『The heart of tide【汐の心】』

プレイヤーキャラクター
クオン 精霊使いと盗賊以外の全ての冒険者技能を持つ器用な少年。ルージュ嫌い?
シャルロット 割とまともなマイリーの神官戦士。今回の一行の牽引役。お疲れ様でした
セシリア 樽の中に住んでる変な子。仕草が小動物ちっく
マリス モテモテの弄り専門盗賊。子供とネコが好き。女装癖有り?(笑)
ラリー 行商人エルフ…なにやら美しさに拘りがあるらしい
ルージュ マイリーの神官戦士、混沌度なる謎の数値有り。クオンをマスターと呼んでるけど
二人は一体どんな関係?

第1章 依頼人はいじめないで(笑

第2章 挑戦、四大の塔(ミニチュア版)

第1章 依頼人はいじめないで(笑

GM 舞台は陽光眩しい北の海に面したバイカル。君達がいるのはそのバイカルの片隅の冒険者の店『海の藻屑亭』。時刻はそろそろ気だるい午後5時
シャルロット 「マスターさん、とれびあ〜んなカフェ・オレをください」
マリス 「いやー、今日も遊んだ遊んだ。マスター、何か飲み物ちょーだい」
マスター 「うむ」 どんどんっとシャルロットの前にはカフェオレ、マリスの前には銘酒『美壮年』が
マリス 「で、何で俺に美壮年なんだろう…」
ラリー 「さて、この製品を売り出すためにと…」カキカキ
クオン マイリーの教本を読んでいます
ルージュ 「…マスター、お刺身美味しいデスヨー」クオンに食わせに掛かってる(爆)
クオン 集中してて、無視
ルージュ 口元に無理やりねじ込んでる(爆)
クオン 無理矢理ですかい?(笑)
ルージュ 「…マスター(酒場)、このマスター(クオン)がマスター(酒場)のお刺身美味しくないって」何がなんだか(爆)。クオン指差し
セシリア 樽に足が生えてひょこひょこ移動中
シャルロット 「セシリア!?煤v
マリス 「…ほら、セシリアちゃん。こっちきなって」
セシリア 「…?」樽の足が縮んで頭だけ出てくる
シャルロット 「ほら、お部屋へいって着替えてきましょう」
セシリア 「は、はい…(すぽ」
ラリー 「さて、セシリアさん。ルージュさん。シャルロットさん。お化粧しましょうか」
ラリー…何故君が張り切りだす…(笑
セシリア 「…?」ひょこっと樽から顔が出る
シャルロット 「お、お化粧ですか?」
ルージュ 「…」クオンをジーと見てる
クオン ムシ
シャルロット 「お祭りでもないのに、あまり派手なのはちょっと……」
ラリー 「いえいえ。化粧がすべて派手ではありません。お肌を保護し、体を保護する役目もあるのです。自然な感じにね」
シャルロット 「はあ。そうですか」気乗りしない様子
セシリア 「ま、マスター…ご飯…」きゅーん
マリス 「セシリアちゃん、つなぎにこれどうぞ」と先ほどのマンゴージュースを…タルの上には置けないね
セシリア 「あ…」手がにょきっと伸びる
ラリー 「ではやってみましょうか」
シャルロット 「わ、わ、ちょっと。やめてください」
ラリー GM、化粧チェックして良いですか?
GM まぁ、どうぞ(苦笑
ラリー (ころころ)12 「いかがでしょう?自然な感じだと思いますけれど?」
シャルロット 「うーん。これなら、まあ……」
マリス ………(何やら考え)ではちょっと部屋へ行きます。んでダイスを(笑
マリスは時々女装します…因みに女装時のネームは『マリーナ』です(笑
GM どうぞ(笑
マリス (ごそごそ)今日のお化粧ののりは…(ころころ 出目は1と2)「…バケモノ!?」
GM ふ、幻滅物だね(笑
マリス 「ちぇー、しかたない。これはやめておこう」仕方なく解きます。やり直すのはさすがにやめておこう
因みにこの間、リプレイでは端折りましたがこっそり店の隅にアロハ着た少年が依頼版に何か貼り付けておりましたが読書、稽古、お化粧、女装(笑)と各自に忙しいPC達は気が付きませんでした…何やってるんだ君達は(笑
シャルロット 「誰もお仕事を探そうとしないのですね……」
GM (あ、状況が動いた…)そう言えばさっき店の依頼版にアロハ着た少年が何か張ってたなぁという気がした
シャルロット 依頼板に張られた内容をチェックしてみます
GM はい。『優良な冒険者、大至急求む…バイカルマーファ神殿』とだけ書きなぐったようなごっつい漢らしい字です
シャルロット その他細かい条件は?
GM 急いで書いたのかそれに書いてあるのはそれだけ〜
ラリー 「それものすごくいい加減な依頼ですねえ」
シャルロット 「マスター、この張り紙のお仕事、どういうのです?」
マスター 「何やら病気関連らしい…詳しい事までは聞いとらん」
ラリー 「病気ねえ」
セシリア 「び、病気…なら…」
シャルロット 「ということは、詳しい話はあちらに出向いて聞くということで、良いのですね」
マスター 「うむ」
シャルロット 「ふみ。ちょうど手もあいてることですし、この仕事、受けましょうか、皆さん」
マリス 「ん、とりあえず話しを聞くらいなら。まずはご飯食べないと」
セシリア 「え、そ、その…はい(←断言されると拒否できない」
シャルロット 「マーファ神殿に対して、我がマイリー教団の力を示す良い機会です」
何やら燃えているシャルロットの誘いの元、とりあえず話を聞くだけ聞いてみようという風に話を進める一行。でも今日はもう遅いし明日にしようということに
GM はい、それでは次の日ね。天気は快晴です
シャルロット 「よい天気です」
セシリア 「おはよう…ございます…」樽からぬほりん
マリス 「おはようセシリアちゃん。って樽の中で寝てたの!?」
セシリア 「…」こくん
マリス 「なんと器用な…」(笑)
そういう問題なんだろうか…
ラリー 「さて?仕事聞きに行くんですか?」
シャルロット 「そうです」
ラリー 「じゃあさっさと行きましょう。我々まで混沌としてしまう(笑)」
クオン 「はい、行きましょう」
シャルロット というわけで、てくてくとマーファ神殿へ移動でお願いします
GM うい、ではとことこ歩く事15分7秒…
受付 「いらっしゃーい」 朝からハイテンションなアロハ着た受付さんがお出迎え
シャルロット 昨日の(依頼版に依頼張ってた)人です?
GM 違います
シャルロット まさかメンバーみんなアロハなのか
マリス 「ハァーイ」手をぱっと上げます
受付 「YA−」その手をぱぁんっとハイタッチ
マリス 「へいへーい」ハイタッチ
セシリア 「…」びくっ
ラリー 「どういう神殿なんだか(汗)」
クオン 「朝からテンション高いなー」
シャルロット 「こんにちは。『海の藻屑亭』への依頼をみてきた者です」
受付 「あの依頼の…」受付さん、真面目な表情に「…こちらへどうぞ」 ごそごそっとアロハの上から神官服を着て…
シャルロット 「では、お邪魔します」
GM まぁ、マーファ神殿の客間に通されるね…正直ボロイ
セシリア 「…」部屋の隅の床にちょこん
ラリー 「どうして床に座るんです?」
セシリア 「え、いえ…」
ルージュ ではセシリアの横にちょこん(爆)
セシリア 「…」びくっと逃げる
受付 「それで…貴方方6名…でよろしいかな」 ああ、座布団出してあげよう…あちこち縫った後の有る貧乏臭いのだけどね
ラリー 「では失礼して」座布団に座ろう(笑)
シャルロット 「はい、この6名でお受けしたいと思います」
ラリー 「ちょっとまった。まず中身を教えてください」
マリス 「話も聞かずに受けないっ」(笑)
シャルロット 「だって、みんな話聞いてないんですもの」
受付 「ではまず依頼の内容からお話しよう。君達には、ある島にわたって欲しいんだ…」腕を組んだまま感情の無い声で
セシリア その島にはレベル10超がうようよ…
ラリー 「島の名前と依頼内容は?」
受付 「名前はリュコシス島、昨夜…いや一昨日のことだ。そのリュコシス島から1人、うちの神官が尋ねてきてね…どうやらリュコシス島で何かの病が発生したようなんだ…それも…とても厄介な…」
クオン 「病…と、いいますと」
受付 「病名は…汐皮病…」受付さんはぽつっと呟きます…セージどうぞ。平目もOK
一同 (ころころ〜)
GM 13出したマリスは知ってるか…こんな感じの病気です

○汐皮病
症状  :全身がゆっくりと汐となっていく
知名度 :13
進行速度/進行強度/治癒値=2週間/7/11(22)
致死深度:3
石皮病の亜種、ノームとウンディーネの力が異常に強くなった時に起こる病気、全身がゆっくりと塩と化していく。 深度1では全身がだるい程度だが深度2では体のあちこちが指先、足先から少しづつ塩と化していき、深度3にて胸に 到達、この時点で犠牲者は死に至る…その後も病気は進行を続け、最後は汐の像と化す…尚、塩の像は非常に脆い…
ラリー 「神の奇跡ではどうにもならなかったんです?」
受付 「いや、キュア・ディジーズは効くらしいんだが…何しろ小さな島でね…使える神官がいないんだ…それと患者は大量に出ているらしい」
シャルロット 「たとえ使える神官がいたとしても、患者の数が多いとどうにもなりませんしね」22なんて出ないぞ(笑
ラリー 「ふむ、で、その島に行ってどうせいと?」
受付 「汐皮病は、自然に起こるとは考え難い病気なんだ…多分、何かがあの島で起こったんだろう。そこでこちらでヒーラーを集めている間に君達に先行、原因を調査して貰いたい」
ラリー 「手がかりはなしなんでしょうねえ。それでは。ちなみに病名が分かっているということは以前に存在した病気でしょう?そのときの原因は?」
受付 「原因か…四大の塔をご存知かな?」
ラリー 「ええ、簡単には」
受付 「あの剣の国オーファンにもあるようだけど、このバイカルにも似たような物が幾つかあるんだ。以前はそれの暴走だった」
ラリー 「あらあら。となると…」
受付 「そう、でリュコシス島にはその四大の塔のミニチュア版があるらしい…確か、魔術師ギルドが調査していた…よーな気がする」
クオン 「気がする、ってハッキリしていないんですか?」
受付 「しょうがないだろう…あんなとこ行きたくないし」一般の人にとっては魔術師って得体の知れない連中ですから
クオン バイカルの魔術師ギルドって評判悪いんですか?
GM いえ、悪くはナイデスヨ…時々ある導師が当GMだとぽろっと危険なアイテム解放したりしますが(第1話参照)…公式の走りませんけど
クオン 充分、評判悪いじゃないですか(笑
シャルロット 「魔術師ギルドのほうは、私たちの方で話を通しておきましょう」
受付 「うん、頼むよ。で、報酬なんだけど…お、お1人につきご…500出しましょう(血涙」
マリス 「おー、500も出してくれるんだ」
ラリー 「いや、状況によっては500ですまないかもしれませんし。あと当然渡航費用とかの必要経費はそちら持ちですよね」
受付 「うぐ…しっかりしていらっしゃる」
マリス 「悪いな友よ。これも仕事なのだ」
セシリア 肩ぽんぽん
シャルロット 「問題はお金ではありません。島のひとたちが病気で苦しんでいるというのなら、それを助けてあげなければ!そして、わがマイリー教団の栄光が燦然と輝くのです」
ルージュ 「おー」ぱちぱちぱち
ラリー 「いいえ、問題はお金です。我々は冒険者なんですから。しっかりやります」
うむ、ラリー君はしっかりしてるなぁ。エルフなのにすっかり人間世界に毒されちゃって…(笑
ラリー 「あと、万が一の場合は神殿からの援護兵は出るんですよね。我々調査なんですから」
受付 「うちの神殿、武力ほぼ0だけどね…まぁ、いざとなったら私を筆頭として…ひーふーみー…」
セシリア 片手で数えられるのか
受付 「4人くらい出撃できる(きぱ」
マリス 片手しかいないじゃん(笑
GM そういうのはマイリーとかファリスの領分だもん(笑
ラリー 「調査どころか、撃破したら一人100は上乗せされますよねえ?」(笑
GM 受付さん、耳をしっかりと両手でふさぎました(笑
マリス 「ま、100どころか結果によっちゃ200,300…あぁ冗談だから泣くな友よ」(笑)
GM ほんと泣きそうだよ(笑
シャルロット 「マーファの弱兵に頼るケースはおそらくないだろうと思いますが」
ラリー 「弱兵でも何でも良いけど。要は我々の手に負えなかった場合の保証が必要なんですよ」
シャルロット 「我々の手に負えなかった場合、きっとこの人達の手にも負えないです」
ラリー 「いいんですよ、そのときの責任さえ、投げられれば。後は官憲のお仕事です」
受付 「むぅ…その時は業腹だがファリスに頭下げる(きっぱり」
セシリア 「あの…受けるんですか…?」
シャルロット 「当然です。受けますよ」
マイリーの威光を広めたいシャルロットに押される形で受けるという方向に決まった一行。リュコシス島行きの船は昼出るのでそれまでに少しでも情報を集めようということで魔術師ギルドへ
GM ではマーファ神殿から真夏のバイカルの殺人的日差しに晒される事20分…魔術師ギルドINバイカルにご到着〜
魔受付 「あろー」 ここも…アロハなんだよ…ってかアロハにあたりすぎだよ(笑
マリス 「イェーイ」ハイタッチ
魔受付 「いぇーい」 ハイタッチ〜
ルージュ 君ら…(笑
マリス 「さ、用事は済んだ」(笑
クオン 「すんでねぇ!」(メ` ´)ノシ(☆▽☆) バシーン(ハリセンで)
マリス 「あいたたた、冗談、冗談だって」(笑
魔受付 「で、一体何?この生かしたアロハが欲しいのかーい?」 くぃっくぃっと腰を振りつつ…
セシリア 「え、と…」腰を振って真似てみてる
マリス 「セシリアちゃん、樽の中よりよっぽど恥ずかしいよ、それ。でも可愛いね」(笑
セシリア 「(。。*」
ルージュ 「…欲しいかも(ボソ」(爆
ラリー 「いくらで仕入れられる?」
魔受付 「いや、いいよ…俺はアロハ推進委員会会員だからね。じゃあ欲しい人はどうぞ」爽やかに笑って一人一着づつアロハを手渡していきます
マリス 「おー、ありがとう。これで俺も夏の男?」
ラリー じゃあアロハ着ておこう(笑
ルージュ 「…わーい」装備装備(笑
マリス 「ほらクオンもセシリアちゃんも」装着済み
セシリア 「え、あ、はい…」(着る
シャルロット 「いりません」
クオン 「リュコシス島の四大の塔について伺いたいのですが」皆を押しのけ。マリスは無視
ラリー 「おおっとう。仕事の話が先だった」
魔受付 「リュコシス島の四大の島………あ、あああ…アレね。それがどうかしたの?」
クオン 「あれの管理はこちらでされてるんですよね?」
魔受付 「アレなら確か…(ぺらっぺら)3年前からウォルス師が現地に飛んでるはずだよ」
ラリー 「誰です?それ」
魔受付 「んー、まぁ導師で研究熱心な爺ちゃん…塔については時折定期報告を貰ってるくらいかな。ってか何でんなことを?あの爺ちゃん…何かした?(汗」
シャルロット 「もしかしたら、その可能性もあるということです。ご存じないようですが、今島では大きな問題が起こっているようですよ」
マリス さーて、報酬アップを図ろうか(笑
セシリア ウォルス氏をさらに恐喝?
魔受付 「マジ?…あー…ただでさえミルト導師でうち評判わりーのに(汗」あちゃーって顔
マリス 「これは管理問題、だよね友よ」
ラリー 「それでさ。ちょっと調べて公表しようかと思ってんですよ」
セシリア 受付の肩を持ってゆさゆさ
魔受付 「え、何?揺する気?訴えて勝つよ。というかアレよ…うち敵に回すと………酷いよ(ぼそ」
クオン どこの青の一族のおこちゃまですか?(笑
はい、すいません2006年9月現在月刊少年ガンガンにて連載中の『PAPUWA』のネタです(笑
シャルロット 「みんな、やめなさい」
ラリー 「誰がゆすってるんですか?誰が?私は、調べに行くんで情報頂戴といってるだけですよ?」
魔受付 「ああはいはい。じょーほーね」
シャルロット 「私たちは島で起きている病気の原因を突き止めたいだけです」
魔受付 「病気?」
シャルロット 「汐皮病とかいうらしいですが、そのウォルス導師の研究が、何か関係あるのでしたら、わかる範囲でかまいません。その内容を教えて下さい」
セシリア 「しおしおのぱー病…」
魔受付 「うーん…俺はちょっとわかんないなぁ…ウォルスの元助手で…あの島出身の奴がいるけど…そいつなら知ってかな…後はまぁ…定期報告書くらいかな」
マリス 「ちなみにその報告書は見せてもらえる?」
シャルロット 「その元助手の子に会わせてもらえますか?」
魔受付 「報告書の方は図書館の受付に言えば地下の書庫から見せられる部分は持ってきてもらえるよ。助手の方もさっき図書館に行ったとこだからまだいるんじゃないかな」
マリス 「そか、ありがとな!」バシバシと背中を叩いて図書館へ
クオン 「行きますか」
セシリア 「あ、は、はい…」
GM はい、では図書館ですね。日差しで本が焼けるのを嫌ってか窓は締め切られ、代わりにライトの灯りで照らされた…ちょっと不思議な感じな空間です。人が少ないんで問題の助手っぽい少年もすぐに見つかりますね
セシリア さて、猫の写真集でも探そうか
マリス いいね、探そうか
ルージュ にゃー
シャルロット まじめにやらんやつはマイリー様のおしおきだ
GM むぅ、写真は無いが猫の画集くらいはある…それを欲しいと申すか。セージOR平目で判定するがよい。その代わり…情報はやらん(きぱ
セシリア 猫根性だ(ころころ〜)平目で7
GM ふふふ、猫への道は険しいぞ(ん〜…相手は平目だし+4くらいでいいかな〜)
にやにやしつつダイスを振るGM…結果は…
GM ぶ…い、いちぞろぉぉΣ
ラリー
マリス おーい
セシリア おー
GM しくしく…ではにゃんこの画集が見つかりました(涙
セシリア 「あ」いそいそ
クオン 「リュコシス島の四大の塔の定期報告書を見せていただきたいのですが…」司書さんに
司書 「少々お待ちください」では一旦引っ込んでから資料を渡してくれます
クオン 「これで全部ですか?」
司書 「外部の方に閲覧可能な部分はこちらになりますね」で、資料によると

・リュコシス島は元は魔法王国期の観光地帯で四大の塔の目的は客が快適にバカンスを楽しめるよう気温などを調節する事にあったらしい
・現在、調査、管理しているのはウォルスという導師

くらいかな…後はまぁぱっとみじゃ良く分からん専門用語がつらつらと並んでいて正直詰まらないです…
クオン 「むぅ…」
シャルロット 「あなたがウォルス導師の元助手?」こちらは少年に話しかけます
マリス 「ちょっと話を聞きたいんだけど」
少年 「貴方方は?」
シャルロット 「マーファ神殿の依頼で、リュコシス島に流行している汐皮病の原因を探っている、シャルロットと申します」
少年 「もしかして…あ、やっぱりあの島の…そうですか…あ、俺…じゃない自分はアルヴィっていいます」ぺこっと一礼して
ラリー 「?心当たりありますか?」
アルヴィ 「いえ…そういう訳じゃ」すっと目を伏せ…
マリス 「んーどうやら、少しわけアリみたいな感じだねぇ」
アルヴィ 「いえ…というか…あんなんでも…自分の故郷ですし…気になります。貴方方はあの島に渡るんでしょうか?」
シャルロット 「ええ、おそらくそうなると思います」
マリス 「渡るさ。それが仕事だからね。もしかして…連れて行ってくれ、とか?」
アルヴィ 「ええ…お願いします。俺をあの島に連れて行ってくれませんか」敗北のベスト・オブ・ベスト…土下座をして頼み込んできます
ラリー 「理由を教えてもらえますか?地元だからにしては…」
アルヴィ 「理由は…あの島には家族がいるんです…それじゃ…ダメですか?」睨む様に
ラリー 「家族ね」首すくめとこう
シャルロット 「原因不明の病気が流行っている土地ですよ? 命の保証はできません。それでも?」
アルヴィ 「覚悟の上です…それに…」一瞬口篭ってから…「約束があるんです」きっぱりと
ラリー 「ま、いいんじゃないですか?我々も地元に不案内だと困るでしょうし」
マリス 「そうだね。案内人は欲しいからね」
アルヴィ 「ありがとうございます。ありがとうございます」ぱぁっと表情が華やぎます
シャルロット 「では、島へ渡るなら、昼出航の船においでなさい」
アルヴィ 「はい…じゃ、俺準備してきます」アルヴィ君はたたたっと駆けていこうと…
クオン 「ちょっと、待ってください」アルヴィ君を通して部外者には見せて貰えない資料も閲覧したいんですけど
GM はい、ではアルヴィ君を通して…残りの資料から君達が気になるのはやっぱり精霊力の乱れによる病気かな、有名な所だと龍騎士がかかるという竜熱(ドラゴンフィーバー)とか…

それともう一つ、最後の資料でもうすぐ実際に実験を行ってデータを取るということが書かれています。それに伴い防犯の為、警備を強化+最近自身の健康状態が良くないので人を送ってきて欲しいなど書いてあります
クオン 「……」
マリス 「あら、前兆はあったっぽいね」
ラリー 「で、送ってないと」
GM 魔術師ギルドの方では近いうちに誰を派遣するかで協議中だったらしい
シャルロット いつの日付のものです?
GM 日付は大体2週間くらい前
シャルロット ああ、死んでるかもしれない
ラリー 「可能性としては、管理人不在での暴走ですかねえ」
クオン 「てか、ウォルスさんが第1の患者ですでに死亡?」
マリス 「がんばって抵抗してくれてると助かるんだけどね」
クオン 「すでに体調が悪い人が抵抗できますかね…?」死んでるな
ラリー 「となるといってみるしかないですかねえ」
クオン 「で、最終的に派遣される予定だった方はどなたでしょう?」アルヴィに
アルヴィ 「元々助手だった俺と、他に導師、学生取り合わせて約10名くらいで本格的に派遣するような方向です」
クオン 「分かりました。しかたない、さっさと行きますか」
魔術師ギルドでの情報収集を終えた後、一向は各自適当に準備、マーファ神殿が用意した船に乗り込みリュコシス島へ向けて出発します。道中、ルージュが船酔いしたり、シャルのご飯に虫さんが入ったりと細々とした事こそ起こったものの概ね平和に目的地リュコシス島に到着します

因みに出かけるに当たってアルヴィ君、この暑いのに彼は長袖に長ズボン、ついでに手袋まで嵌めて涼しげな顔をしています…後、脇にはばかでっかいリュックという出で立ちでした。それを見てマリスが訝しがる物の結局突込みなどはなし

第2章 挑戦、四大の塔(ミニチュア版)

GM はい、それでは3日目のお昼頃、ようやく島影が見えてきます
シャルロット 「あれが目的地ですね。そろそろ上陸の準備をしましょう」金属鎧をがちゃりがちゃり
クオン 「はい」といいつつ上陸準備開始
アルヴィ 「っく…」島に近づくにつれて…アルヴィ君の顔も心なしか青ざめて見える…片時も手放さなかった馬鹿でかいリュックをぎゅっと…
セシリア 「…」じー
アルヴィ 「…?」視線に気付いてセシリアの方を向くけど
セシリア さっと明後日の方向く
シャルロット 「そのリュック、何がはいってるの?」
アルヴィ 「大事なものですよ…約束に必要な」ふっと微笑んで
クオン 「約束…(ぼそ)」準備しながら、アルヴィの方は向かない
マリス 「大事なものねぇ。ま、行きましょーか」暑いだろうけど服装は長袖長ズボンで?
アルヴィ 「ええ…行きましょう」ええ、長袖長ズボンですよ。では上陸〜
セシリア てこてこ降りる
ルージュ 「…うーん」ヨロヨロと降りてよう
シャルロット ではアルヴィ君の案内で、塔に向かうとします
GM はい、それでは君達はてくてく塔に向かいますね。途中幾つもの塩の柱が見て取れました
シャルロット
クオン
Σ( ̄□ ̄;)
セシリア 「あ、塩…」センスオーラしてみよう
GM ああ、地の精霊力と水の精霊力がぱっつんぱっつんですよ
ルージュ 踊ってる?
GM もー踊り膜って狂う寸前って感じ?
セシリア 「ノムさんと水子さんが(略」
GM という訳で精霊使いの皆さんに楽しいお知らせです。この島で土か水の精霊さんに頼ろうとした場合、2d6を予め振ってください。5以下が出るともれなく狂った精霊さんが現われまーす♪
ラリー
クオン 使わないように控えましょう まる
ルージュ 塩から発生?
GM いえいえ、この島全体もーいっぱいいっぱい水精霊さんと地精霊さんだらけ
クオン ケイオスランドかここは?
セシリア 仕方ないなぁ。別のコンスピに切り替えようか(←コンスピ:ノームだった人
GM ういさ、ではアルヴィ君に案内されること30分ほど3階建ての小さな塔の前に着きます
アルヴィ 「ここです…」塔を見上げ。因みに彼、重い荷物の所為か時折よろけますね
ラリー 「手伝いましょうか?ちからないけど(汗)」
マリス 「アルヴィ、体調悪いとかそんなことないよね?」
アルヴィ 「いや…お気遣い無用です…ちょっと…あの光景が」 手で顔を覆いつつ
ラリー 「まあ、見て気持ち良いもんじゃないな」
セシリア 塩の柱って、リアルに顔の形とかしてたりする?
GM 物によっては遺していますね
セシリア 崩れそう?
GM ああ、崩れそうですね。こないだ雨も降ったし…塩は雨に溶けるから
マリス 「ほぼ壊滅だろうね。元いた人たちは」
ルージュ 「…ご冥福をお祈りしてま…うっぷ」まだ酔ってる(爆
流石に元人だと思われる塩の柱に反応を示す一行。この事態を止めるべくいよいよ塔に入る事に。ここでセシリアがコンスピでノームからシルフに切り替えるために一旦PTから抜けます
GM じゃ、セシリア以外突入だね。中に入ると一回はこの通りがらんっとしてて見渡す限りでは中央にぽつんっと螺旋階段があるだけです
セシリア 不思議のダンジョン
シャルロット んではマリスとシャルロットで先導します
マリス 「さすがに罠は無いと思うけど、どうだろうねぇ」先行します
シャルロット 「研究中の塔ですから、すでに罠は解除されてると思いますが、一応念のためお願いします」
ラリー 「一応武器だしときますかねえ。」念のため銀武器だしとこう
マリス 「ん、りょーかい」警戒しつつ上ります
GM うい、では特に何もなく登れます…で、2階ですが先程の部屋に比べると狭く、四方に四精霊と思しき物を象った石像があり、その脇に扉が一つづつついております
ラリー 現在地どこでしょう?
GM あ、真ん中です。図には無いけど下り階段があると思ってください
マリス 「うわー、なんかいかにも何かありますよーって感じだね」
ラリー 「さて、階段がない以上どの部屋かには行かないとダメなんですがね。どれがいいです?」
クオン この部屋について資料にはなんと書いてありましたか?
GM 防犯体性の部分に当たりますね。4つの属性に応じた部屋を全部突破しないと3階にはいけないようになってます
クオン 順番関係ない?
GM 特になさそうですね。元々は稼動してなかったんだけど実験をするに当たって用心の為に稼動させた模様
シャルロット 「全部突破?何か仕掛けでもあるのですか?」
クオン 皆に説明します
ラリー 「じゃあ、地水火風どれがお好きですか?みなさん」
GM アルヴィ君はプロである皆さんに任せる模様…時折苦しげに表情をゆがめますがまだ元気です
クオン 「大丈夫です?」
アルヴィ 「勿論です。俺はこの通り全然平気です…早く…塔をとめましょう」ぐっぱぐっぱと元気をアピール
外野の
セシリア
ラリー、センスオーラしてあげたら?病気なら一発で分かるから
ラリー してみますかね
GM うい、見ればわかるけど精霊力が著しく乱れてます。土と水の比重が増しています
ラリー 「侵攻中ですね(ぼそ)」アルヴィに聞こえないように皆に
マリス 「あーやっぱりそうなのね(ぼそぼそ」
クオン 「サプレスエレメンタルは…くそ!大分先か!」
シャルロット 「ちょっとまずいですね。アルヴィ、こっちへ」ダメ元でキュアディジーズかけておきます
アルヴィ 「良く分かりませんが遠慮します…」アルヴィ君は嫌がりますね
クオン 「約束を果たすのでしょう?今はかけてもらいなさい」
アルヴィ 「お断りします。これは…俺にとって願掛けみたいなものです…このとおり全然平気ですから」
クオン 「ふむ…」(PL&PC)そこまで決意することっていったい…
シャルロット …とりあえず、地水火風の順番で開いていきましょう。まず地の扉をオープン
GM この部屋の床は土に覆われており部屋の隅に二つ穴が開いてる。この穴の一つにスイッチがあるね。叉スコップやつるはしといった穴を掘る為の道具が人数分部屋の入り口に置かれているよ。他にも何か埋まってるかもね

ルール的に説明しますとこの部屋は柔らかい土に覆われています。入り口にある道具を使用すれば穴を掘る事が出来ます。但し、1マス掘る為には全員で掘らないといけません。叉、床を掘った後シーフ+知力の判定如何でその周囲のマスに幾つトラップ、もしくはそれ以外(スイッチや宝箱など)が幾つあるのかが分かる。但し具体的な場所や何かまでは分からない
外野の
セシリア
マインスイーパーかい
GM 平たく言うとそんな感じ〜
ラリー こりゃまた(笑
マリス 「さて、掘るかー」
クオン 「あいさー」
マリス、ラリーという二人の盗賊を擁するPT、ここは調べては掘るという地道な作業を繰り返します。途中、ラリーが狂ったように1ぞろを繰り返すも約1時間後、無傷でクリア。ここはめんどくさいだけなんで割愛します(笑
GM はい、お疲れ様。最後のスイッチが出てくるとぱかっと宝箱(掘り出してたけど開かなかったの)が開き中から茶色い光球が…ノームの像にすぅっと吸い込まれていきます。すると像に色が付きますね。あ、そろそろセシリア合流していいよ〜
セシリア 「あ、か、かえってきました…」
クオン 「あ、おかえりー」
マリス 「あ、おかえり」ぽむ
セシリア びくっと
シャルロット 「よし。この調子で次の水の部屋に行きましょう」
ラリー 「はいはい」
クオン 「あいさー」
マリス 「よーし、がんがん行こうか」
GM 水の部屋ですね。この部屋は天井が低い。中では50cmくらいの高さの水が張ってあって数匹の大型のお魚さんが見えます。また、部屋の奥には宝箱が置かれてるよ
クオン 大型の魚?
GM はい、ピラニアをさらにでっかくしたようなやつです
セシリア 「…」
ラリー 「うへぇ」
シャルロット 数匹って何匹でしょう?
GM (1d+1くらいにしとこっか)んっとね(ころころ 出目1)げ…2匹でした…
マリス たった二匹(笑)
シャルロット よし、ウォーターウォーキングかけよう(笑
GM (掛かった…)えぐえぐ…判定どーぞ
そう、この島では水と地の精霊を扱うのは危険なのです。シャルの言葉に内心にやりとするGM…
セシリア 殴られる覚悟で?
シャルロット あ…
GM 覚えてたか…(シィィィット…気がつきやがった)
GM、内心舌打ち…水精霊が使えないということでどうするか話し合う一行、弓などによる飛び道具、釣り等の案が出ましたが結局セシリアの闇精霊で沈めることに
セシリア 「み、見ないで…」ぽっ 自分の影からシェイド2倍拡大で(ころころ)成功
GM あー、いいやダメージいらない。ぷかーっと浮きました
マリス 所詮動物よの(笑
GM お腹を見せて浮いているその姿は…まるで死んでいるようで…
セシリア じゃあ泳いで宝箱まで
マリス 「まてまてまず俺が調べるから」
セシリア 「え、あ、はい…」すいーっと下がる
GM ではマリストラップ判定どうぞ
マリス いっつ・とらーっぷ(ころころ)12
GM うん、なさそうじゃなーい?って思う
マリス 「…セシリアちゃん、下がって。一応俺が開けるから」うわーん、判定失敗
セシリア 「は、はい…」ざばざばと上がる
ラリー 「じゃあ私が」罠発見(ころころ 出目は6ぞろ)うはははは
マリス ぶっ
GM やるね。じゃあ不用意にあけると中から毒針が射出される仕組みでした。ざーんねん
ラリー 「あぶないあぶない」そのまま解除に挑戦(ころころ)12です
GM かちっと解除成功。あ、鍵は掛かってませんので
ラリー はふう。ではオープン
GM はい、それでは中から今度は水色の光がふわっと…ウンディーネの像に吸い込まれて色が付きます…おめでとう。この部屋もクリアですね
シャルロット 「これでこの部屋は終わりのようですね。いざ次の火の部屋へ」
クオン 「うぃ」
マリス 「さーて、次いきますか」
GM はい、こちら火の部屋でございます。ここには真っ赤なゴーレムがでんっと腕組みをしてつったってます
セシリア 「…倒すんでしょうか」
マリス 「倒すのかねぇ」
シャルロット 「そのようですね」バスタードソードかちゃりと
クオン 「あー、なんかデジャウヴが…」
セシリア 「後に、しません…?」
クオン 「しましょうか」
シャルロット 「そうですか」寂しそう
ラリー 「ちょっと何もないなら他見てからにしましょ」
GM じゃ、風が先かな?
セシリア そーします
GM ここには看板がぽつねんとあり、君達が見ている前で看板に文字が浮かび上がります
クオン 「?」
看板 『ハローハロー、汝の頭脳、風の如く自由且つ斬れているかどうか…我、試さん…我が問に答える気ありやなしや?』
ルージュ 「…陽気な看板」(笑
シャルロット 「せっぱ!」
看板 『そもさん』
マリス 「せっぱー!」(笑
看板 『そもさん…では行くぞ』看板に問題が浮かび上がります

1から9までの9枚のカードを下の図のように並べて、縦、横何処も計算が合うようにして貰いたい。さて、この時右下隅のところの■の部分にはどの数字のカードが入るだろうか?
□÷□=□
    ×
□−□=□
    =
□+□=■
セシリア ほう
ルージュ 計算苦手=□○_〜□○0(笑
マリス 「んー…」
セシリア 「えっと…」
6÷3=2
    ×
9−5=4
    =
7+1=8
どうだ
マリス ぐ、俺も今出来た
ラリー おみごとー(平成教育委員会風に
クオン 6÷3でるの遅れた
看板 『見事成…』と字が浮きでて看板がぱぁっとシルフの像に吸い込まれて色が付きます
シャルロット 「さて、残るは火の部屋のみ」
クオン 「で、やっぱり戦わんといかんの?」
セシリア 「…だと思います」
シャルロット 「みなさん、いきますよ」
クオン 「あいさ」
ラリー 「はいはい(苦笑)」
マリス 突撃、隣の火の部屋!
GM ん、突撃する?
セシリア とりあえず火の部屋の前までは移動
シャルロット そういえば、ゴーレムの肌は固そうでしたか?セージ判定なぞできるともっと良いのですが
GM 肌ですか?真っ赤ってことくらい…金属では無さそうだけど。セージは平目含めてOKですよ
一同 (ころころ〜)
GM はい、分かりました。あれはフレッシュゴーレムですね。若干手が加えてあり一発こっきりですが内蔵された火晶石を発射できます。名づけてファイヤーフレッシュゴーレム(FFG)
マリス えーとね、一つ考えたんだけど。扉の前から魔法とか弓撃ったら、ゴーレム出てこないとかないかなーと
セシリア じゃあ弓撃ってみよう。狙撃で狙ってみる
GM (やはりそうきたか…しかしまだ甘い…)まだ動かないからファンブルしなきゃあたりでいいよ〜
セシリア (ころころ)ファンブルしなかったから(ころころ)1回回って17点
ラリー 「これ、態のいい的だよなあ」
GM ぐ、結構痛いな…ゴーレムさんの額に下位古代語で『怒』の文字が出て…ぎぎぎっと君達のほうを見て…パカっとお口を空けます…で…固まってる君達に向かって…
セシリア 「あ…」
GM ふぁいあくりすたるはっしゃー
マリス 「あはは、飛んでく、く、…きたー」
ラリー 「でえ」
ルージュ ぎゃーす
ここまで来るのに流石に疲れていたのか散会することを忘れていた一行(NPCのアルヴィ含む)。良い感じにじゅーっと焼けていきます(笑
GM じゃ、開戦と行きましょうか〜
VSファイヤーフレッシュゴーレム〜もし僕に言葉が与えられるなら〜
GM こうして精強を誇ったFFGはこうして歴史の闇に消えました…同時にその残骸から…ふわっと赤い光が…
セシリア 「あ…」
GM すぅっとサラマンダーの像に吸い込まれて色が付き、がしゃんっと何かが落ちる音
クオン 「む?」
ラリー 「さて、入り口出来たみたいですね」
GM 中央の部屋に何時の間にか上へいく螺旋階段が出来ていますね
ラリー 「じゃ、あがりますか」
セシリア 「はい…」とてとてと
GM 階段を登るとそこそこ大きな部屋に出ますね。部屋の中央に魔法装置と思しき怪しげな装置があり、其れに持たれかかる様にして塩の固まりが有ります。また、部屋の隅にはゲートと思わしき魔方陣もあるね
ラリー 「あーやっぱり」
セシリア 「あ…」
クオン 「あちゃー」
マリス 「あー、やっぱりか」
アルヴィ 「俺に…任せてください…これが…一つ目の約束」アルヴィ君は塩の固まりに一礼してから魔法装置に向かいます
ラリー 「任せてみましょ」
クオン 「うん」
マリス 「ん、任せよう」
GM では任されたアルヴィ君はぽちっぽちっと装置をやや危なっかしい手つきで操作…暫くして
アルヴィ 「これで…大丈夫です…後は…後から来る魔術師ギルドの方に…お任せします」ほぅっと溜息。センスオーラすれば分かるけど塔の精霊力が徐々に正常なものに戻っていくのが分かるよ
マリス 「それまでに二つ目の約束を、果たすのかな?」
アルヴィ 「ええ、約束は…後…一つ…」 そう言って彼はぐっとリュックを背負いなおしふらふらとゲートの方へ
クオン 「?」
ラリー 「おいおい、そっちには何が…」
アルヴィ 「…」何も言わずにそのままゲートに入っていきます
セシリア そろそろとついていく
ルージュ 「…まってー、置いてかないでー」追いかけ(笑
ラリー 「ああもう、目的は何なんだか。こっちは安全も分からんのに」行くしかないよなあ
マリス 「…見届けるかな」
ルージュ 反転、クオン捕獲、連行(爆
クオン なにぃ?!
セシリア さすがルージュ
GM それでは、全員ゲートをくぐるのですね…ゲートを抜けると光がさしていて…とても…とても美しい景色だ…何時の間にか夕暮れで、太陽がその身を海に横たえようとし、昇り始めた満天の月が天空から君たちを覗く
クオン 「……」
セシリア 「…此処、何処です?」
アルヴィ 「ここの管理者専用の…一等地へのゲートだったみたいですよ…もう…10年…前だったかな…ここを始めて見つけたのは…子供ってね…大人が行っちゃダメってとこほど行きたがるんですよ」くすくす笑いつつぽつりと
マリス 「なんだか綺麗な場所だね…」
アルヴィ 「ええ、俺もそう思います。あいつは…ここが好きだった…」少し遠い目で
クオン 「あいつ?」
GM ここでアル君はするっとリュックを空けます
ルージュ 「…」
マリス 「…」
アルヴィ 「紹介します…セーレイズっていうんだ…こいつ」中には…人一人分の塩とまだ、年若い女性の顔と見て取れる…欠片
セシリア びくっとしてマリスの後ろに隠れる
マリス 「(やっぱり、か)どうも」一礼
ルージュ 「…」一礼
アルヴィ 「こいつは…この島のシスターで、異変を伝える為ってことでバイカルに来て…最後の最後に…どうして俺のとこに来たんだろう…婚約者だって…ちゃんといたのに。俺はずっと只の従兄妹で幼馴染。ここを出るまで…ずっとこいつの隣にいて愚痴とかきかされるばっかで同い年なのに兄貴分で、泣きつかれてめんどくさいことばっかりで…」愛とおしそうに塩をなぜつつ
マリス 「大丈夫、大丈夫だから」セシリアを撫で撫で
セシリア 「は、はい…」
ラリー 「でも、好きだった」
アルヴィ ラリーの言葉にふるふる首を振り…「怖いって泣いてた…怖いんだったら恋人のとこいけばいいのに…手紙で自慢してたんですよ…アルヴィなんかよりずっと格好良い人だって(苦笑」
クオン 祈りを捧げましょう
アルヴィ 「なんでわざわざ…俺のとこなんだ、あいつ…ここに来た時はもう半分以上塩になっちまっててさ…そんで…そんな段階になって…初めて俺が好きだったって…滅茶苦茶だよ」表情は西日に翳って見えない
ラリー 「(溜息)」
アルヴィ 「ごめんねって何度もいってて…俺、ハンカチで拭ってやるくらいしかできなかった…せめて、少しでも綺麗なままで塩になれる様にって」さらさらと塩を海に撒き始める
シャルロット 「…」
アルヴィ 「こんなことにならなきゃ…気づかないものってあったんですよね…俺は…そん時初めてああ俺も好きだったんだって…だから…最後にここにつれて帰ってやりたかった…これが…もう一つの約束」手にあったものは撒き終えた、丁寧に海水で手を洗う
マリス 「…本当に好きだって気持ちは、最後にまでわかんないのかもね」
アルヴィ 「そうかもしれません………すいません…きついもん見せました。先に…帰っててもらえますか」といって最後に一人一人に握手をもとめます
マリス では握手に答えます
ラリー 「ああ」握手して戻ろう
クオン 握手に答える
セシリア 「…」
GM 触れば分かる…彼の手は手袋を通してでさえ分かるほど塩が吹き出てる…まだ手の形を保っているのが不思議なくらい。彼は透明な笑みを浮かべています
クオン 「……」
セシリア 「(びくっ)…あ、あの…その…」
マリス 「いいんだよ。彼はきっと…」ぽむ
セシリア 「で、でも…」
クオン 「いいから、一人にしてやってやれ」
ルージュ 「…私たちには…貴方を救う事は…できませんか?」握手しつつ
アルヴィ 「もう十分救ってもらいましたよ…最後に…俺、こんなものくらいしか無いけど…」 そう言って君達に一輪づつ花を…「俺が、自分の研究で育てた花です。良かったらドライフラワーにでもしてください」
セシリア 「…」
ルージュ 「…判りました」受け取ろう
マリス 「ん、ありがとう…」
GM 君達にあげる花はミヤコワスレ…花言葉は…暫しのお別れ…
クオン 「さようなら、親友」
セシリア マリスに引っ付いてる
マリス 「(引っ付かれたまま手を振る)ほら、セシリアちゃんも」
セシリア こくん
GM それでは、後日談に移りますね。あの後迅速に編成してきたらしくやってきたマーファヒーラー部隊によって生き残っていた島民は救われました。一部、塩となった者達を追いかけ。同じ道を選んだ人もいましたが

アルヴィ君は…帰ってきませんでした…多分海に帰ったのでしょう…彼女と一つの永遠を分かつ為に

以上で終わりにしたいと思います。お疲れ様でした〜
一同 お疲れ様でした〜
おしまい
GMの独り言
 今回は以前RSCで行った同名のセッションを少々アレンジしてリメイクしたものです。以前はアルヴィ君との出会いは島でだったり、塔攻略ではなく洞窟探検だったりと大分違っていました。懐かしいなぁ…

○元ネタについて
 今回の大本の元ネタは『塩の街』というライト小説から取っています…少々物悲しく、綺麗なお話で割とお勧めできると思います

○ダンジョンについて
 実はこのダンジョン、GF誌別冊の『鈴吹太郎の未来』に掲載されているアリアンロッドのシナリオのダンジョンを基に作っております。オンセではだらだらと何度も戦闘したりなどはできないのでこういうメリハリの利いたネタはありがたいなぁと思い、採用させてもらいました。只、一番辛かったのはリプレイでは割愛した土の部屋のマインスイーパー…アレはオンセだとやっててかなり疲れました。もう二度とやらないと思います(笑

 とりあえずはこんな所でしょうか…特に思い至るとこも無いし今回はこのあたりで失礼したいと思います。それでは〜
戻る