。 いや、だったというべきでしょう。バドッカ周辺の様々な銀に関する遺跡に造詣の深く、彼らが残した遺物を研究していた彼は次第に銀の月へと傾倒し、最終的に[多足のもの]となって姿を消したと言われています。 因みに地域知識に成功した人はこのスモーキー、大変な釣りキチで様々な竿や錘等を考案した事で一部で有名なことを知っています。 |
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ロウ | 「ああ、その人なら知ってますよ。この街の歴史家の中では結構有名ですしね」 | ||||
フィーア | 「そうなのか?」首傾げ | ||||
ハール | 「良く知ってますね」目を細めて | ||||
ロウ | 「この町の事でしたら」 と誇らしげに | ||||
ハール | 「実は、ペローマ神殿で大掃除を行っていたら、彼の残した資料が出てきましてね」 | ||||
ロウ | 「おお、そうなんですか? 何かの釣り関連の?」 | ||||
ミリー | 「報告されてなかった遺跡でも書かれていたので?」 | ||||
ハール | 「ええ、釣りかどうかは分かりませんが、時期は晩年、もう殆ど多足のものになりかけだった頃の研究所だったそうです。」 | ||||
フィーア | 「……何か、凄い人なのかそうでないのか微妙な……」 | ||||
ハール | 「ただ、困った事に研究所には特殊な魔法が掛けられていて10年に一度の正しき星辰の日のみ、入口が開くそうです。そしてその日が丁度次の安息日」 | ||||
ミリー | 「非常にいタイミングだったんですね」 | ||||
ハール | 「はい、ラッキーでした。先人が残した貴重な知識がそこにはある筈です。重ねてお願いします、私の護衛として一緒に来ていただけませんか?」 | ||||
ロウ | 「面白そうだな。良いですよ、そういうのなら俺は喜んで」 | ||||
フィーア | 「それ、スモーキーさん自身も苦労しただろうに……。」10年に一度 | ||||
ハール | 「閉鎖する時にその魔法を掛けたそうです。なんでも『俺のお宝を残した。とれるもんならとってみやがれべらんめぇ。そしてあばよ』と言い残して大地に変な機械に乗って消えて行ったそーです」 | ||||
フィーア | 「フランクだな……。」 | ||||
ロウ | 「なんか変わった人だなぁ」 | ||||
ミリー | 「面白そうな人ではあるよねえ」 | ||||
ハール | 「まあ、ペローマ信者なんて基本変わり者のオタク集団ですから」さらり | ||||
フィーア | 「ハールさん……それ、笑うところ?」難しい顔で | ||||
ロウ | 「自分で言っちゃうかな、それを」 | ||||
ハール | 「ははは『こまけぇこたぁいいんだYO』とスモーキーさんなら言うかもしれませんね」 | ||||
フィーア | 「スモーキーさんね。スモーキーさんが、そう言いそう、と。」 | ||||
ハール | 「まぁ、受けて貰って助かります、それでは次の安息日。宜しくお願いしますね。あ、ここの奢りは私が持ちますんで適当にどーぞ」 | ||||
ロウ | 「おお、太っ腹ですね。そういう事なら遠慮なく頂きます。マスター、焼き鳥もう2つ追加で―」 | ||||
ミリー | 「それじゃあ、明日にでも準備を始めないとね」 | ||||
ロウ | 「ミリー。頼りにさせてもらうよ。」 | ||||
ハール | 「経費で何とでもいえますから…何しろ世間知らずの研究者ばかりなので…」けけけと笑うハールさんは既に酔っているようでした | ||||
フィーア | 「大丈夫かな・……この人……。」ぼそりとつぶやく | ||||
ペローマ信者のハールからの護衛を引き受けた三人。次の安息日までにミリーがバトル・ファンを高司祭ボーナスで三割引で購入などの準備を整えます。そしてぐるぐると時計は進み… | |||||
ミドルフェイズ |
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GM | では数日後の安息日、ハールさんに案内されてバドッカから出発する事徒歩で約1時間 遠めに見えてきた遺跡はまるで丘の斜面に出来た瘤のように見えた。 全体は傾いたプリンのような形をしていて、高い所では3m、低い所では2m程の高さがある。 君達が近寄ると継ぎ目一つ無いその壁の一部が競り上がり、入口が出来る。 中は真っ暗だが、筒状になっており下りの螺旋階段になっているようだ。 |
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ハール | 「はい、皆さん。ここが件の研究所ですよ」 | ||||
ロウ | 「ほー、なかなか本格的な作りだな」 | ||||
ミリー | 「此処から先は気をつけないといけないね」 | ||||
フィーア | 「誰が先頭に立つ?」 | ||||
ハール | 「私はぶっちゃけ戦えないので皆さん宜しくお願いしますよ。あ、灯りくらいなら持ちます」 | ||||
ロウ | 「はい、調べ物の方をよろしくお願いします」隊列は前衛なら俺が行こうか? | ||||
色々相談した結果、フィーア、ロウ、ハール、ミリーという順で遺跡に入る事に | |||||
GM | ほい、隊列は決まりましたね。では降りていくと流石はなりかけとはいえ銀に染まっていた人のの遺跡というべきでしょうか 下り階段を下りているだけなのに、空間が奇妙に歪んでいます。 真っ直ぐ進んでいるような、上っていくような…妙な感覚に囚われますね と言う訳で皆さん、マイナス2のペナルティで『知力判定』どうぞ。失敗すると足を滑らせて転んでしまい、壁に顔面激突。1点のダメージを受けます |
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ロウ | (ころころ)成功。「みんな、大丈夫か?」 | ||||
フィーア | 「ぶっ!」転んだ。 | ||||
ミリー | 「あれれ」成功 | ||||
GM | フィーアが転倒と、ハールさんも失敗して顔面激突しちゃった。知力13もあるのにこの人(苦笑 | ||||
フィーア | 「いってぇ……。折れてないよな?」ぺたぺた鼻を触って確かめる | ||||
ロウ | 「妙な感覚だな。平衡感が狂う。これも何かのトラップでしょうか?」 | ||||
ハール | 「いえ、銀の種族の感覚は、我々とはかけ離れています。恐らくその所為でしょう」 | ||||
ロウ | 「そうか、多足の物ですか。なるほど」 | ||||
ミリー | 「銀の種族の造形は物によっては綺麗だったりとかもするみたいだけど理解するのはねえ」 | ||||
ロウ | 「多足のものには実際会った事が無いが…なるほど、こういうものなのか」 | ||||
GM | あんまりじーっとみてると叉眩暈がしてくるよ | ||||
ロウ | 「…おっと、あまり見ていると危なそうだな」先に進もう |
GM | 何時までも続くかと思われた階段を下りた先は広いホールになっていた。 部屋の中央にはここのかつての主だろうか?ローブを身に纏った老人の石像が立っている。 東西南北、四方には金属製の扉が一つづつ有り、それぞれの扉の前に 東:羽 西:花瓶 南:兵士 北:どんぐり の石像が置いてあった。 |
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ロウ | 「これは…何かの謎解きか?」 | |
ハール | 「恐らく、この石像は扉の先に何があるかを示しているのではないかと思います」 | |
フィーア | 「出たとこ勝負ってとこか。羽は判らんが、花瓶とどんぐりは何かの宝物庫じゃないだろうか?」 | |
ロウ | 「…兵士の部屋は危なそうですね」 | |
フィーア | 「どれを開けても酷い目に会う、ってのはさすがにいじけすぎかな。」 | |
ミリー | 像はどちらを向いてますか? | |
GM | 南ですね。では、これらの石像を見て何か分かるかどうか『心理学』の判定をどうぞ。本当は象徴学が欲しいんだけど無かったからね |
一同 | ころころ |
GM | ミリーが成功か。ではどんぐりには『健康の回復』、花瓶には『助けが必要な友』という意味がある事を思い出しました。残り二つは良くわからない |
ミリー | 「えっと、どんぐりは健康の回復、花瓶は助けが必要な友、だったかな?」 |
フィーア | 「助けが必要な友、か。オレは花瓶を開けたいな。」慈善家もち |
ロウ | 「回復と言うは安全そうだな。となればまずは花瓶を見てみるか?」 |
ハール | 「ロウ君、花瓶は助けが必要な友ですよ」 |
何処から開けるか相談し、まずは西の花瓶から開ける事に…因みに罠技能は誰も持っていませんでした(苦笑 |
GM | 扉を開けた先は半分土砂に埋まった部屋。 部屋の中には壊れた机や、割れた瓶の欠片が散乱していて見るも無惨な状態です。 その元凶でしょうか?部屋の中央には子供程の大きさの何者かがいますね。 脚は短く、手は長い。下腹にあたる部位はぽこんっと突き出ています。 顔は鼻面が尖っておりどことなく犬に似ていなくもないですね。 |
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謎生物 | 「坊ちゃん嬢ちゃん、あっしを助けておくんなせ」と話しかけてきます | |
ミリー | 「あや」 | |
ロウ | 「モンスター…じゃないのか??」 | |
フィーア | 「えぇっと……助けてってどういうことだ?」 | |
GM | さて、この謎生物の正体を知っているかどうか神秘学でどうぞ | |
一同 | ころころ | |
なんと全員失敗 | ||
謎生物 | 「おや、あっしらをご存じない?まぁ、銀の連中以外には馴染みが薄いのかねぇ…」ぽんっと額を打ち 「偉大なる大地の元素獣コボールトでごぜえやす。名前は××××(君達には聞き取れない音域)といいやす」ぺこり |
|
ミリー | 「あ、どうもです」 | |
GM | えっと、では不甲斐ない君達に代わって判定に成功したハールさんによると彼はコボールト。 大地の元素界からやってきた大地の元素獣でそこそこ賢く、大人しく、良く小間使いとして使われているそうです |
|
ロウ | 「コボルト…か」 | |
コボ | 「のんのん、コボールトでやんす」 |
ロウ | 「なるほど…悪いやつではなさそうだ。で、たすけてとはどういった事で?」 |
コボ | 「へぇ、あっしはここの主様に召還され身の回りのお世話をさせて頂いていたんでやすが、ある時誤って主様大事にしていた壺をこぅ…ぱりんぱりんぱりんっとやっちまいましてねぇ。契約を変更されちまったんです」しょぼーん |
ミリー | 「えっと、その変更した内容って?」 |
コボ | 「主様が当時嵌っていた算術の問題を渡されましてね。こいつが解けるまで元素界に帰る事はまかりならんってね。しかもあの陰険爺、適当に数並べてれば何時かあたると困るからってんで挑戦は3回までって制限つけてきやがった上に間違える度にびりびりっとくる電撃までオマケしたんですぜ」 |
ミリー | 「あや」 |
ロウ | 「さ、算術か」 |
コボ | 「坊ちゃん嬢ちゃん、どうか、助けてくれませんかね?あっしはもう、帰りたいんでやんすよ」ほぅっと深いため息をつき |
フィーア | 「まぁ、考えるだけなら、って言うのは無責任だけど……なるべく頑張る。」 |
コボ | 「あ、ありがとうごぜえやす。ああ〜あんた達はバガラガ様がもたらしてくれた使者だ。ありがたやありがたや」ばがらがばがらがっと長い手を擦って |
GM | では、まずリドルの前に簡単なルールを説明します ○リドルについて
|
一同 | OK |
GM | 理解が早くて助かります。では問題を出します ○問題 99と72から27が、45と27から18が導かれる…といった順に並んでいる。 以下も全て同じ、ある規則で繋がっている。 その規則を見つけ、途中にある?を推測して欲しい。 |
|
フィーア | 「答えは15かな?」 | |
ロウ | 「15だね」頷いて | |
GM | 15でふぁいなるあんさー? | |
フィーア | オレが代表者になるよ…あ… | |
GM | ん? | |
フィーア | ねぇ | |
ロウ | うん? | |
フィーア | 右から左を引く、だよね?15って場合は | |
ロウ | ですよ。その下の行を見ても15であってると思うけど | |
フィーア | 最期が21−13=7って、おかしくない? | |
ロウ | おや?あ、本当だ。むむ… | |
フィーア | 誤植? | |
GM | いいえ、問題は完璧です(気がついたか…) | |
ロウ | 8じゃなくて7って事は…法則が違うのか |
ミリー | ん〜 |
ロウ | 最大公約数、とかでもないな。→の通り、ってことは斜めの段を参照、とかのひっかけでもないし…(ぶつぶつ |
暫し問題とにらめっこしつつ黙考する一同…約10分ほどあれこれ考えて諦めムードが漂ってきた頃… | |
フィーア | あ、分かった。「ごめん。12だ!」 |
GM | ふぁいなるあんさー? |
フィーア | FA |
GM | うい、ではフィーアがそう言うと何処からとも無く |
謎の声 | 「正解、御前頭良いな。INT500位あるだろう」という声が聞こえました ○回答 答え:12 99と72から27が出来た理由は9+9+7+2=27で、次は4+5+2+7=18。 以下同じ規則で3+6+2+1=12、2+8+1+2=13なのだ。 最後が8だったら、貴方が始めに思いついた15が正解になる。 意地悪ノブの不朽の名作。オッチョコチョイは必ず間違える。 |
フィーア | 「ないよ。」苦笑する |
ロウ | 「おお」 |
フィーア | ちょっと色々考えて、捻くれた考え方をしたら偶然 |
GM | 見事正解だったのでコボールトの身体が淡く発光しその姿が薄れ始めます |
コボ | 「あああ、助かりやした。ほんとなんとお礼を言って良いか」ぺこりと頭を下げ |
フィーア | 「いや、趣味みたいなものだから」 |
ミリー | 「ん、お礼ならいいよ」 |
コボ | 「いや、それじゃ申し訳ねぇ、たいした礼にゃなりませんがあっしが知っているここの情報を教えやす」徐々に姿をぼやけさせつつ |
ロウ | 「おお」 |
コボ | 「中央のホールの主様の像の床下を調べてくれなせえ、地下二階への隠し扉がありやす」さらに薄れ…声も段々遠くなってきた |
ミリー | 「隠し階段があるんだ」 |
コボ | 「地下二階の…奥…は主様の宝…番…の…ーれむ…いやす。」もう視認するのが難しい。言葉の方も遠いラジオでも聞いている様にノイズ交じりになって聞き取り辛い |
ロウ | 「なんと、あの部屋そのものに隠し扉があったのか!」 |
コボ | 「両手と顎で攻…してくるんでやすが…右…のつけネガヨワ…」と言った所で完全に消え去ってしまいます。無事に元素界に帰還できたようです |
ロウ | 「ありがとう、助かったよ」最後に消える瞬間に、そう礼を言う |
フィーア | 「なにはともあれ。手助けできてよかったよ」 |
ミリー | 「こっちの方が助かったよね」 |
ロウ | 「まったくだ。凄いな、フィーア。俺には全く判らなかった」 |
フィーア | 「た、たまたまだって!」テレ「じゃ、行こうか。」晴れ晴れとした笑顔で |
ミリー | 「他の部屋はどうする?」 |
ロウ | どんぐりだけは調べてみない? 多分エリクサーじゃないかと思うんだけど。羽は予想がつかない。テレポートの罠か何かな? |
ミリー | どんぐりは休憩部屋の可能性もあるけど |
ロウ | と言う事で、行ってみない? |
ミリー | まあ、調べるなら調べてみよう |
GM |
はい、北ですね。では扉を開けた先は他の場所とは全く違う、まるで子供部屋に紛れ込んでしまったような雰囲気に君達はぎょっとする。 部屋の壁は色鮮やかなタイルで飾られており、床には絨毯が敷き詰められている。 端のほうにはベッドがあり、その傍らのテーブルの上には花の花弁のような突起を生やした箱がおいてある。 箱は腰までの高さがあり、側面にハンドルが一つ付いている |
|
ロウ | 「なんだ、こりゃ??」回転ベッド?(笑 | |
フィーア | 「なんだろう。オルゴール、かな?」 | |
ミリー | 蓄音機?それともレコード? | |
ロウ | ハンドルがあるな、回して見るか?」 | |
フィーア | 「そうだな。」 | |
GM | 回す? | |
ロウ | 回して見よう。異論のある人は? | |
ミリー | 良いかと | |
フィーア | オレは良いぜ |
GM | では、回し始めると妙な音楽が流れ始めます、『知力判定』どうぞ。失敗すると眠ってしまいます。 |
一同 | ころころ |
GM | フィーアだけ失敗か |
フィーア | あぁー |
ミリー | リセットいる? |
フィーア | あー、いいや。間抜けな夢を見てしまう |
この時フィーアがどんな夢を見たのか知りたい方は『エルシャダイ先進国イーノック 』でぐぐってください(笑 | |
ロウ | 「と、フィーア??」 |
フィーア | 「Zzzz……うぅ……。そ、そんな装備って……だ、誰……?」寝言 |
GM | 毎晩をコレを聞けばすぐに眠れて健康は回復SA。銀の月の思想は常人の及ぶところではない |
ロウ | 「おーい、フィーア??」 |
フィーア | 「ふぁ……。」涙目で起きる。「ろ、ろうぅ……みりー……。」 |
ミリー | 「何か、すごいことでもあった?大丈夫?」 |
フィーア | 「酷い……酷い夢を見た……。」がっくり |
ミリー | 「えっと、お水飲む?」水筒を取り出して |
フィーア | 「くれ……ください」 |
ロウ | 「大丈夫か?」 とあえて言ってみる(笑 |
GM | 酷い(笑 |
ロウ | 「まあ、やはりここはおかしな罠もあるらしい。他の二つは調べずに下へ進むか?」 |
フィーア | 「うん……。」いつもより力なく |
ミリー | 「余裕があれば、帰りにかな?」水を飲ませながら |
ロウ | 「よし、なら行こう」ではコボールトくんが教えてくれた場所を調べてみます |
GM | あいさ、調べてみると像の下の床に隠し階段が見つかります。 |
ロウ | 「おお、やはりあいつの言った通りか」 |
ミリー | 「この下だよね」 |
フィーア | 「言われた通り階段があるってことは……番人も居るんだろうな。」 |
ロウ | じゃあ、降りてみよう |
GM |
階段を下りると左右に伸びている通路に出た。 左の通路はすぐ先で土砂に埋まっており、その傍に蹲っている人影が見えた。 用心しながら近寄ってみると立ち上がって襲い掛かってくる。 |
|
GM | と言う訳で戦闘だ。相手は蒼白く光るアンデッドが一体ね | |
ロウ | ちなみにこいつがボスかな? | |
GM | まさか、まだまだ序の口よ。因みにこいつの正体が知りたければ神秘学の判定でどうぞ | |
一同 | ころころ〜 | |
又しても全員仲良く失敗 | ||
ミリー | 魔法もふやしたいけど神秘学取らないと拉致があかないなあ | |
ロウ | くそ、成長で取ろう | |
フィーア | だね | |
VSブルーワイト〜力不足?〜 | ||
フィーア | 「……。」受け止める必要ないよね?という顔で | |
ロウ | 「…」いいと思う、という顔を返す | |
フィーア | 「じゃ、行こうか……。」微妙な表情で | |
ロウ | 「うーん、やはり人間以外相手だと勝手が違うな(汗」 | |
フィーア | 「確かに」 | |
ロウ | 「ミリィ、大丈夫か?」 | |
ミリー | 「ん、何とか大丈夫かな。でも少し休みたいかも」 | |
GM | では腐った死体の傍で休憩を取る…で良いかな? |
フィーア | 嫌な言い方を |
ロウ | せめて埋葬してあげるよ、ミリィが休憩してる間に |
GM | うい、それではじっくり休んで回復できたよ |
ロウ | ザコ戦でボロボロになって、先行きが凄く不安なパーティですが、前に進むとしましょう |
GM | ダメージ自体は受けてないけどね(苦笑 |
ロウ | 火力が無いのが最大の課題だな、この面子は。奥への扉を開けます。僕が行くので二人は下がってて貰おう |
GM | じっとりとしけったこの部屋の床には一面ピンク色の茸がびっしりと生えている。 奥には金属製の扉が見える。 |
|
ミリー | 「茸?」 | |
ロウ | 「…嫌な感じの色だな。気をつけろ、気軽に触るなよ?」 | |
ハール | 「おや、これは…」茸の正体を知りたい方は 動植物知識-1、若しくは植物学でどうぞ | |
ロウ | 持ってないね | |
フィーア | まぁ、知識系はオレの出る幕じゃない | |
ミリー | 農業じゃダメ? | |
GM | 農業か…コレは一寸文字通り畑違いなので-2のペナルティで良しとします | |
ミリー | なら(ころころ)3成功 | |
GM | ではミリーは知っている。これはセケルトダケという大変珍しい茸です。 セケルトというゴブリンが食べる苔と似たような性質を持ち こいつの胞子を吸い込むとゴブリン以外の種族は精神と肉体に一時的な変化を受けます |
|
ミリー | 「一応食用だけど、人の食べるものじゃない、かな?前に何処かの本で見たのと同じなら」 | |
GM | ああ、こいつは海綿状の構造をしており、物理的なショック(踏んだり、火をつけたり)を与えると胞子を撒き散らします | |
フィーア | 「なら、とっとと無視して進んじまうか」 | |
ロウ | 「なるほど、厄介な代物だな。避けて通ろう」 | |
GM | 避けて通るには敏捷力判定ね | |
ミリー | 布レベルで防げる? | |
GM | えっとこの茸ですが
|
ミリー | 「確か、ちょっとしたショックで胞子ばら撒いた筈」 |
フィーア | 「げ」 |
ミリー | あ〜、飛べば問題ない? |
GM | 問題ないです。『浮遊』で十分ですね。但し、ドアにもびっしりと茸が生えているのでそっと開けられるかどうか敏捷判定どうぞ |
暫し悩むものの結局飛んでいく事に。まずロウが飛ばして貰い慎重にドアを開け、他3人も特に問題なく成功。但し叉ミリーの体力が真っ赤なゲージに…再び休憩を取る必要に迫られるのでした |
GM | さて、扉を開けた君達を待ってたのは天井まで10mはあろうかという広いホール。 大きな柱が林立する中、部屋の中央には巨大なやどかりの像が立っていた。 奥には一際大きく、美しい彫刻が施された扉がある。 |
|
ロウ | 「今度はまた変わった場所に出たな。こんな迷宮の奥に美術館か?あのやどかりが、いわゆる多足のものというやつか」 | |
ハール | 「ええ、そうです。」頷き | |
ロウ | 「スモーキーが多足のものを信心していたという噂は本当だったんだな」 | |
フィーア | 「よく分からないセンスだな……。とはいえ、自分もそうなったんだよな……ぞっとするぜ」 | |
ハール | 「彼らの技術力は我々の遥か先を行っています。結構いるのですよ。ペローマ信者の中には最終的にあれを完全体とする人は」肩をすくめ | |
フィーア | 「ふーん」 | |
ロウ | 「知識を求めるものなら、人外の技術を誇る彼らに至りたいと思うのはけして考えられない事じゃないんだろうな」 | |
ミリー | 「とりあえず、動き出さないと良いんだけどなあ」 | |
GM | 今の所動き出す様子はありませんね | |
ロウ | 「俺も実際この遺跡に来て、その底知れない知識の一端を見せつけられたよ。もっとも俺は人間以外になりたいとは思わないけどな。しかし、これだけのものを彼は単独で作り上げたのか?」 | |
フィーア | 「コボールトとか色々手伝いを読んだんじゃないか?」 | |
ミリー | 「もしかすると元々あったものとか」 | |
ロウ | 「建設するだけなら、時間と魔法のサーバント達がいれば可能かもしれないが、このような芸術品まで用意できるのだろうか」 | |
ハール | 「資料によると、協力者としてある多足のものが機械と資材を貸し与えたとか…」 | |
ロウ | 「なんと、生前に交流があったのか」 | |
ハール | 「ええ、高司祭で家が裕福だったので、実験用の資材を調達する代わりに技術やらなんやらを見返りに得たそうです。 で、交流していくうちに元々素質があったのに加えてどんどんそっち側に転がってああなったと」 |
|
ロウ | 「なるほどなぁ。天才過ぎるのも考え物だ」苦笑し 「となると、この先に居るというゴーレムは噂に聞く多足のものの技術が作られている可能性もあるな。普通のゴーレムとは一風変わった機構を持つと聞くぞ」 |
ミリー | 「ふぇ」 | |
フィーア | 「変わった機構というと、両手と顎がどうのこうのって、コボールトが言ってたな。」 | |
ロウ | 「そうだな」頷いて「さて、そろそろミリィも回復した頃か。ここからが本番だ、あの先に行くとするか」 | |
GM | では、扉をオープンします? | |
ロウ | します | |
クライマックスフェイズ |
||
GM | 扉を開けると、聳え立つゴーレムが現れた。 | |
ゴーレム | 「我が主の財宝を荒らす者よ。我が力を持って、成敗してくれる」 コボの話にあった番人だろう。鋭い顎をぎらりと光らせ、巨大な両腕をフレイルのように振り回し、そいつは襲い掛かってきた。 |
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VSガーディアンゴーレム〜力不足?いえ、勘違いでした〜 | ||
ロウ | 「流石にさっきに一撃が効いたか」やはりガープスのクリティカルは怖いな | |
ミリー | 「途中の敵のが強かった?」 | |
フィーア | 「うーん。さすがに今回はまぐれがちだな。」ぱちん、と鞘に刀を納めて | |
ロウ | 「だな。当たり所が良かったんだろ。まあ楽に勝てたなら御の字さ」 | |
GM | うぅ、データ的にはこっちのが強いのに…(しくしく。まぁ、エンディングに行こうか | |
エンディングフェイズ |
||
GM |
ゴーレムを倒した君達は、部屋にある3つの宝箱 その中に入っていたのは一本の釣竿とその作成方法を記したであろうレポートと日記の山… レポートによるとこれは魔法の釣竿。 名前は「カイザーロッド」 コレ一寸凄いですよ。 自由自在に己の望む魚をどこでも、それこそ水溜りからでも釣り上げる事が出来ます。 さらに竿の長さ、糸の種類や結び方、浮き、釣り針、餌など自在に変化させられるんです。 まぁ、当然のことですがすぐ飽きるんですが… レポートと一緒に書いてあった日記によると下手の横好きで釣りキチだったスモーキーは苦労の末コレを作ったのいいのですがすぐに飽きて取っておくのも棄てるのもあげるのも腹立たしい。だからここに封じてここまでやってこれた奴のご褒美にしたそうです。 |
|
ロウ | 「…宝ってこれか」遠い目 | |
フィーア | 「うーん。欲しいなぁ……。」じぃー | |
ミリー | 「ハールさんも災難でしたね」苦笑 | |
GM | 後日、ハールさんは苦笑しながら君達に一杯奢りつつこの話をし、「全くです」とミリーに返し「叉よろしくお願いします」といって報酬を払ってくれたのでした。 以上でシナリオ「Smoky Quartz」を終わりにしたいと思います。お疲れ様でした〜 |
|
一同 | お疲れ様でした〜 |
おしまい |
GMの独り言 |
お久しぶりです。リプレイを上げるのは去年2009年12月以来なのでおよそ10ヶ月ぶり…月日が立つのは早いです
○元ネタについて 今回の元ネタは今までも時々出ていたモンスターメーカーRPGシナリオ集@テンダンジョンから『プラーク博士の遺跡調査』 今まで丸っこいダンジョンが描けなかったのですがフォトショップで描いてなんとかしました。結構いけるもんです 後元ネタつながりでもう二つ、一つはリドル。こちらは『大人の頭脳クイズ(リイド文庫)』から取らせて頂きました。 もう一つはカイザーロッド、こっちはろくごまるにという方のライトノベル『封仙娘娘追宝録』シリーズの外伝『くちづけよりも熱い拳』第5話バラの酔っぱらい、ふたたびに登場する鱗帝竿という宝貝です。 ○何故今更ガープスルナル? コレを乗せたのは2010年10月…ガープスの3版が終わって随分立ちます…まぁ、一言で言うなら「やりたかったから」でしょうか… 普段は派手なヒーロー路線のFEAR系ばかりやってるとたまにはこういう素朴なルールでやるのもありかなと… ○エルシャダイ フィーアの夢などについ挟んでしまいました。時事ネタは風化するというのに(汗 でもあのセンスは素晴らしいと思います。大丈夫だ、問題ない とりあえずはこんな所でしょうか…今回はこのあたりで失礼します。それでは〜 |